猫人雑記

「あたしのにゃにゃにゃにゃんな毎日」
マレーシアからの帰国子女3匹+1匹+人間たちの徒然

海外に住んでいると....

2005-11-11 | パブリックコメント
ジジのおへその白毛~、初公開!!...ジジ、ごめん! でも、こんなお腹もハハは大好きなのじゃぁ~!

海外に住んでいると、時々、今の日本の色んなことがわからなくなることがあるの。

ネット環境に自分を置いて身近に感じてはいるけれど、やはり等身大でないことが多いのかな。

『パブリック・コメント』 の〆切が間近となり、焦り気味です
そんな中、あれこれ考えていると、今の日本の犬や猫との暮らし振りやペット事情などが遠のきつつある自分にふと気がついたの。

例えばね、
保健所に持ち込まれた犬や猫たちが、殺されてしまうことは多くの人が知っていること、よね
知らなかったりするのかしら?

昔の子(あたし)は小学生だって、当たり前のように知っていた。

(それにそれに、あの頃は狂犬病予防接種は当たり前だったから、同時に手続きが出来る市への登録も誰もがしていたと思うのだけれど。)

保健所で何日か過ごしたら殺されてしまうのだけれど、
それが『ガス殺』で、凄く凄く苦しくて、もがき苦しみながら死んでいくということは、
誰もが知っていることかしら?

決して 『安楽死』ではない ということを知っているのかしら?
人間の手によって、罪なんてあるはずもない犬や猫が、ガスで苦しみながら死んでいくことを。
そこは公共の施設であり、私達の税金によって、毎日のように行われているなんて、好き好んで知ろうとする人はいないのかもしれないけれど...。

最近知ったことだけれど、
世界広しといえど、ペットとして飼われていた犬や猫を行政が引き取るというのは、日本だけだそう。
海外では、危険と思われる野犬を捕獲する事はあっても、飼い主が保健所に連れてくるというのは、日本だけだって。

また、
最近では、ちらほらと一般のあたしたちの身近でも聞かれるようになってきた遺伝性疾患。
これに関しても、この先もっと多くのところから聞こえてくると思うの。
ショップで購入後、股関節脱臼等の病気が判明。
これらの病気は、遺伝性なものも多く、専門的な知識のない人間による繁殖が、いかに恐ろしいことなのかを物語っていると思うの。
命の生と死に、安易に携わってはいけないということではないだろか? とかとか...。

少なくとも、犬や猫と暮らしている人には知っていてもらいたいことたくさんだわぁ~

今回の法改正、パブコメの考案には、これらのことが含まれているの。

犬や猫のことに関すること、そして、あたしたち飼い主に関することが決められています。だから、あたしたちの生活にすごく身近な法律なのよ。

あたしもそうだけれど、なかなか一般人の目に触れることのないのが『法律』なのかもしれないけれど、
こんな法律があるんだ! って心に留めておいて欲しいの。
法律って聞くと、つい避けたくもなるよね。
でもね、あたしはジジたちと一緒に、家族揃って日本に帰り、日本の家でジジたちともう1度一緒に暮らしたいの。
そのためには、法律とは切っても切れない間柄なのよ

検疫制度の事はさて置きでも、
『動物愛護管理法』 というのがあって、それによって、犬や猫の繁殖、販売、飼育、保護や処分などのことが決められていて、あたしたちにとって、とても身近な法律なんだという事を知ってください。

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6 コメント

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共に生きるということ (フォレスト)
2005-11-11 22:36:52
犬猫と一緒に暮らす人間はもとより、暮らすことのないご近所の人達だって、必ず関係してくることなの。それが例え苦情であってもね。

みんな、彼らと共に生きるということをそれぞれの立場で考えられるはずなんだよね。



遺伝性疾患。

いま日本の多くのショップでは、まったく無視して語らないか、その犬の持つ生来の性分みたいに語られてしまう。

実験動物の是非はまた別の機会にするとして、それらの中にはわざと病気の遺伝子を継体させて作り出す個体もあるんです。ということは、限りなく遺伝性疾患のない個体を作ることもできるということです。

遺伝性疾患が増える一方であるということは、そのことをまったく無視して繁殖が行われている証拠。人が人間と暮らしやすいように作りだした犬が、今私達の傍らにいるはずなのに何故遺伝性疾患が野放図なのかな?



