Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

悲しさと、人恋しさと

2007-02-07 07:38:04 | 言葉・本
 日曜の夕方など沈みきった気分でいると、ときに陽気な手風琴弾きが、ハイランド・マーチなどを奏しながら流して行くのが、奥の寝室の窓から聞えてくることがある。それにまた元気な若者や、笑いさざめく物売りの娘たちが、一緒に和してついて行くのである。そうした元気な騒ぎが、わたしの不幸に対して無慈悲なほど無関心なように思えて悲しいのだが、そのくせ、しだいに遠く消えて行ってしまうと、こんどは逆にいつまでも聞いていたいような気になるのだった。

チャップリン自伝(上) ― 若き日々
Charles Chaplin

痛いほど分かる、こういう感じ。
チャップリンほどの苦労はしてないとしても.....