ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

パイクスピーク、電気自動車(EV)の記録は14分33秒120

2009年07月16日 01時54分05秒 | その他
昨日、電気自動車関係の友人のブログを見ていたら、
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを走る電気自動車(EV)の
動画がリンクしてあった。↓
http://www.youtube.com/watch?v=UtWoGdICgd4

ドライバーは何と女性。アメリカレース界の至宝「アンサー一族」、
確かボビーアンサーの娘(だったと思う)のジェリーアンサーだ。

2003年に記録されたそのタイムは14分33秒120で、これが
現在までにパイクスピークを走った電気自動車の最速記録である。
私は、以前ホンダがパイクスピークを走った「EVーPULS TypeR」
の走りを間近で見たことが有るが、1999年にホンダが記録したタイムが
15分19秒91だった。
つまり、
1999年~2003年の4年間で、タイムは47秒短縮されたことになる。
1年で約12秒縮まる計算だ。
2003年から数えると今年で6年目だから、今後、電気自動車で
パイクスピークを走れば、13分20秒程度のタイムが出ることが期待される。
否、この6年間の電気自動車の進歩は著しいから、それを加味すれば
12分台に突入しても全く不思議ではない。プライベーターならばイザ知らず、
仮に企業チームが走るならば、12分前後のタイムを、EVファンとしては期待してしまう。

ところで、時々このパイクスピークの報道で間違いが見受けられる。
ZEVEXの報道アドバイザーは、過去にパイクスピークの取材にも
行っているのだが、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムには、
「EVクラス」なんてクラスは存在しないという。
当然、「EVクラス」の順位なんてものも無いわけだ。
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを走っている電気自動車は、
全て「エキジビションクラス」にエントリーして走っているというのだ。

「エキジビションクラス」だから、テータとしてのタイムは残るが、それは
競争(コンペティション)ではなくて、所詮「見世物」という位置付けにされて
いるということなわけだ。これはEVファンとしてはちょっと寂しい事実だ。
まあ、「見世物クラス」であるおかげで、JAFの「インターCライセンス」を持たない
ドライバーでも走れるので、敷居が低い分だけメリットが無いわけでも無いのだが・・・。


コメント (6)
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