ジジのためいき

田舎の小さな家の日々のできごと。

じゃこめし

2008年08月29日 | 料理
料理というカテゴリに入れられないくらい簡単なじゃこめし。
食欲の落ちた夏場には最適かも。
シソの葉、じゃこ、しば漬け、ミョウガを混ぜるだけ。
 

褒めるは人のためならず

2008年08月26日 | 感想
 先日新聞で興味深い記事を読んだ。
とてもためになる話だから忘れないように記録しておかなくちゃ。
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【朝日新聞朝刊より抜粋】
「常識ずらしの心理学」立命館大学教授 サトウタツヤ著
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 私たちの行動は外界との相互交渉によって成り立っている。だから身体の中に何かがあって自分を動かしていると仮定するよりも、自分の振る舞いを変える方策を考える方が有益である。特に重要なことは、自分の行動が他者にとっての環境となって、その行動に影響を与えていると自覚することである。
 たとえば、自分の能力や仕事が正当に評価されていない、という悩みを持つ人は多い。
 自分の能力が低いからだとか、自分の周りには私を正当に評価できる人がいないからだと嘆くかもしれない。だが、ここで逆転の発想が必要だ。

まず、自分が人を褒めているのか、人を励ます「心体」になっているか「観測」してみよう。
 いつの時代でも人は他人の悪口や批評は上手だが褒めることは少ない。自分を含め誰もが皆を批判しているのだから、自分が評価されないのも当然だ。そうした負の連鎖を断ち切るには、まず自分から人の良さを見つけて褒めることである。
 誰かの良さを見つけることでその相手は自信を持つ。自信のある人は他人の足を引っ張るようなことはせずに、他者の良さを引き出してくれる。つまり、自分が他者を評価することは自分の良さを引き出す環境作りとなり、結果として自分も評価されるようになり、さらに伸びるのだ。
 筆者は大学の授業で「ほめほめシート」を用いて他の学生たちの良い点を指摘しあうようにしている。最初はほめ方が分からなくて戸惑うこともあるが、やがて良いところを見いだせるようになる。 
 単に「よかった」などといって褒めるのではなく、具体的な行動などのうちから良いところを指摘することはお互いを成長させる。
 社会は世知辛く、競争主義であり褒めあったりしないし、甘い理想主義だと言われることも多い。だが、これは理想だというわけでなく、身体の内部に能力のようなものを仮定する考え方に対する異議申し立てであり、その実践なのである。
 職場や家庭でも、ほめ方を育てる方法を試してほしい。自分が評価されないと悩むより、まず他人の良さを認めることである。