自分には何か変なところがある。スーパーで買い物をするとき、並ぶことにとてつもなく苦痛を感じる。スーパーだけではない。何をするにも並ぶということがとにかく嫌だ。待つ、という行為も同様だ。したがって、お店に入るのも空いているお店ばかりになる。ところがいくら気に入った店ができても、すぐにつぶれてしまう。あたりまえだ。客が俺しかいないような店が成り立つわけがない。
しかし、この数ヶ月で大きくかわったことがある。並ぶという行為に苦痛を感じなくなってしまった。いや、並ぶという行為それ自体が楽しみになっているかもしれない。むかーしむかし原宿のクレープ屋に並ぶ女性の列をみて馬鹿だなぁと思っていたことに、自分が一番馬鹿だったのかもしれないと思っている。
さて最後は①の全国握手会。これは3回参加した。とにかく面白すぎて腹を抱えて笑ってしまう。こんな体験は人生ではじめてだった。
1回目は10月に東京競馬場で行われた「ヘビーローテーション」の全国握手会だ。これは渡り廊下走り隊のどうでもいい(と言っちゃ失礼だが)握手会ではなく、俺が本格的に参戦した握手会となった。東京競馬場は自宅からさほど遠くない。バイクで15分程度か。2チャンネルなどで握手会の情報を仕入れる。何やら始発電車で並んだとしてもかなり厳しいらしい。いくら、徹夜で並ぶことを禁止されていても、徹夜をする若者は必ずいる。お祭り気分なんだろうね。俺も学園祭のとき、何の意味もないのに徹夜でくっちゃべってたもんね。
朝起きる。ヤバい。すでに6時半だ。府中駅のバイク駐車場にバイクを止めて、7時には東京競馬場についたが、すでに長蛇の列ができあがっている。
「マジかよ・・・」
これが全国握手会!。こんな長蛇の列をみたことがない。もうここから一人笑いが止まらない。回りの人間が何をやっているのか人間観察してたり、読書をしてたり、暇をつぶす。確か8時から整理券の配布がはじまったようだが、列が動く気配がない。イベントは11時スタートのはずだが、はたして入れるのか?、不安が募る。
列が動きだし、1分くらいシャカシャカ歩くとまた十分以上立ち止まる。これを繰り返しているうちになんとか競馬場入り口に到着。ここからがすごい。もう前へも後ろにも進めない状態で人並みにもまれながら前に進む。バイオハザード2でゾンビたちがわらわらと集まるような感じだ。
整理券をもらったのが10時15分だった。競馬場は広くて気持ちがいい。のんびりすごす。すると、千葉からバイクでやってきたという高校生たちに話しかけられた。
男:ねぇ、チケット何番だった?。
俺:えーと、20000と21000かな(詳しい番号は忘れた)
男:そっかぁ。
俺:どうしたの?
男:いや、早い番号だったら交換してもらおうと思ってたんです。
俺:(そんな都合のいいことあるかよ)
俺:君たちどこから来たの?
以下略。ただバイクの話やらなんやらで少しもりあがる。
男:俺らAKBのイベントで知らない人とこんなに話がはずんだの初めてで嬉しかった。これあげる。
ということでチケットを2枚くれた。7000番台と19000番台だった。なんだかよくわからんが、最初は学力の低いチンピラ学生と思ったが、とてもいいやつらだった。
こんな話を延々と続けることは可能だ。なにせ、全てが初めての出来事で新鮮きわまりない。この日のことはほとんど全て記憶している。それを全て文章にするのは容易いが能がない。このへんでやめておく。
この項 了
しかし、この数ヶ月で大きくかわったことがある。並ぶという行為に苦痛を感じなくなってしまった。いや、並ぶという行為それ自体が楽しみになっているかもしれない。むかーしむかし原宿のクレープ屋に並ぶ女性の列をみて馬鹿だなぁと思っていたことに、自分が一番馬鹿だったのかもしれないと思っている。
さて最後は①の全国握手会。これは3回参加した。とにかく面白すぎて腹を抱えて笑ってしまう。こんな体験は人生ではじめてだった。
1回目は10月に東京競馬場で行われた「ヘビーローテーション」の全国握手会だ。これは渡り廊下走り隊のどうでもいい(と言っちゃ失礼だが)握手会ではなく、俺が本格的に参戦した握手会となった。東京競馬場は自宅からさほど遠くない。バイクで15分程度か。2チャンネルなどで握手会の情報を仕入れる。何やら始発電車で並んだとしてもかなり厳しいらしい。いくら、徹夜で並ぶことを禁止されていても、徹夜をする若者は必ずいる。お祭り気分なんだろうね。俺も学園祭のとき、何の意味もないのに徹夜でくっちゃべってたもんね。
朝起きる。ヤバい。すでに6時半だ。府中駅のバイク駐車場にバイクを止めて、7時には東京競馬場についたが、すでに長蛇の列ができあがっている。
「マジかよ・・・」
これが全国握手会!。こんな長蛇の列をみたことがない。もうここから一人笑いが止まらない。回りの人間が何をやっているのか人間観察してたり、読書をしてたり、暇をつぶす。確か8時から整理券の配布がはじまったようだが、列が動く気配がない。イベントは11時スタートのはずだが、はたして入れるのか?、不安が募る。
列が動きだし、1分くらいシャカシャカ歩くとまた十分以上立ち止まる。これを繰り返しているうちになんとか競馬場入り口に到着。ここからがすごい。もう前へも後ろにも進めない状態で人並みにもまれながら前に進む。バイオハザード2でゾンビたちがわらわらと集まるような感じだ。
整理券をもらったのが10時15分だった。競馬場は広くて気持ちがいい。のんびりすごす。すると、千葉からバイクでやってきたという高校生たちに話しかけられた。
男:ねぇ、チケット何番だった?。
俺:えーと、20000と21000かな(詳しい番号は忘れた)
男:そっかぁ。
俺:どうしたの?
男:いや、早い番号だったら交換してもらおうと思ってたんです。
俺:(そんな都合のいいことあるかよ)
俺:君たちどこから来たの?
以下略。ただバイクの話やらなんやらで少しもりあがる。
男:俺らAKBのイベントで知らない人とこんなに話がはずんだの初めてで嬉しかった。これあげる。
ということでチケットを2枚くれた。7000番台と19000番台だった。なんだかよくわからんが、最初は学力の低いチンピラ学生と思ったが、とてもいいやつらだった。
こんな話を延々と続けることは可能だ。なにせ、全てが初めての出来事で新鮮きわまりない。この日のことはほとんど全て記憶している。それを全て文章にするのは容易いが能がない。このへんでやめておく。
この項 了