Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

死刑

2007-02-22 07:40:28 | 死・自死
昨日の一般A紙のトップで記事になっていたので、
再考された方も多いのではないでしょうか。
自分もその一人です。

「死刑」

まず、自分は死刑については反対です。

死刑判決を受ける犯罪が、
殺人であること。
その犯人に死刑を執行してしまったら、
その時点で死刑囚と違いが無くなってしまう。
それこそ「目には目を」ということになってしまい、
「人を殺したから殺していい」ではその時点で、
殺人を犯した人と同等になってしまう。

それから、
世の中から冤罪というものが無くならない限り、
どんなに捜査を尽くし、覆し難い証拠があったとしても、
人が人を殺してはいけないと思う。

死刑判決に限らず、
事実、冤罪は存在し続けている。

人間は絶対ではない。
間違いも犯す。
感情にも流される。
理性を失う瞬間もある。
それだからこそ、人間。

被告側も人間だ。
間違いも犯す。
場の空気に流される。
圧力を受ければ、どうでもいいと捨て鉢になり、
虚偽を真実と思い込むこともある。
弱い弱い人間だから。

凶悪犯罪が増えているのも事実だろう。
被害者の感情を汲むことを忘れるワケにはいかない。
しかし、被害者だって、
万が一間違った犯人が死刑判決を受け、
死刑執行されてしまっては、
それでは気は安らがないだろう。

自分の愛する人を殺されて、
殺した人も死刑になり、
自分より先に故人と冥界で再会されてしまっては、
それは何より不快だろう。

死刑は反対です。
刑期短縮を絶対認めない終身刑を最高刑とするべきだと。