SKE48チームK2の「愛の数」。
この曲は2011年3月9日に発売された「バンザイVenus」のカップリング曲として収録されている。
作曲は重永亮介、編曲は野中まさ雄一
この曲に関して勝手な想像を交えると、「なぜチームK2」だけが曲をもらったのかということである。AKB48ではチームA,K,Bそれぞれに代表曲と呼べるものがある。チーム4もかつてチーム研究生だった時代に曲をもらっているのでそれが代表曲扱いになっている。ところがSKE48ではチームSにはそういう代表曲と呼べるものがない。もちろん、代表曲というのは勝手にファンの間で呼ばれていく側面もあるわけで、「恋を語る詩人になれなくて」なんかはそういう扱いにこれからなっていくのかもしれないが、今のところ俺の感じるところではその気配がない。
なぜK2だけがチーム曲をもらったのか、ということだが、これは秋元康の後ろめたさから来る配慮ではないかと思っている。チームK2はチームSのお下がりである「手をつなぎながら」を公演していたが2010年9月に千秋楽を迎え、新セットリストが上演されるはずであった。ところがいかなる事情かは知らないが、新セットリストがいつまでたっても完成しない(2011年8月にようやく「ラムネの飲み方」として完成した)。この「愛の数」はK2への新セットリストがいつまでたっても完成しない罪滅ぼしとして秋元がK2に送ったプレゼントなのではと勝手に思っている。新公演「ラムネの飲み方」にはこの「愛の数」が入っているのではとの妄想も膨らんでくる。
公式ホームページにある時期までは載っていたのだが、どこかに消えてしまい、ユーチューブのほうで検索しないと出てこないが、下のリンク先が「愛の数」。貴重なダンスショットバージョンとなっている。夏のツアーで俺はzepp福岡でショートバージョンだったが目にすることができた。あまり歌われる(踊っている)機会のない曲だろう。
http://www.youtube.com/watch?v=FpSSw1o4hlE
これはドラムの先生の想像らしいが、サビを冒頭に持ってくるというのは作曲者が「いいフレーズだから聴かせたい」という意向が強く反映されていることが多い」らしい。この「愛の数」も冒頭から「Wow wow wow・・・」というサビのフレーズからはじまる。
曲の構成は面白い。
イントロ1 4小節
サビ 8小節
Aメロ 8小節
Bメロ 8小節
Aメロ 8小節
サビ 8小節
以下A,B,A、サビと繰り返しギターソロの間奏が9小節、Bメロ8小節に余白の1小節を置いた後、Aメロ8小節を2回繰り返しサビが8小節ときてエンディングは無いに等しく3小節だけ。
Bメロはギター、ベース、ドラムがユニゾンになっている(おかげでドラムは一小節ごとにバスドラのフレーズが違ってくる)。もちろんメンバーの歌声もユニゾンなので、それだけだととてもダサくなってしまうのに、鐘の音やキラキラ音があるためにダサく聴こえない。
このBメロは歌詞がとても秀逸。この歌詞を生かすためにすべてをユニゾンにしてベタだけど厚みを出しているのだと思っている。こういうところが編曲の野中のうまさ、いや、すごさだと思っている。
テクニック的にも難しくない曲だが演奏していて楽しくなる楽曲の典型例といえよう。
了
補足:上の映像の最後に「震災」のことについてのテロップがでるが、発売日からみても「震災」を意識した曲として作られたわけではない。
この曲は2011年3月9日に発売された「バンザイVenus」のカップリング曲として収録されている。
作曲は重永亮介、編曲は野中まさ雄一
この曲に関して勝手な想像を交えると、「なぜチームK2」だけが曲をもらったのかということである。AKB48ではチームA,K,Bそれぞれに代表曲と呼べるものがある。チーム4もかつてチーム研究生だった時代に曲をもらっているのでそれが代表曲扱いになっている。ところがSKE48ではチームSにはそういう代表曲と呼べるものがない。もちろん、代表曲というのは勝手にファンの間で呼ばれていく側面もあるわけで、「恋を語る詩人になれなくて」なんかはそういう扱いにこれからなっていくのかもしれないが、今のところ俺の感じるところではその気配がない。
なぜK2だけがチーム曲をもらったのか、ということだが、これは秋元康の後ろめたさから来る配慮ではないかと思っている。チームK2はチームSのお下がりである「手をつなぎながら」を公演していたが2010年9月に千秋楽を迎え、新セットリストが上演されるはずであった。ところがいかなる事情かは知らないが、新セットリストがいつまでたっても完成しない(2011年8月にようやく「ラムネの飲み方」として完成した)。この「愛の数」はK2への新セットリストがいつまでたっても完成しない罪滅ぼしとして秋元がK2に送ったプレゼントなのではと勝手に思っている。新公演「ラムネの飲み方」にはこの「愛の数」が入っているのではとの妄想も膨らんでくる。
公式ホームページにある時期までは載っていたのだが、どこかに消えてしまい、ユーチューブのほうで検索しないと出てこないが、下のリンク先が「愛の数」。貴重なダンスショットバージョンとなっている。夏のツアーで俺はzepp福岡でショートバージョンだったが目にすることができた。あまり歌われる(踊っている)機会のない曲だろう。
http://www.youtube.com/watch?v=FpSSw1o4hlE
これはドラムの先生の想像らしいが、サビを冒頭に持ってくるというのは作曲者が「いいフレーズだから聴かせたい」という意向が強く反映されていることが多い」らしい。この「愛の数」も冒頭から「Wow wow wow・・・」というサビのフレーズからはじまる。
曲の構成は面白い。
イントロ1 4小節
サビ 8小節
Aメロ 8小節
Bメロ 8小節
Aメロ 8小節
サビ 8小節
以下A,B,A、サビと繰り返しギターソロの間奏が9小節、Bメロ8小節に余白の1小節を置いた後、Aメロ8小節を2回繰り返しサビが8小節ときてエンディングは無いに等しく3小節だけ。
Bメロはギター、ベース、ドラムがユニゾンになっている(おかげでドラムは一小節ごとにバスドラのフレーズが違ってくる)。もちろんメンバーの歌声もユニゾンなので、それだけだととてもダサくなってしまうのに、鐘の音やキラキラ音があるためにダサく聴こえない。
このBメロは歌詞がとても秀逸。この歌詞を生かすためにすべてをユニゾンにしてベタだけど厚みを出しているのだと思っている。こういうところが編曲の野中のうまさ、いや、すごさだと思っている。
テクニック的にも難しくない曲だが演奏していて楽しくなる楽曲の典型例といえよう。
了
補足:上の映像の最後に「震災」のことについてのテロップがでるが、発売日からみても「震災」を意識した曲として作られたわけではない。