ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

サンパウロサンパウロサンパウロサンパウロ

2010-03-11 10:46:33 | 日記

帰国日まで伸ばしきれるでしょうかこのタイトル。

さて、相変わらず体力消耗との闘いを余儀なくされている、学習能力が著しく欠如したサンバタウンですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
あのね、もうホントにね、終始元気にブラジルを満喫したいんだったら予定は一日一件だけにしといた方がいいです。ブラジルという国はマジで何が起こるかわかりません(そこがいいんだけどね)。突然予定がキャンセルされたり、代わりに別のところからコンタクトが入ったり、思わぬことで面白い出来事に遭遇したりしますから、今回も含めワタシの如く、到着日・帰国日を含めてもわずか5日という期間に10も20も案件ねじ込んだらいかん。ていうか今なら言えます。無理!

こちらではパウリスタ達が日本の寒波について「大変だねー」と声をかけてくれますが、え、そうなんスか?出発したときはそうでもなかったんだけどなあ。というわけで、ブラジル人が知ってるのに当の日本人が知らないという奇妙な逆転現象が起こっております。

昨夜(9日)はサンパウロを代表するヴィオロニスタ、アレサンドロ・ペネージ(一般的にはこう発音するのだそうです)の出演するプレイスポット Ó do Borogodó(オー・ド・ボロゴドー)へ単身乗り込みました。


(イカす雰囲気)

ホーダ・ヂ・ショーロと聞いておりましたが、ほぼ完全に居酒屋バールのショウ。もしやと思っておりましたが、やはり相方的存在の7弦弾きのおっちゃん、ゼー・バルベイロも登場。


(このデュオ、要チェックですぞ!)

ここでアレサンドロのアルバムを買わせてもらうことになっていたのですが、直接製作元の人物~風采の上がらないレニーニみたいな感じの男(失礼)~がCDカートンを持って現れました。その男とは、なんとマウリシオ・カヒーリョの息子ジョアキンくんのPadrinho(名付け親)ことカプーショその人でした。一発で意気投合、アレサンドロが下戸なのがわかったため、お土産に持ってきた純米酒 六根浄はカプーショの許に。

本場のバールでのショウがどんなに素晴らしいものか、恥ずかしながら今回ようやく体験できた気がします。やはりこういう所で場数を踏んだミュージシャンは強い。どんなにPAが劣悪でも、最後は観客を引き込んで踊らせる(ショーロでだぞ!)、これはもう本当に凄かった。いつの間にかサンパウロきってのパーカッショニスト・ドグラス君も加わっての強力なリズムで、フロアはダンスパーティ状態。圧巻。

アレサンドロとのコンタクトから始まったこうしたご縁も、きっと何かのお導きなのかもしれません。
呼びたいですね、日本。

余談ながら、帽子かぶってうろちょろ写真撮ってるブラジル音楽好きの日本人がよほど珍しいと見えたか、アナ・カロリーナのセクシー版みたいなお姉ちゃんが結構かまってくれて、アラフォー男は少し(ていうかかなり)いい気分でその場を辞したのであります。帰りのタクシーのおっちゃんがドナ・サマー、じゃなかった、ドナ・イナーが最高だという話でこれまた大いに盛り上がりましたとさ。めでたしめでたし。


(ポルトガル語をかじってて良かったなあとつくづく思う瞬間ではあります)

さて。


(ちょっと簡素すぎるけど、なかなかイケる朝食。でもこれでR$7はちょっと高いぞ)

今日の午前中はいろんな事務手配の確認作業に明け暮れ、午後からお友達のヨーコさんと合流、お昼をご馳走になった上、マウリシオに送る荷物の手配のことで大変お世話になりました。ありがとうございます!
あ、この荷物の中に純米酒 六根浄、入ってます。当然。話のネタに石垣の強烈泡盛「白百合」も同梱。反応が楽しみですわい。

その流れでそのままIrmãos Vitale社へ。ここで楽譜教材の調達をば。


(ブラジルで楽譜といえばココらしい)

アコースティックものとメタル系の商品と混在した仕入れっぷりに、店員のニイちゃんから「お前、これどういう内容かわかった上で選んでるんか?」と言われました。ショーロ布教とBrasil Metal Unionの道を両立させていくのはなかなかに大変なものがあります。

実は昨夜の大はしゃぎのツケがたたったか、朝からちょっとノドの痛みを覚えていたのですが、もうこの頃になると目がしぱしぱしてきて体力の限界状態。RPGの世界でいくと完全にHPは赤色表示です。ここはひとまずホテルに退却。

今週のサンパウロは気温25~30度の好天が続いており、毎日汗びっしょりです。シャワーを浴びるだけでも体調回復に役立ってくれるのがわかりますね。しばらくベッドに横になり、ちょっぴり仮眠。
起きたら少し元気が戻ったので、また性懲りもなく夜のパウリスタ大通りに出撃し、CD/DVD漁りを少々。まずまずの戦果。しかしラッシュ時のサンパウロは道路も地下鉄も強烈だ。

今夜はひたすら休養に努めます。せっかくヨーコさんから教えてもらったパウロ・ヴァンゾリーニのショウ(まだ現役かよ!)も断念。いよいよ明日に迫った大一番に備え、どうせ神経が昂ぶってまんじりともできないと思いますが、なんとか持ちこたえたいものです。


(これも惜しい、惜しすぎる。ワタシの帰国と入れ違いだよ・・・。でも地図で調べたらサンパウロ市から300km近く離れた場所なんで、ま、どのみち無理だったか)

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