保健所での殺処分にかかる経費を、避妊去勢の助成にまわすことができたなら・・・よっぽど人道的だと思いますよね。
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先は長いけれど..... (里々★フォレストさんへ)
2005-11-12 18:00:01
動物愛護管理法考案、改めて読むと、色んな個所でつっかかるね まいったまいった



今回はどこに絞り込むか!! といったとこでしょうか?



すごく身近なことなんだよね、難しく書いているけれど。



ドイツでは、早い時期に母犬から引き離すことがいかに仔犬の健康に危害を与える危険が高いか、みなだいたい知ってるらしいね。



みなが...ってことは、常識なのかな?

仔犬、仔猫の販売が主流の日本では考えられないことですね。

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生体販売禁止!! (frauyamada)
2005-11-16 06:27:46
リリさんの記事本当に考えさせられました!!

いったい自分は何ができるのかなと思います。



ドイツの母犬から仔犬を離すタイミングに

ついては、法律で8週間以降と決められて

いて、小学生も知っていること。



動物への知識は、日本の大人顔負けです。



そもそも、ドイツでは生体販売が禁止されて

いるのわけで、日本もそうなる日が来るのでしょうか??

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フランスのペット事情 (光@リヨン気まま倶楽部)
2005-11-16 19:54:43
 里々さん、わざわざコメント投稿ありがとうございました!



 こちらのペット事情ですが、フランスは、ペットについては日本よりもオープンに感じます。以前のエントリーでも触れたように、ペット宿泊可のホテルも多く、住宅は法令上原則として「ペット禁止にしてはいけない」と、日本とは逆になっています(実際にもペット禁止というところは少ない)。フランスに限らず、欧州人は一般的にペットに寛容ですね。もっとも、イタリアのように、動物愛護が進みすぎて(?)、金魚を金魚蜂に入れたり、動物を屋外にむけたケージに陳列したり、犬を1日3回以上散歩に連れて行かないと刑事罰を受けるというようなところもありますが・・・(私自身は、動物愛護は中庸がいいと思っているので、イタリアのような制度はちょっと行きすぎに思えます)。



 また、これはフランスが畜産大国であるためもありますが、日本と比べて獣医師の社会的地位が高いです(医者と同じレベル?)。写真の獣医病院は我が家の近くのところで個人経営ですが、先生は心から動物が好きな方で、診察中もそれがよく伝わってきます。



 また進展があったら報告させて下さい!



 それでは。
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日本はおそらくまだまだではないかと.... (里々★frauyamadaさんへ)
2005-11-17 18:40:14
ドイツでは子供でも知っていることを、日本では大人も知りません。

今回の法改正のパブリック・コメントの成果?がどのようにでることやら...

おそらくまだそこまで到達はしないような気がしています。



あたしにできること、一市民(今は違うけれど)の声を届け続けたいです。



どのくらい前からかしら?

日本でも、ペットショップに行くのが辛くて、辛くて

1度ね、ペットショップの店員が、うさぎの死体を新聞紙でくるんでいるところを、幼い娘と目撃してしまったの。

それ以来かな...、今思うと。

売れなくなってどんどん安値になっていく仔が気になって仕方なくなったりね。

知人のブログで知った、レンタルドッグしかり。

犬のための条例になる日は来るのかなぁ.....。



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フランス~ (里々★光@リヨン気まま倶楽部さんへ)
2005-11-17 19:00:56
フランス事情ありがとうございます。

暴動で大変そうですが、日々の生活は大丈夫ですか?



フランスの条例もドイツの条例のように、やはり犬のためのものであるのでしょうね。

日本のものとはまるで正反対!!

厳しいものではあるけれど、当たり前のようにうけとめているんですよね?

欧州は逆に厳しすぎたりする面もあるのでしょうが、

あまりにも販売等にゆるすぎる日本の条例は少しは刺激を受けてもらいたいと思うところですが、、、どうでしょうか?

どの程度がベストであるかも、難しいですね



獣医師の社会的レベルが高いというフランス

これまた、初めて知りました。

獣医師の社会的レベルですかぁ.....

日本の獣医師の中には、心無いペットショップと一緒に悪い事をしている人もいるそうで....

そんなことは、フランスの獣医師では考えられないですか
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