根も葉もないが本当の話し。マツバランには根も葉もなくて茎だけだそうです。久しぶりにマツバランにあってきました。場所はJR静岡駅前。まずは家康公にご挨拶。そしてマツバランの生えているケヤキの木の前の竹千代君にもご挨拶。
マツバランの生えているケヤキです。すっかり葉が枯れたケヤキの幹に、ヤドリギのように緑色の植物が見えます。
アップしてみるとこんな感じです。
マツバランには、根も葉もないそうです。ということは茎だけ。地下にあるのは地下茎で盛んにえだわかれするが根はない。褐色の仮根が毛のように一面に生えている。・・・・ますますこの目でみたくなりました。
日当たりのよい南側に着生した株はちょっと乾燥気味のようです。
約2000mm相当にズームアップすると、ちょっと画像がよくないですが、丸いツブツブが見えます。これは胞子嚢群でまだ身近に見たことがありませんが、ひとつの粒々は3室に分かれているそうです。胞子嚢が3個ということらしい。その中にはたくさんのほうしがある。・・・・これもぜひ見てみたいです。
胞子を見るには顕微鏡が必用。来年の南高校の特別講座「楽しい自然観察」では見てみたいですね。
マツバランの生えているケヤキです。すっかり葉が枯れたケヤキの幹に、ヤドリギのように緑色の植物が見えます。
アップしてみるとこんな感じです。
マツバランには、根も葉もないそうです。ということは茎だけ。地下にあるのは地下茎で盛んにえだわかれするが根はない。褐色の仮根が毛のように一面に生えている。・・・・ますますこの目でみたくなりました。
日当たりのよい南側に着生した株はちょっと乾燥気味のようです。
約2000mm相当にズームアップすると、ちょっと画像がよくないですが、丸いツブツブが見えます。これは胞子嚢群でまだ身近に見たことがありませんが、ひとつの粒々は3室に分かれているそうです。胞子嚢が3個ということらしい。その中にはたくさんのほうしがある。・・・・これもぜひ見てみたいです。
胞子を見るには顕微鏡が必用。来年の南高校の特別講座「楽しい自然観察」では見てみたいですね。
今年もトラノオスズカケが立派な実をつけました。
花は葉腋から円すい形の花序を出して元のほうから順に先のほうへ咲いてゆきます。
5年ほど前にトラノオスズカケの苗をいただきました。猪が掘り起こしてしまったものだそうです。果たして四国九州にしか自生していないという草が茨城でも生きてゆけるかが心配で、鉢に植えて厳寒期は屋内に取り込むつもりでした。
冬になると葉が紫色になってきましたが枯れる様子はありません。
トラノオスズカケは茎の先端が地面につくと、先端から芽がでて新しい株になる性質があります。鉢に植えるときに先端を着地させておくことにしました。植えようとして考えました。もしかしたら先端だけでなく、各葉腋からも新しい株ができるのではないか。そこで、茎を地上にはわせるようにして、軽く土をかけて、茎は土に埋まるが、葉は地上に出るようにしておきました。すると思った通り各葉腋から芽が出てきました。
画像の中の①が親株です。茎を土にはわせるように軽く埋めて、茎の下から順に反時計方向に②、③、④、⑤、⑥、茎の先端が⑦です。興味あることは、親株と埋めた茎の全部の葉腋7カ所からすべて芽がでてきましたが、その大きさ・勢いに違いがあったことです。一番勢いがよいのは親株です。それ以外で一番勢いがあるのは先端部の⑦でした。次に勢いがあるのが、ひとつおきに⑤、③でした。また最初の②も勢いがありました。これは新しい株が適度に離れていた方がよいということかと思いました。案の定⑦⑤③と②は成長して新しい株になりました。⑥と④は芽は出たものの生長することなく枯れました。これは万一⑦⑤③が何らかの事情で成長できなくなったときの予備だったのかと思われました。
冬季に葉が紫色になることは前述の通りですが、これは対凍性を増しているのだと思いました。というのは徐々に寒くなって行くときに、葉の色も徐々に紫色が増してきました。ところが葉が緑色の時に急激に寒くなった場合は、葉がしおれてしまったのです。また温暖な自生地では冬でも葉が紫色になったのを見たことがないとのことでした。そして、寒冷な茨城では親株から出てくる新芽もまた紫色で勢いよく出てきました。
自生地といっても、限られた個体しか観察していないわけですが、このように勢いよく芽が出てくるのは見たことないとのことで、寒冷な茨城に来たのにかえって自生地より元気であるのが不思議です。そして花も自生地よりたくさん咲きました。
