中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

痛ましいことと、責任の在りか、、、

2016-03-24 17:48:06 | Weblog
3.11の津波時の避難誘導に関して判決が出た!

新聞には判決骨子より載っていなかったので、地裁の裁判官の真意は判り兼ねるが、どうにも釈然としない、、、さし障りもあろうから、私の経験のみを書こう、、、

チリ沖地震の津波は、私が高校生の時に日本まで押し寄せて来た。
この時、ハワイにある関係機関からの速報を、日本の専門家は「、、、そんなことはあり得ない!サーフィンをやるような大波が発生するところだから、、、」と、信じなかったそうな、、、

現在、相模原に住んでいる親しい友人は、今では函館の観光地となっているベイエリアの倉庫の2階に住んでいた。親御さんの稼業が、倉庫の管理人だったからである。その彼が、学校を休んだので、担任の教師から「、、、君らは仲が好いので見舞いに行って様子を見て来るように!」と。
、、、で、行ってみると「やぁー、よく来てくれたね! ここの印が1回目(胸の高さまであった)、ここが2回目、、、」、「、、、津波の前にね、港が空っぽになって赤防波堤の根っこまで見えた、、、」(赤防波堤:赤灯台のある沖防波堤)

3.11の折に見舞いの電話をし、かっての津波の話をしたところ「、、、そう言えばそんなこともあったねぇー、、、」
一方で、津波を肌で体験していない自分だが、潮位線の生き物にも注意して、何がしか仕事に役立てて来た積りである。

大人に従った子らは痛ましいが、はたして大人は万能なのだろうか?
その大人だって、昔との比較で言えば”何不自由ない時代に育っている”のだから、、、先人の教えを都合よく忘れ去り、、、も、して、、、

原発の事故は明らかな人災であるが、津波による人的な被害には、”やり切れなさ、、、”だけが残る!
思い出、感傷、実務、、、難しい問題ではあるが、、、







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 卒業式二題、、、 | トップ | 北海道新幹線開通した、、、 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事