Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

鳥井弘文さんと「紙の哀愁」

2014年12月12日 | 友人・知人

このブログで何度か取り上げさせてもらっている、山形地域おこし隊の田口比呂貴さん、そして彼が紹介してくれたMATCHAの創設者の青木優さん、MATCHAの元編集長の鳥井弘文さんの3人に関しては、彼らのブログを覗いたり、時々メールを交わしたり、(鳥井さん以外の二人は)直接お会いしたり、と、なんとなく今も繋がらせていただいています。 

三人三様、人間観察としても面白いし、そしてまた、叔母が甥たちを見守るような気分でもあります。 

ブログは毎日読むわけではありませんが、時々読むだけでも、彼らの活躍ぶりがわかったり、それから発見、学ばせてもらったり。 

とはいえ、このなかの鳥井さんのブログ(『隠居系男子』)、情報ものが多いことはよいとしても、更新頻度が高いことが関係するのか、他人の見解で語るものが多かったり、何か、仲間の眼や受けを狙って書いているようなものも時々見受けられたりで、正直に言うと私には、読んで批判的になってしまうものもあるのです。 

それは、私が50代であること、オリジナル性を求めること、そしてまた、言葉にうるさいことがあってのことですが、たぶんそれとは別に、(メールを通じて感じる)彼の本来の良さが出ていなくて、もったいないな・・・と思う気持ちもあって。 

さて、その「彼らしさ」とはなにか。 

私が感じている彼らしさは一言でいうと、「繊細さ」。これは悪くいえば、「神経質」にもなるのですが、彼が自分の言葉100%、そして素直な気持ちで書くものは、光っている気がします。 

今日の彼の記事も、その一つです。 

隠居系男子
相手の拠点を訪ねてみるということ
http://inkyodanshi21.com/japan/tokyo/5952/#more-5952 

これは、 

「神保町周辺に行くたびに「このあたりにオフィスを構えていれば、そりゃ電子化やネット化にためらうのも無理ないなぁ」って思う。それぐらいあの街は紙の哀愁が漂っていてかっこいいし、風情がある。」 

という彼のtwitterでのつぶやきから始まります。

本好きならば、大抵の人は「紙の本」の魅力は感じていると思いますが、「紙の哀愁」と、言葉にすることはできません。

デジタルブックになじみ、それを書きもしている彼だからこそ、「哀愁」を感じられたのでしょう。

デジタル時代にも、詩人は絶滅せず・・・ですね。

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