散歩の時に見つけた!

東京都内を散策しますが、こんな所にこんなものがと再発見します。写真を添えて紹介します。

歌を忘れたカナリヤ 歌碑

2013-12-18 06:46:19 | 日記
     

 不忍池弁天堂への参道の手前左手にひっそりと立っています。昭和35年(1960)に、

サトウ・ハチローさんら西条八十会によって建立されました。「うたをわすれたかなりやは

ざうげのふねにぎんのかい つきよのうみにうかべれば わすれたうたをおもいだす」と全部

平仮名で彫られているのは、作者の原稿そのままでしょうかね。

 歌を忘れたカナリヤは 後の山に棄てましょか いえいえそれはなりませぬ

 歌を忘れたカナリヤは 背戸の小藪に埋めましょか いえいえそれはなりませぬ

 歌を忘れたカナリヤは 柳の鞭でぶちましょか いえいえそれはなりませぬ

 歌を忘れたカナリヤは 象牙の舟に銀の櫂 月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す

 子供の心を知る西条は、傷つきやすい子供らの心に希望を与えようとして、このカナリヤ

を作詞したといわれます。歌を忘れたカナリヤは、自分の居場所を見つけることができれば

再び美しい声で歌い出す・・・深い嬉しい思いやりですね。

 

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2 コメント

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歌碑 (hibochan)
2013-12-18 07:44:55
不忍池見かけました
良く考えると恐い歌詞に思えるのですが
八十自身のようです。
我が県には 野口雨情がおります。
とおりゃんらせ 赤い靴その他
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hibochanさん (sanpo63)
2013-12-18 16:08:28
 西条八十さん自身の悩みから
この詩をつくるきっかけになったようですね。

 だからこそ 子供たちの悩みが分かるのでしょう。
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