ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

愛すべきおいちゃん

2010-04-14 23:01:00 | 日記

ドーシス・カリオカスのひとつ前に自分がPAを担当(名古屋のみ)したのが、アルゼンチンからやってきた宵っ張りのおいちゃん、アグスティン・ペレイラ・ルセーナ。
3/21(日)と26(金)、おなじみCafé Dufiでのライヴでしたが、この時の音響こそレコーダーに記録しておきたかったと我ながら思わせるもので、70年代音楽のあの空気感を醸すことに見事というか単なる偶然というか、まあとにかく成功したわけなんであります。たぶん。
ちなみにこの時のギターはライン引きに加え、コンデンサマイクでエア拾いという2chミキシングがかなりハマってくれました。

フタを開けてみれば、ライヴは各会場(ワークショップを除き)いずれもソールドアウト。東京青山・プラッサオンゼに至っては数十人ものお客さんに予約締め切りのお詫びをしなければならず、それでもなお一縷の望みをかけて当日キャンセル待ちで店に足を運ばれた方もいたと聞きます。
招聘元の西村秀人/雅世さん、実に素晴らしい仕事をされました。本当にお疲れさまです。
アグスティンも日本での日々を楽しみに楽しみ倒し、お弟子さんのベト・カレッティより元気に(日本滞在時はかえって生活リズムが規則正しくなり体調がすこぶる良かったとか)母国へ帰られたそうです。

個人的に一番気に入っているエピソードをひとつ。
アグスティン、PAリバーヴにはかなりのこだわりを見せ、結局日本についてから自分用のリバーヴエフェクター(BOSSのフットペダル式のアレね)を購入・・・したはいいものの、ケーブルの繋ぎ方・操作方法もおっかなびっくり。
それでもどうにかこうにかセッティングし終えた時のアグスティンの一言。

「よおし、これでベト・カレッティへの第一歩だ!」

ああ、なんとお茶目なおいちゃんなのでしょう。まあベトの場合ループシステムとか凝ってますからね。
すぐ後に「とりあえず2個!」と付け加えてましたが、うち1個はチューナーというのがますます笑える、そんなおいちゃんのことをワタシは終生忘れることはないでしょう。


(セッション大好きのおいちゃんに引っ張り出されたやつ)

※(C)Photos by Masayo Tanimoto

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