前回の日記でも書いたが、
先日スバルが発売した「プラグインステラ」について、
この銘々は如何なものか?・・・と個人的には思わないでもない。
「プラグイン」という部分が誤解を招きかねないからだ。
スバルの電気自動車は、ステラになる前はR1ベースのこの「R1e」だった。
このマシン、もちろんスバルのマシンなのだが、その開発から発売に
至るプロセスでは、東京電力さんの力添えが大きかったことを私は知っている。(写真のR1eにも東京電力SWITCHのロゴが)
その東京電力の担当者さんは古いEVマニアで、そんなこともあって個人的
には応援している1台なのだが、ステラベースになって
スバルのHPから引用 http://www.fhi.co.jp/ir/news/contents/pdf_53664.pdf )
ボディーサイドの「Plug-in」のデカールがちょっと恥ずかしいぞ。
「プラグイン」なんて(私的には)余計なひとことが付いた。
ダイハツ・ハイゼットの電気自動車が市販されたのは1968年だったと思うが、それ以降今日に至るまで、「プラグイン」不可能な電気自動車は見たことが無い。敢えて言うなら電動レーシングカートくらいだ。
(VEX KART 011 ~ZEVEX Racing Team~)
このマシンはバッテリーを降ろして充電するので「プラグイン」ではない。
当たり前だが、電気自動車で「プラグイン」ができないならば、
バッテリーは使い捨てになってしまう。
「電気自動車」である以上「プラグイン」できることは当たり前のことで、
電気自動車のステラに「プラグインステラ」と銘々するのは、
ガソリンエンジンのステラに「再給油可能なステラ」と銘々する
ようなものだ。
「充電器を車載しているので、出先での充電も可能ですよ」
ということを表現したかった故の銘々だとは思うが、
ハイブリッドと電気自動車を繋ぐ近未来の自動車として「プラグインハイブリッド」というシステムが既に一般名称となっているのだから、
http://www.phev.jp/
「プラグイン」という文言は避けた方が良かったんじゃないかと感じる。
(一部)メディアさんも混乱している様子だし。
http://www.yonden.co.jp/press/re0907/1174612_1242.html
充電器ではなく、給電装置だよね。
ですね。
間違いなく、これで「充電」はできませんね。
溶接機は動かせるかもしれませんが・・・。
なんか、まんま「四国EVラリー」で見たような気がします。
単なる【屋外用防水コンセント】にすぎないのに。
こんなネーミングにすることで、EVを買う人が、
『コレを設置すれば充電器は不要』
とか思い込こみ(勘違い)、
逆にトラブルが起きたりはしないだろうか?
更に、それが誇張して伝えられ、悪い印象を煽ることになりはしないだろうか?
私はソレが心配ですね。
どうしても【充電】と云う言葉を含ませたいなら、【充電支援設備】くらいに名乗っていれば良かったのに。
「看板に偽り有り」な表記・表現が増えた気がしますね。
10年前には「EVが音がしないからアカン」とか
言ってたくせに、コンバートEVを造ってチョロっと乗っただけで
「電気自動車のことなら聞いてくれ」みたいな顔を
している奴が、私の知人にも居ますわ。