Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

ゴルフレッスン14(飛天編)

2005年01月29日 | インポート
部屋でじっとしてると寒いですけどね。練習場に行って、直射日光にあたりながらたとえわずかでも体を動かしているとすぐに暖かくなります。屋外なのにネルシャツ1枚です。運動は健康にいいそうですが、ただでさえほとんど健康なのに、運動してタバコまでやめましたから。この先どんなことになるんでしょうか。

今日もだいたいいつもと同じ反復練習。しょっぱなに今まで一度も言わなかった手首による上下運動なんてことを言い出しましたから少し混乱しました。この段階では肩の捻りだけ。まっすぐ引いてまっすぐ出す。ただそれだけと言っていたじゃないですか。実は手首も働くんですか。そうですか。はいわかりました。私も大人になりました。

レッスンの後で先生のお手本のスイングを見ていました。道端の空き缶を軽く蹴る程度のささやかな体の動きから、ボールがきれいに飛び出していきます。本当にクラブとボールってすごい。道具とは偉大なものです。
7番で飛ばそうとしてみる、というのも見せてもらいました。すごかったです。先生だったら7番アイアン1本でかなりのスコアで回れそうですね。


金魚屋古書店

2005年01月29日 | book
kingyo

妻が宝箱探しに燃えてて俺にドラクエやらせてくれない。ぐすん。

ええと、「金魚屋古書店」。昨日渋谷で読むものなくなって、本屋でジャケ買い。(ってマンガでも言うか)
「まんがばかのための漫画」と帯に書いてある。古今のマンガ作品そのものがマンガの題材になっている。一話完結のいわゆる「ハートフルマンガ」。今調べたところによると、かつて少年画報社で細々と連載されていたのが、小学館に引っ越して、既刊まで一緒に再発されたとのこと。

題材となるマンガがあらゆる出版社の壁を越えて、自由にかつ縦断的に選ばれているところはちょっとすごいですね。1巻の題材となっているのは、Dr.スランプ/百日紅/もーれつア太郎/ビリーパック/BLUEBERRY/千津美と藤臣君シリーズ/白木蓮抄 と言ったところ。私がわかるのは4つだけですが、まあ知らなくてもそれほど差し支えはなし。ちなみに「百日紅」は、私が最も大切にしている作品のひとつ。

マンガへの深い愛情や愛着が感じられて悪くないのですが、古書店の地下に秘密基地のような巨大な倉庫があったり、主人公が大出版社の社長の娘だったり、アメリカ帰りの変な脇役とか、基本設定にちょっと行き過ぎのところがあって、逆に言いたいことが伝わりにくくなってるのが惜しいか。それとマンガという文化を、過度に持ち上げるだけでなく、「大半はクズなんだけど、中には素晴らしいものもある」という事実を認める姿勢も必要かな。


禁煙授業

2005年01月28日 | Diary
禁煙は無事に続いている。相変わらずあんましつらくない。たらふく飯を食った後に、ちょっと吸いたくなるかなってくらい。もう勝利宣言出してもいいのかな。

で、これは今日の昼、一昇(ラーメン屋)で聞いた同僚の美談。

菅沼(仮名)の小学校6年生になる息子(野球小僧)が、ある日学校から帰ってくるなり「ニコレットを買ってくる」と言い残して再び出かけたそうな。で、1時間後に720粒分のニコレットを買って帰ってきた。なんと7500円もするそうな。

どうやら、その日小学校でタバコの害についての授業があったらしい。で、授業を受けた息子はえらく感化されて、どうしてもお父さんにタバコをやめさせねば、と考えたようなのだ。小学校6年生にとって7,000円ってハンパな金額じゃないですからね。その決意のほどがうかがえるというものです。
さすがの菅沼(仮名)も、その気持ちを無碍にすることはできず、とりあえずニコレット噛みながら禁煙中。1週間がんばっています。ええ話や。

しかし、私が一番気になるのは、そこまで子供の気持ちを追い込んだ「タバコの害の授業」の内容だ。さぞやおそろしい話や映像で子供たちを「教育」したんだろうと想像すると、ちょっとコワイですね。


最後の喫煙者、PLUTO

2005年01月27日 | book
筒井康隆に「最後の喫煙者」という短編集があるらしかったのでAmasonに見に行った。文庫なんでたいした値段ではないのだけど、書店に行ってすぐ見つからなかったり在庫がないと余計な手間なので、買うことが決まっていて急ぎでないものはAmasonで買う。まとめれば送料もかからないのでお得だ。本当に便利だと思う。

