吾妻鏡にも登場する流鏑馬

毎年恒例の逗子海岸流鏑馬が、昨日行われました。
海岸での流鏑馬が珍しがられ市内外からたくさんのギャラリーを集めていますが奇をてらっているわけではなく、ちゃんと由来があるのだ
「吾妻鏡」にある、正治2年（1199年）源頼家が小壺の海辺で弓馬の達人を集めて笠懸を射させたという記述に則っているのです。

「吾妻鏡」にはこの他にも逗子がたびたび登場しているんですよ。それは次のような内容です。
源頼家が小坪に遊覧に来た際に、家来の朝比奈義秀に水練の技を披露するように命じたところ、義秀は海に潜って鮫を三匹生け捕りした
源頼朝が田越川のほとりを逍遥していた
岩殿寺に源氏の三代の将軍たちや北条一族がよく参拝した
逗子は鎌倉の隣で武家の古都の端っこを担っていたのでありました。