ジジのためいき

田舎の小さな家の日々のできごと。

台風21号

2004年09月29日 | 季節
 今年8回目の台風上陸。
 幸い、私が住んでいる地域に災害はなかったけれど、沿岸部では高潮被害が多数出ているとか。前回の台風で床上浸水の被害にあった家は、畳を新しくしたり床の張り替えをしたばかりだというのに。。。
 高齢の一人暮らしの人は、どんなに心細い思いをしていることだろう。

 今日、市役所へ障害者手帳をもらいに行った。「両股関節機能の著しい障害」ということで、身体障害者等級の4級第2種に認定された。これで正真正銘の身体障害者となったわけだ。
 20年前、障害者グループのボランティアをしていたことがある。今度はボランティアを受ける側になった。いつかは来ると覚悟をしていたけれど、現実になってみると、さすがにつらい。
 でも、手術すれば、いままでより元気に歩けるようになるんだから、手術と術後のリハビリを頑張って、また何か新しいことに挑戦しょうと思う。

超カンタン!ウィークトレードでラクして儲ける投資法

2004年09月25日 | Weblog
 「私はこうして1千万円稼いだ」
 な~んていう刺激的なキャッチコピーにつられて買ってしまった株の本。
 んなわけないだろう、と疑いつつ、読み進めている。疑うくらいなら買わなきゃいいと思うかもしれない。しかし、一応読んでみないと、どれくらい眉唾なのか分からないではないか。
 確かに書いてあるとおりに実行できたら儲かるだろうな、とは思う。だけど、カブなんてギャンブルと同じ性質のものだから、うっかりはまってしまったら泥沼から抜け出せないんじゃないだろうか。
 と言いつつ、最後まで読んでみることにする。感想はまた後日。

教訓

2004年09月22日 | Weblog
 Yさんに事務の引き継ぎをするため、7月から9月までの3ヶ月分の会計の整理をする。
 なかなか数字が合わず、イライラしているとこへY子から電話。近くに新しくできた喫茶店へ行こうと誘われる。

 その喫茶店は、広い通りからほんの数メートルの所にあるのにもかかわらず進入路がなく、ぐるりと迂回して反対側の道路から、2.3軒の民家の前を通ってやっと目的地へたどり着く、という不便なところにあった。看板も目立たず、店主が趣味でやっているような小さな店で、入り口のショーウインドウにコーヒーカップや皿など、陶芸家の作品がディスプレーしてある。
 辺鄙な場所にあるわりにどうってこともない平凡なインテリアだし、モーニングセットも普通っぽい。
 どうしてこんなところに喫茶店を開いたのだろう、としばし考える。なぜ私がこんなことにこだわるかというと、この店の経営者がかつて私の友人だったことがあるからだ。
 10年前、彼女とは親友だった。
 私が家庭の悩みを抱えていたころ、彼女が経営していた雑貨店で一年半くらいアルバイトをしていたことがある。辞めた理由はいろいろあるが、思い出しても恥ずかしいくらい私がわがままだった。
 あれ以来彼女とは絶交している。本来なら合わす顔がない、のだけれど、少々後ろめたい思いを抱きながら入る。が、しかし彼女はいなかった。もしいたら、絶交を解消するきっかけになっただろうか? 今となっては分からない。でもたぶん、もう二度とあの店には行かないと思う。若気の過ちは、思い出すだけでも身震いするほど恥ずかしい。

島田雅彦彼岸百貨店

2004年09月19日 | 感想
 『日本に暮らす人々は主婦であれ、老人であれ、子供であれ、日々退屈をやり過ごす知恵を絞っている。日記や短歌、俳句は退屈を極まる日々の移ろいを個人の方言や5・7の韻律に託して記録するジャンルだし、料理や生け花、茶道、園芸もまた、家政をスノビズムで装飾したアートであり、退屈を紛らす素養といえる。それこそ千年前に宮廷の女官たちによって書かれた随筆を読んでも、日本人はよほど退屈し続けてきたのだとつくづく思う。』島田雅彦彼岸百貨店より引用

にわか遍路はお経がヘタ

2004年09月18日 | 感想


 我が家の近くに四国88カ所巡りの遍路道が通っている。そのせいか、お遍路さんが時々道を間違えて、家の横の細道に迷い込んでくることがある。
 ついでなのか、わざわざなのか分からないけれど、たまに托鉢に寄る。拙いお経なので素人のお遍路さんだとすぐ分かる。昔のお遍路さんは、本職のお坊さんにまけないくらいお経が上手だったような気がする。
 にわか遍路はお経がヘタである。
 でも、せっかくお経をあげてもらったので、いただきもののミカン5個と500円玉を差し上げる。心の中でお遍路さんの道中の無事を祈る。

彼岸花

2004年09月17日 | 季節
   

 まだ彼岸まで間があるというのに、我が家の玄関前の田んぼの畦にはすでに彼岸花が満開。
 これほど季節がずれてきているのなら、日本古来からある「こよみ」を作り直さなければいけないのではないだろうか。

ついに手術を決心

2004年09月13日 | 健康
 8時30分の予約だったので、8時に病院へ行く。
 医師から再度、手術する意志があるかどうか確認される。手術すると決めたからには、一日でも早くお願いしたいと伝える。
 入院に必要な手続きを行い、血液検査をしてから市役所へ書類(厚生医療の医学的判定と身体障害者認定の申請書)を持って行く。

とんぼ玉

2004年09月11日 | goods


 手織り教室のYさんから「とんぼ玉作品展」に誘われる。
 午前8時30分、同じ教室へ通っているMさんも誘い、近所のスーパーの駐車場で待ち合わせ、Yさんの車で徳島へ。お互いにほとんど知らない相手なので、少々緊張気味。でも、共通の趣味があるので、話題が盛り上がりすぐにうち解ける。
 やっぱりMさんを誘ってよかったと思う。
 ブルーのガラスに金属の渦巻きを施したチョーカーを買う。白いシャツに良く合う。とっても素敵。

蛇にピアス

2004年09月09日 | 読書


 体も心もすごく痛々しい。主人公のルイは、これでもか、というくらい自分を痛めつける。舌にピアスをして、その穴を徐々に広げていく。背中に龍と麒麟の入れ墨をする。体を改造することによって自分を変えたいと願っているかのように。

蹴りたい背中

2004年09月08日 | Weblog


 某文芸サイトで話題になっていた作品。
 話題が盛り上がっていたときはまだ読んでいなかったし、年代が違いすぎるので、たぶん読んでも面白くないだろうという予感があって本を買わなかった。だけど、なぜかずっと気になっていて、ついにアマゾンで購入。
 クラスに居場所が見つけられないハツとにな川。2人は似ているようでぜんぜん似ていない。共通しているのは、クラスメイトから浮いた存在であるということ。
 恋愛なのか友情なのかはっきりしない2人の関係。ハツのにな川に対する思いが「蹴りたい背中」というタイトルに顕れている。