小伝馬町(中央区)から北へ歩くと、やがて千代田区岩本町2丁目の町名表示が見えます。左
側のビルの間に「繁栄お玉稲荷大明神」の幟が見えました。何年か前にも来たことがあります
が、10年近く前とは様子が変わっていますね。
お玉が池跡の説明を見ると「この辺りに昔、お玉が池という池がありました。江戸の初めに
は不忍池より大きかったといわれますが、除々に埋め立てられ姿を消したといいます。最初は
桜が池と呼ばれましたが、ほとりにあった茶店のお玉という女性が池に身を投げたとの古事か
ら、お玉が池と呼ばれるようになったといいます」とあります。右手に見える小祠は弁財天を
祀っています。言い伝えにはいろいろと枝葉がありますが、大筋は以上のとおりです。
お玉が池と言えば、北辰一刀流の千葉周作道場がありますが、又の機会にします。