ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

Di Giorgioと7弦

2015-05-15 10:51:50 | 弦楽器

こんにちは、サンバタウン店主・ゼジです。

(顔上げ、拍手促す。収まるのを待ち)

いえ、ワタシはスピーチにカンペなど使いません。ええ、使いませんとも。

さて。

ぜじろぐに弦楽器ネタをアップするのなんてマジ何ヶ月ぶりでしょう。と思って検索かけてみたらなんと2年近くもブランクがぽっかりと。なんたるっ。なーんたるっ。

ハア、ホントこの2年、ワタシ何やってたんでしょうね・・・。

気を取り直して(コホン)まいりましょう。
今回は久々にDi Giorgioヴィオラォンの話題。それもヴィンテージモデル。おまけに7弦という。
正直「誰が弾くんだ?」と思わないでもありませんが、ああ日本のどこかに/私を待ってる人がいる、と百恵ちゃんではありませんが、四十七都道府県のどこかに、こういうのをお探しだった方がいらっしゃるといいなあ、なんて思ったりします。

モノはもちろん中古ですが、35年前のギターとは思えないほど状態は良好です。個人的に気になるところといえば、表板のラッカー塗装が経年により細かな内部クラックを起こしている(表面ヒビまでには至っておりません)ところですが、年数を考えればこれは致し方ありませんし、見た目の問題という話ですので、ヴィンテージギターに慣れておられる方でしたらノープロブレムなレベルかと思います。ネックの形状は、現行Di Giorgioモデルで採用されている扁平ネックほど薄くはありませんが、かといって当時のブラジル製ギターによく見られるごんぶとネックというわけでもなく、ごくスタンダードなクラシックギターのタイプとなっております。もちろんネック反りもなく、とても良い状態を保っています。

音はDi Giorgioならではのバランスのとれたまろやかな弾き心地。コードハーモニーの気持ち良さはさすがDGヴィンテージという印象ですが、新品のギター(後継モデルであるClassico 38 7Cordas)とは音のまとまり感が違います。年月を重ねるというのは、やはりそれなりの価値があるのだなあと改めて思う次第です。

スペックや価格は以下の通りです。

機種名:BEL SOM No.36 7Cordas
製作年:1980年
表板:スプルースまたは松単板(詳細不明)
側底板:ハカランダ合板(3PLY)
ネック:レッドシーダー
指板:パウ・フェーホ(テツノキ)
弦長:640mm
ナット幅:55mm
ペグ:金属シャフト、クロムフィニッシュ
PU:あり(パッシブPU、コンタクトタイプ後付け)
  ※ラインで音を出す際はプリアンプかDIが必要です
その他:
 ①ブリッジ部にテンション強化のための牛骨アダプターを
  装着しています(弦長645mm相当)。ソフトなテンションを
  好まれる方はアダプターを外した状態にして弦を張り替えて下さい
 ②ゼロフレット仕様
キズ・汚れ・不具合等:
 ①表板ラッカー塗装内部に細かいクラックあり(表面割れには至っていません)
 ②サイド面に5mmほどのタバコが原因と思われる円状の焼け焦げ跡あり
 ③ネック8FL・第1弦側に擦りキズあり
希望販売価格:194,400円(税・送料込)












ご興味のある方はぜひサンバタウン(info@sambatown.jp)までお問い合わせ下さいませ。店舗でのご試奏についても大歓迎ですので、ご遠慮なくお尋ね下さい。
※お電話(052-485-8199)は店舗不在がちのため現在つながりにくくなっております。何卒ご容赦のほど・・・。

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