持つべきものは友とはよく言ったもんでSKEの新曲を入手。
ヲタ友はかつて俺がスパルタ教育でAKBメンバーを覚えさせたやつ。
いつしかSKEヲタに流れ、多少は冷めつつあるもののまだ十分にヲタといっても過言ではなく、握手会のためにCDを複数枚は購入しているので余りをもらったわけだ。
「メンバーの名前、ちゃんと言えますよね」
「よし、みせてみろ」
タワレコでは北原がいた時点でもうそれ以上メンバーの名前と顔を確認しなかったので、ここで再チャレンジ。
「これは誰?」
「えーと、えーと、大分から来た人、えーとえーと、あっ、矢方だ!」
「これは誰」
「ごめん、わからん」
「ごまですよ」
「ごまって誰だったっけ???」
「これから、生徒が用語を覚えられなくても怒っちゃダメですよ」
「はい、はい」
「これは誰?」
「ごめん、わからん・・・」
「出口陽ですよ」
「おぉ、ぴっぴかぁ!」
「ぴっぴって何年前の呼び名ですか、3年前でしょ。もう誰もそんな呼び方はしませんよ」
人間の記憶は面白い。新しく覚えたものからどんどん消えて行く。残るのは昔の記憶だ。
楽しかったなぁ、秋祭りに東京競馬場の握手会・・・・。
「これは誰?、あれ、ちょっとわかんないなぁ」
「どれどれ、みせてみぃ。あー、花音ちゃんじゃん。」
「ええ?、そうですかぁ?」
「そうだよ、それにしても花音ちゃん、身長伸びたなぁ。もう高校生になるくらいだよな」
「花音じゃないと思いますよ」
「花音ちゃんだって。クレジットで確かめてみるべ」
「ごめん、竹内舞だって・・・」
おかしい、花音ちゃんとは何十枚分も握手をしたというのに。それにしても「身長伸びたなぁ」などとよくも知ったかぶりができたものだ。
基本的に脳の容量が5ビットくらいしかないから使わないものは自動消去装置が働いて忘れるようになってるんだよな。もっと正確に言うと、考えたり意識したようなことは忘れていない自信がある。でも、そういうことじゃなく日常生活に転がっているようなことは実はほとんど覚えていない。だから、小学校の授業で習ったことは先生がどんなことを話していたかまで断片的だが覚えているのにクラスメイトの名前が言えるのは1人しかいない。当然、名簿をみてもなにも思い出せない。
たぶん、記憶力が弱いというのではなく大脳のメカニズムが人とかなり違っているものと思われる。同じ曲を100回以上叩いても楽譜を覚えられないのもそこに原因があるものと思われる。ドラムは頭を使うことなくあるフレーズをゆっくり叩きながら体に刻み込んでいくのだが、どうやらそれだけでは覚えてくれないようだ。
つまり、頭はいい方なのだとは思うが、体はとってもおバカなようだ。頭の記憶力と体の記憶力には違いがあるのだろう。
でも、これは心身二元論だよなぁ。もしかしたら頭の方も実はバカなのかもしれない。今さら頭がよくなるわけでもなく、バカのまま人生を終えていくのも癪だが仕方ない。
さて、明日も遊ぶか。
了
ヲタ友はかつて俺がスパルタ教育でAKBメンバーを覚えさせたやつ。
いつしかSKEヲタに流れ、多少は冷めつつあるもののまだ十分にヲタといっても過言ではなく、握手会のためにCDを複数枚は購入しているので余りをもらったわけだ。
「メンバーの名前、ちゃんと言えますよね」
「よし、みせてみろ」
タワレコでは北原がいた時点でもうそれ以上メンバーの名前と顔を確認しなかったので、ここで再チャレンジ。
「これは誰?」
「えーと、えーと、大分から来た人、えーとえーと、あっ、矢方だ!」
「これは誰」
「ごめん、わからん」
「ごまですよ」
「ごまって誰だったっけ???」
「これから、生徒が用語を覚えられなくても怒っちゃダメですよ」
「はい、はい」
「これは誰?」
「ごめん、わからん・・・」
「出口陽ですよ」
「おぉ、ぴっぴかぁ!」
「ぴっぴって何年前の呼び名ですか、3年前でしょ。もう誰もそんな呼び方はしませんよ」
人間の記憶は面白い。新しく覚えたものからどんどん消えて行く。残るのは昔の記憶だ。
楽しかったなぁ、秋祭りに東京競馬場の握手会・・・・。
「これは誰?、あれ、ちょっとわかんないなぁ」
「どれどれ、みせてみぃ。あー、花音ちゃんじゃん。」
「ええ?、そうですかぁ?」
「そうだよ、それにしても花音ちゃん、身長伸びたなぁ。もう高校生になるくらいだよな」
「花音じゃないと思いますよ」
「花音ちゃんだって。クレジットで確かめてみるべ」
「ごめん、竹内舞だって・・・」
おかしい、花音ちゃんとは何十枚分も握手をしたというのに。それにしても「身長伸びたなぁ」などとよくも知ったかぶりができたものだ。
基本的に脳の容量が5ビットくらいしかないから使わないものは自動消去装置が働いて忘れるようになってるんだよな。もっと正確に言うと、考えたり意識したようなことは忘れていない自信がある。でも、そういうことじゃなく日常生活に転がっているようなことは実はほとんど覚えていない。だから、小学校の授業で習ったことは先生がどんなことを話していたかまで断片的だが覚えているのにクラスメイトの名前が言えるのは1人しかいない。当然、名簿をみてもなにも思い出せない。
たぶん、記憶力が弱いというのではなく大脳のメカニズムが人とかなり違っているものと思われる。同じ曲を100回以上叩いても楽譜を覚えられないのもそこに原因があるものと思われる。ドラムは頭を使うことなくあるフレーズをゆっくり叩きながら体に刻み込んでいくのだが、どうやらそれだけでは覚えてくれないようだ。
つまり、頭はいい方なのだとは思うが、体はとってもおバカなようだ。頭の記憶力と体の記憶力には違いがあるのだろう。
でも、これは心身二元論だよなぁ。もしかしたら頭の方も実はバカなのかもしれない。今さら頭がよくなるわけでもなく、バカのまま人生を終えていくのも癪だが仕方ない。
さて、明日も遊ぶか。
了