荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

氷水か一万円か

2014-08-25 22:28:14 | 日記
しず風のインストアライブで晴子がクロちゃんから氷水うんぬんということを言っていた。


いったい、何???。


新聞もテレビも見ないためにこういった情報が入ってくるのは極めて遅い。


でもネットは便利だちょっとしたことならすぐに調べられる。


ただそこまで詳しく調べたわけではないから認識に誤りがあるかもしれない。もし誤りがあれば指摘されたし。



俺はどうにも生来の気質で死に怯えることが多い。そのため、子どもの時から不治の病ということにかなり敏感になっていた。だからALSなる難病があることも当然のように知っていた。

もちろん、この病気について知らない人はそれなりにいるだろう。そこで、この病気のことを知ってもらいたいという意図で、アメリカ発の奇妙なイベントが広まってきたようだ。いわく、指名された人は一万円の寄付か氷水をかぶる、というものだ。

真っ先に思い出したのは「不幸の手紙」。子どもの時に誰もが耳にするあれだ。耳にはするが自分には決して回ってこない。


どうにも不思議なのは氷水をかぶるというのがなんの意味をもつのかということだ。ALS患者のためになるのならば一万円の寄付のほうがいいに決まっている(ちなみに俺のみた限りでは一万円であってドル表示はなかった。たぶん100ドルか?)。
おまけに氷水をかぶるシーンをYouTubeにあげているものが多いらしい。暇人ではないので一度もみていない。

しかし、なにやらおかしい。これは極めてインナーな人間関係の中でしか成り立たないはずだ。見知らぬ人間が指名されて「金を払え、さもなくば氷水をかぶれ」というのは社会問題にしかなりえない。仲間内で冗談ではじめたことを面白おかしくニュースにしているだけではないのか?。

いくら、アメリカというバーバリアンな社会だからといって、こんなことを間に受けているのはほんの一部にすぎず、有名人がバカな姿をさらしている姿を喜ぶバラエティ感覚ですませばよかっただけだ。
したがって、こんなムーブメントが日本に入ってくること自体があるべきではないのに、現代日本人の劣化の度合いはもうどうしようもないところまで進んでいるようだ。

結局のところ芸能人の売名行為にとどまるだけで、ALSについての理解が深まるとは思えない。


クロちゃんはどうやらしず風を指名したらしい。この人はライブアイドルに多くの情熱を割いていてたんなるビジネスではないであろうとは思っているが、この件については早計だったと言わざるを得ない。おまけに自分が良いことをやっていると思っているようにしか感じられない。
本当にALSのことを知って欲しいのならば、アイドルを集めてチャリティライブを主催した方がはるかによい。売り上げの○割は治療薬の開発に寄付しますといえばいいだけの話だ。もちろん、ALS患者はライブには希望者を招待、とすればよい。

また、どうせ、3ヶ月もすれば誰も興味を失ってしまうに違いない。それでもこの病気の名前だけは知ってもらったのだから成果はあったというふうに思っておくのが精神衛生上いいことであると構えておく。





上野~下北沢~新宿

2014-08-25 21:56:58 | ライブ
仕事が終わって上野ブラッシュへ。

SHUNさんと片山遼くんが出るアコースティックライブにいく。

SHUNさんと仕事を一緒にしたこともある今野竹雄から。仮面ライダー系の主人公みたいな端正な顔立ちだが、福島県出身で少々(わざと?)東北訛り。アレンジャーとしての仕事もこなしているようで、青SHUNの新曲のアレンジをやったとのこと。

遼くんはいつもと変わらず。バンド編成でのライブをみてみたいが、なかなかその機会はなさそう。

SHUNさんは前回のはじめてのソロ出演のときと違って、会場の暖かい雰囲気もあって、リラックスして歌っていた。

トリはボーカル、ギター二人の3人バンドのそよ風。まえもってYouTubeで一曲聴いていったが、その曲は彼らの中ではちょっと毛色が違うもののようで、思っていたのと全然違った。なんかダンサブルな感じで俺の趣味にはあまり合わなかった。



日を改めて日曜日。
まずは錦糸町のタワレコで、しず風&絆のインストアライブ。新曲の「WONDER PARADE」はどうもスカイステージの印象が強すぎる。来年のTIFでもスカイステージがあるといいが、どっかのバカなヲタがジャンプしまくり、スタジオ内の撮影が一時中断になったらしく、どうなるかはわからない。


錦糸町から池袋に転戦。東武デパート屋上で青SHUN学園のリリースイベント。久しぶりに「開放」と「力の限り」で楽しむ。いつものようにメンバーが下に降りてきて、決して多い客というわけではないが盛り上げる。

俺はSHUNさんの活動だけみられればいいのだが、青SHUN学園が売れなければSHUNさんの活動もないわけで、青SHUN学園の最低限の応援はこれからもしていくつもり。


次は下北沢へ。シュガーパレードのワンマンライブを下北沢モザイクで。
シュガーパレードはまみりが出た対バンではじめて知って、バンドの演奏力が俺にはすごくよく見えたからワンマンもいってみることにした。
といってもいつものようにドラム演奏を9割近くはみているだけだが。
なんだかんだで、俺も腕が上達したのか、それともたんに8ビートの曲だからか、何をやっているのかがはっきりわかる。

演奏を見ている分には楽しいのだが、いかんせん、俺にはなんの興味もないMCやらなんやらで2時間のうち歌っていたのは半分くらい。もうオールスタンディングで1時間以上というのはとても辛く、アンコールはみることなく撤収。


最後は新宿タワレコで、またしず風のインストアライブ。間に合わないと思ったが、意外と長くやっていて、アンコールまでやったので2曲みることができた。信じられないほどに客がいて、DD層が家の帰りに立ち寄ったという見方があるが、いずれにせよ盛況だったのは素直に喜びたい。

それにしてもCDを一枚だけだが購入し、特典の握手会には参加しないといういつもの行動は変わらない。こういう客が増えていかないことには上へはいけないと思っているのだが、こういう行動をとるのはこのご時世では超少数派かもしれない。

いつとのように客の上を歩行したり、「ピンクのロケット」ではステージから降りてきたりとTIFでやれなかったことを思う存分やっていた。やっぱりしず風はこうでなきゃ。あと3ヶ月もすればバカな荷物検査だの金属探知機などやらなくなるに決まっている。こうして、羹に懲りて膾を吹いたはいいが、なんの反省もなく時がすぎていく日本のいつもの光景になるだけだ。

最後の挨拶で晴子がちょっと気になることを言っていた。そのことについてはエントリーを改めて書いてみたい。