ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

誤解を招く銘々:プラグインステラの「Plug-in」

2009年07月28日 13時26分50秒 | NEWS

前回の日記でも書いたが、
先日スバルが発売した「プラグインステラ」について、

この銘々は如何なものか?・・・と個人的には思わないでもない。
「プラグイン」という部分が誤解を招きかねないからだ。

スバルの電気自動車は、ステラになる前はR1ベースのこの「R1e」だった。

このマシン、もちろんスバルのマシンなのだが、その開発から発売に
至るプロセスでは、東京電力さんの力添えが大きかったことを私は知っている。(写真の
R1eにも東京電力SWITCHのロゴが)
その東京電力の担当者さんは古いEVマニアで、そんなこともあって個人的
には応援している1台なのだが、ステラベースになって

スバルのHPから引用 http://www.fhi.co.jp/ir/news/contents/pdf_53664.pdf )
ボディーサイドの「Plug-in」のデカールがちょっと恥ずかしいぞ。


「プラグイン」なんて(私的には)余計なひとことが付いた。

ダイハツ・ハイゼットの電気自動車が市販されたのは1968年だったと思うが、それ以降今日に至るまで、「プラグイン」不可能な電気自動車は見たことが無い。敢えて言うなら電動レーシングカートくらいだ。

(VEX KART 011 ~ZEVEX Racing Team~)
このマシンはバッテリーを降ろして充電するので「プラグイン」ではない。

当たり前だが、電気自動車で「プラグイン」ができないならば、
バッテリーは使い捨てになってしまう。
「電気自動車」である以上「プラグイン」できることは当たり前のことで、
電気自動車のステラに「プラグインステラ」と銘々するのは、
ガソリンエンジンのステラに「再給油可能なステラ」と銘々する
ようなものだ。
「充電器を車載しているので、出先での充電も可能ですよ」
ということを表現したかった故の銘々だとは思うが、
ハイブリッドと電気自動車を繋ぐ近未来の自動車として「プラグインハイブリッド」というシステムが既に一般名称となっているのだから、
http://www.phev.jp/
「プラグイン」という文言は避けた方が良かったんじゃないかと感じる。
(一部)メディアさんも混乱している様子だし。


コメント (4)
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