宝境寺(JR足柄駅近く)の境外仏像として本尊[大聖歓喜双身天」を祀る堂で、足柄峠に
あり、開運、縁結びの信仰をもって古くから知られています。神仏混合の祭祀で、本尊は仏像
ですが鳥居など神社としての形式もとっていましたが、平成11年の風害に逢い倒壊して現在
は残っていません。
本尊の大聖歓喜双身天の石像の高さは1.8メートルで、元は京都にあったものといわれま
すが、昔、宮中の女官と武士が相思相愛の仲となっていたのが、この聖天像に願をかけて一緒
になることが出来た伝えられています。堂の前にはあの金太郎像があります。まさかりを肩に
架け大きな熊に跨っていますよ。(写真・ミスター麹町)