冒頭の写真のように立派な実も自生地では見かけないとのことです。これは比較している自生地がトラノオスズカケにとって必ずしも好ましい環境ではないために勢いがないのかもしれません。でも、その同じ自生地から来て厳しい環境の茨城では元気なのは不思議です。またこぼれ種が鉢に落ちると発芽することがあります。このことはここ茨城でも生きてゆけるということの証明でしょう。
都内の科博の自然教育園では突然トラノオスズカケが生えてきたとか。おそらく何十年か前に植えられていた株から種が落ちて、地中深く眠っていたのが、何かの工事などで掘返されて種が地表近くに出てきたので発芽したのではないかと考えられているようです。
花は葉腋から円すい形の花序を出して元のほうから順に先のほうへ咲いてゆきます。
5年ほど前にトラノオスズカケの苗をいただきました。猪が掘り起こしてしまったものだそうです。果たして四国九州にしか自生していないという草が茨城でも生きてゆけるかが心配で、鉢に植えて厳寒期は屋内に取り込むつもりでした。
冬になると葉が紫色になってきましたが枯れる様子はありません。
トラノオスズカケは茎の先端が地面につくと、先端から芽がでて新しい株になる性質があります。鉢に植えるときに先端を着地させておくことにしました。植えようとして考えました。もしかしたら先端だけでなく、各葉腋からも新しい株ができるのではないか。そこで、茎を地上にはわせるようにして、軽く土をかけて、茎は土に埋まるが、葉は地上に出るようにしておきました。すると思った通り各葉腋から芽が出てきました。
画像の中の①が親株です。茎を土にはわせるように軽く埋めて、茎の下から順に反時計方向に②、③、④、⑤、⑥、茎の先端が⑦です。興味あることは、親株と埋めた茎の全部の葉腋7カ所からすべて芽がでてきましたが、その大きさ・勢いに違いがあったことです。一番勢いがよいのは親株です。それ以外で一番勢いがあるのは先端部の⑦でした。次に勢いがあるのが、ひとつおきに⑤、③でした。また最初の②も勢いがありました。これは新しい株が適度に離れていた方がよいということかと思いました。案の定⑦⑤③と②は成長して新しい株になりました。⑥と④は芽は出たものの生長することなく枯れました。これは万一⑦⑤③が何らかの事情で成長できなくなったときの予備だったのかと思われました。
冬季に葉が紫色になることは前述の通りですが、これは対凍性を増しているのだと思いました。というのは徐々に寒くなって行くときに、葉の色も徐々に紫色が増してきました。ところが葉が緑色の時に急激に寒くなった場合は、葉がしおれてしまったのです。また温暖な自生地では冬でも葉が紫色になったのを見たことがないとのことでした。そして、寒冷な茨城では親株から出てくる新芽もまた紫色で勢いよく出てきました。
自生地といっても、限られた個体しか観察していないわけですが、このように勢いよく芽が出てくるのは見たことないとのことで、寒冷な茨城に来たのにかえって自生地より元気であるのが不思議です。そして花も自生地よりたくさん咲きました。
冒頭の写真のように立派な実も自生地では見かけないとのことです。これは比較している自生地がトラノオスズカケにとって必ずしも好ましい環境ではないために勢いがないのかもしれません。でも、その同じ自生地から来て厳しい環境の茨城では元気なのは不思議です。またこぼれ種が鉢に落ちると発芽することがあります。このことはここ茨城でも生きてゆけるということの証明でしょう。
都内の科博の自然教育園では突然トラノオスズカケが生えてきたとか。おそらく何十年か前に植えられていた株から種が落ちて、地中深く眠っていたのが、何かの工事などで掘返されて種が地表近くに出てきたので発芽したのではないかと考えられているようです。
テリハツルウメモドキの実が裂開しました。ツルウメモドキより小ぶりです。ツルウメモドキの葉は落葉してしまったのにこちらテリハツルウメモドキはまだ緑色です。名前の通り葉につやがあります。
山口県・九州・沖縄から亜熱帯に広く分布するということで、茨城県には自生していません。種をいただき10本ほど発芽させ、一昨年くらいから花が咲くようになりました。雌雄異株ですが、どれが雄株やら雌株やら見分けられません。
夏に実がなっている枝を発見しました。全部雄株かと実を諦めていましたのでうれしかったです。枝に赤い標識をつけておきました。この雌株を大きくして、たの雄株は控えめにしようと思います。
