Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『グアンタナモ、僕達が見た真実』

2007-02-08 07:26:54 | 映画 「う段」
実話だよ。
中東を民主化するとかエラソーな事言ってる国の人たちの悪事。

『グアンタナモ、僕達が見た真実』  2006年
原題 : THE ROAD TO GUANTANAMO
監督 : Michael Winterbottom

彼らは、どうしてあんな屈辱的な日々を乗り越えることができたのだろう。
彼らこそ、強い人間なんだろう。
彼らの言葉を聞いていると、米兵なんて仔犬が強がって大声で吠えているだけに見えてくる。
彼らの言葉を聞いていると、海兵隊のヤツらの弱さが際立って見える。

一人が言った。
「以前より戒律を守るようになった。前はいい加減だったけど」
そりゃそうさ、どこにでもいるありきたりの若者だったのだから。

一人が言った。
「世の中の見方が完全に変わってしまった。世界はそんなにいいところではないと.....」
そりゃそうさ、ありきたりの人間だったからこそ、そう思ってしまうさ。

一人が言った。
「今になれば、あれはあれで経験だったと思える。」
友人を失ってこそなお、そう言える彼は、すでにどこにでもいるようなありきたりの人間ではなく、人として、自分などより遥か高見にいるのだろう。


アメリカ合衆国のB氏は、最後まで自分が悪かったと言う事は無いのだろうか。

この作品は、彼らの証言を間に挿みながら、ドキュメンタリータッチで描かれている。
日々のニュースと比べてみても、誰が本当の事を語っているのか一目瞭然だ。
米国のB氏や英国のB氏や日本のA氏も観たらいい。名作だよ。
国連総会で上映会したらいい。名作だもの。