で、見てみるとユーズドストアにもあった。古本ですね。いつも思うのだけど、新刊の値段と古本の値段が一緒に表示される。よほど古本に対して抵抗がある人でなければ、かなりの率で古本で買っちゃいませんか? 出版社にとってAmsonは重要な小売ルートだけど、この古本と並べて売るようなスタイルは、困ったものだと思う。

で、「最後の喫煙者」なんだけどユーズドの価格が32円。ちょっと考えてから「1clickで購入ボタン」を押した。二日で届いた。きちんとビニールで包装された美品。封筒の宛名は丁寧な手書き。送料350円は実際にクロネコのメール便への値段だから、この古書店の人は32円のために、メールを出し、商品を出し、包装し、宛名を書き、発送した訳だ。

ありがたいことではありますが、「あんた、そんなことやってて本当にいいのか?」と問いたい気もする私でした。

担当営業からもらえず、新板橋書店にもなかったために入手が遅れたPULUTO。昨日ようやく志村坂上の書店で購入。読みました。
素晴らしい。こうくるのか浦沢。前回の書き込みのときに「唐沢」と誤記してすまなかった。
妻は、「ノース2号」の前編後編だけですでに泣いていた。まあ、涙腺の緩んだ44歳を泣かしてもどうということはないが、それにしてもこの先が期待できる第一巻ではある。

これ、マンガの手法としては「綿の国星」だよねえ。


ねらわれる部屋

2005年01月26日 | Diary
P1020443ピンボケですが

ベランダにスズメの餌台を設置して早二ヶ月(くらい?)。相変わらず毎朝妻が寝起きにやってます。スズメたちもすっかり覚えたようで、常連さん10羽くらいはベランダに近い梢(こずえ)に止まって、米粒が置かれるのを今か今かと待っています。
上の写真は、今朝妻が出かけた後。私が、外の天気はどうなのかなと思ってサッシを開けた途端に、どこからともなく鳥たちがわらわらと集まりだしたところです。

なんちゅうか、もう、一斉に監視されてるみたいでちょっとアレですね。ひっちこっく?

昨年から私の繊細な胃袋内壁を痛め続けてきた某写真集再販。今朝の現場での実験でようやく解決に至りそうな気配です。悪い人ではないし情熱は認めるのですが、「こだわりどころを勘違いしたこだわる奴」って本当に迷惑でした。
あなた本人でさえ、どちらがどちらと区別がつかず悩んでしまうような僅かな違いのために、二ヶ月間も振り回されて胃が痛くなってしまいました。今後は是非、人間として研鑽を積んで早くあきらめる術を学んで下さい。


味噌汁爆発

2005年01月24日 | Diary
不思議なできごとというものは、他所で起きるものと思っていたが、ついに我が家にもやって来た。

昨夜18時半。自分の部屋で遊んでいた私の耳に、時ならぬ妻の悲鳴が。すわ。と、駆けつけるとガス台を中心に飛び散った味噌汁が台所中を汚している。とりあえず妻自身は無事でよかった。聞くと、アルミ鍋で加熱していた味噌汁が突然「爆発」したとのこと。なんでや。

で、妻がネットで調べたところ、「突沸(とっぷつ)」呼ばれるよくある現象らしい。

「味噌汁・爆発」で検索するといきなり「ほぼ日」にあたる。主婦と科学という連載で昨年の12月にこの現象についてわかりやすくレポートしている。なんというか、そこそこタイムリーな事件だったのか。どこの家庭でも起こりうる危険な現象なので、皆さんもよく読んで奥さんにしっかり教えておくように。ここもね。


トロイ

2005年01月24日 | movie
troy

低予算娯楽映画が続いたので、久しぶりにドカーンとしたセットやら大量のエキストラが出てくるやつを見たくなりました。

期待通りの壮大な映画でお腹いっぱい。和平交渉を結んだ国へ行って、人の奥さんをかっぱらってきて、それが原因でどえらい戦争になるという無茶な話ですが、それが史実とされているのなら仕方ない。まあ、見ごたえたっぷりで面白かったです。160分は長すぎるとは感じない。