テリハツルウメモドキの葉は、ツルウメモドキより小さく、厚みがあって、名前の通り輝いています。半落葉性です。現在ツルウメモドキの葉はすべて落葉しましたが、テリハツルウメモドキの葉は、まだまだ緑色をしています。それでも真冬にはほとんどの葉が落葉しますが、一部はまだ残っています。これは寒の入りころのがぞうです。
来年は雌株の枝を伸ばしてさらに多くの実をつけてみたいです。
山口県・九州・沖縄から亜熱帯に広く分布するということで、茨城県には自生していません。種をいただき10本ほど発芽させ、一昨年くらいから花が咲くようになりました。雌雄異株ですが、どれが雄株やら雌株やら見分けられません。
夏に実がなっている枝を発見しました。全部雄株かと実を諦めていましたのでうれしかったです。枝に赤い標識をつけておきました。この雌株を大きくして、たの雄株は控えめにしようと思います。
テリハツルウメモドキの葉は、ツルウメモドキより小さく、厚みがあって、名前の通り輝いています。半落葉性です。現在ツルウメモドキの葉はすべて落葉しましたが、テリハツルウメモドキの葉は、まだまだ緑色をしています。それでも真冬にはほとんどの葉が落葉しますが、一部はまだ残っています。これは寒の入りころのがぞうです。
来年は雌株の枝を伸ばしてさらに多くの実をつけてみたいです。
花の名前: テリハツルウメモドキ
撮影場所: 水戸市自宅
キレイ!: 5
葉は半落葉です。水戸の現在の状況は葉はまだほとんどの葉が緑色で、一部黄色味をおびてきました。また徒長枝の先に実をつけた場合は落葉した枝もあります。最初の実が裂開したばかり。普通のツルウメモドキはすべて落葉しています。
七重八重・・・の歌があまりにも有名になったために、ヤマブキには実がつかないと思ってしまいがちだが、私はこの歌を知るよりも、実がなっているのを先に見ていたのでした。
そう言うわけで、「ねえ、ねえ、ヤマブキには実がならないんだって。」と言われても、なぜ実がならないと思っているのかが不思議でした。
七重八重・・・の歌を知ったのは、中学、いや高校になってからだったでしょうか。今度はかえって私がこの有名な歌を知らなかったことが恥ずかしくなったことを八重ヤマブキを見るたびに思い出します。
確かによく庭園でみる八重のヤマブキには実がなりません。でも私は庭園とは縁のない山育ちですから、一重のヤマブキしか見ていませんでした。
よく似た白い花を咲かせるシロヤマブキに出会ったのもずっと後のことでした。こちらは4弁花で種も4個つくのが基本です。黄色い花(まれに白い花もあるようです)のヤマブキは5弁花で5個の実がつきます。でもちゃんと5個つくものは少なくて、1~4個つけていることが多いようです。
ヤマブキの花期は4~5月ころですが、返り咲きが夏から秋にかけて咲きます。八重ヤマブキもよく返り咲きを見ることがあります。
返り咲きの花も実が5個つくのが基本ですが、1個しかつかなかったり、実が熟すまえに秋冷のためか枯れてしまうのが多いようです。
そう言うわけで、「ねえ、ねえ、ヤマブキには実がならないんだって。」と言われても、なぜ実がならないと思っているのかが不思議でした。
七重八重・・・の歌を知ったのは、中学、いや高校になってからだったでしょうか。今度はかえって私がこの有名な歌を知らなかったことが恥ずかしくなったことを八重ヤマブキを見るたびに思い出します。
確かによく庭園でみる八重のヤマブキには実がなりません。でも私は庭園とは縁のない山育ちですから、一重のヤマブキしか見ていませんでした。
よく似た白い花を咲かせるシロヤマブキに出会ったのもずっと後のことでした。こちらは4弁花で種も4個つくのが基本です。黄色い花(まれに白い花もあるようです)のヤマブキは5弁花で5個の実がつきます。でもちゃんと5個つくものは少なくて、1~4個つけていることが多いようです。
ヤマブキの花期は4~5月ころですが、返り咲きが夏から秋にかけて咲きます。八重ヤマブキもよく返り咲きを見ることがあります。
返り咲きの花も実が5個つくのが基本ですが、1個しかつかなかったり、実が熟すまえに秋冷のためか枯れてしまうのが多いようです。
花の名前: ヘレボルス・ニゲル(クリスマスローズ)
撮影日: 2014/12/03 14:16:45
撮影場所: 水戸市自宅
キレイ!: 11
11月上旬に咲いた一番花は実が熟し始めています(2枚目)