中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

足を向けて寝ているが、、、

2009-03-01 10:00:56 | Weblog
私が20代の頃だからほぼ40年も前となるのだが、道東に位置する人口が5万人にも満たない地方都市で勤務した事がある。

この頃、アーチェリーに興味を持った。練習は、下宿の庭に古畳を立て掛けて一人黙々とであった。
ある日のこと、突然だが来訪者が訪れて来て、「自分も始めたいと言う」。そこから事が始まるのだが、彼は地元の人間であり当然だが地縁がある。結果として輪が広がり、間もなく愛好者も20名近くとなった。

その頃、これまた突然なのだが、市の土木部長が会いたいとする連絡があった。
若僧が訪れると、「計画している市の総合運動場の一角に土地があるのだが、射場はどの位あれば良いか?、市の体協に加盟すると補助金も貰えるよ、等々」の、貴重なアドバイスを頂いた。
即、アーチェリー協会の設立、射場の設計に取り掛かった事は言うまでも無い。

色々なご縁で、土木部長とお話が出来たことは想像に難くないのだが、それにしても嬉しかった。
そしてこのことが、私の人生観に大きな影響を与えてくれたのだ。「齢を重ねたら、若い人の役に立つように努力しよう」と。

この地方都市には、未だ直接的な恩返しをしていないのだが、私を育ててくれた思い出の多い都市でもある。我が家の間取りの都合で、足を向けて寝てはいるが、、、

コメント
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