ところで、「トロイ戦争」は本当に「史実」なのか、それとも「神話」なのか。恥を晒すようですが、まずその辺りからよくわかってない私たち夫婦。Amazonでは「紀元前のギリシャで起こったとされるトロイ戦争」と書いてあるが、「ギリシャ神話」として人間と神々がごちゃまぜに書いてある記事も多い。
http://www.ffortune.net/symbol/sinwa/
ちなみに、上記のサイトで辿っていくと、『一方一時の気の迷いでパリスに付いて来たものの何とか逃げ出して夫のもとに帰りたいと思っていたヘレネは』などという記述もある。映画の純愛路線とはえらい違いですね。
http://www.ffortune.net/symbol/greek/kaze/greek07.htm


ゴルフレッスン13(氷柱編)

2005年01月23日 | golf
60分のうち45分が4時8時で、最後15分が3時9時。ここんところだいたいこのパターンですね。極小のスイングの中で正しい打感を求めるという目的がはっきりしてるので、そう退屈ではないです。前にわかっていたちょっとしたこと、たとえば「前体重」とかをちょっと忘れると、途端にガツッという悪い打感になったりするので、練習してて自分で良し悪しがわかる。これで練習の意味が見出せるのです。

正しいスイングを覚えると、力んだ間違ったスイングで打つより、軽い力でボールが飛び出して行くんだろうなあ、ということを想像しています。だとすると中年ビギナーには絶対その方がありがたい。

今日は特に目新しい開眼はなかったけど、右手でクラブを引き上げない=左肩の捻りでクラブが上がる=右手力脱力のまま、と過去の教えがなんとなく一つにまとまりつつあるような気がしました。


業務連絡>Gさま

2005年01月21日 | Diary
さっき会社にお送りしたメールをここで晒します。

「ひょっとして携帯電話の番号が変わってましたっけ?
かつてそのようなお知らせを受け取ったようなそうでないような。
とにかく私が知ってる番号は呼び出し音が空しく響くだけなので
会社にメールします。

いただいたお電話はおそらくお見積もりのことではないかと
思いますが、ごめんなさい。今夜中にFAX入れておきます。」

ということで、先ほどFAXしました。すません。

それにしてもお客様がここを見ているということは、頼まれた見積もりもしないで昼間たらたらBlog書いてたり、懐石料理食ってたり、6時で芝居を見に行ってしまったりということがバレバレになるってことだったんですね。

うかつでしたー。




なにわバタフライ

2005年01月20日 | act
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脚本:三谷幸喜
出演:戸田恵子
会場:パルコ劇場

大河が終わって、2年ぶりの新作は戸田恵子の一人芝居。
たった一人で2時間出ずっぱり。ミヤコ蝶々の幼少から晩年までを見事に演じました。

たった一人で観客を引き込むのは大変難しい。演じるほうが目いっぱいがんばってしまうと、逆に見ている方が気恥ずかしくなってしまうものです。しかしさすがに戸田恵子。完璧にこなしながらも明らかにまだ余裕で力を残している。こちらも安心して身を任せることができます。

脚本は今回も最後までトリッキーな仕掛け。(ネタバレです)ミヤコ蝶々の本を出版するために取材に来た記者に、自分の人生を語って聞かせるという設定から過去に飛び、2時間かけて現在に戻って来たところで、それまでの一人語りが「これからやってくる新聞記者」とのやりとりの一人リハーサルだったという構成。見事です。

セリフはもちろん戸田恵子にしかないのですが、聞こえない相手役のセリフも実はすべて脚本にはあるそうです。しかも相手役も三谷幸喜の中では最初から想定している役者が決まっていて、セリフは彼らへの当て書きとのこと。うーむ。想定役者名はこちら。http://shibaroku.blog.ocn.ne.jp/hitorigoto/2004/12/post_8.html

一人舞台が単調にならないよう、さまざまなアイデアが演出に盛り込まれています。楽屋に置いてある何気ない道具たちが形を変えて、衣装になったり別の小道具になったり。そこにいない人物をライティングと音で巧みに表現。音は舞台セットの更に上に女性パーカッション奏者とマリンバ奏者(たぶんオケピからいる人たち)がBGMから効果音までの全てを生で演奏。

いろんな能力が理想的な形で一体化した幸運な舞台だったと思います。とりあえず、同じ時代に生きられて私たちもラッキーでした。


解析料理

2005年01月19日 | Diary
昨晩。妻の風邪が悪化して家で寝ているのに、私は仕事のお付き合いで懐石料理。ああ、サラリーマン。

某出版社のシャッチョさんに懐石遊膳・北鎌倉「円」というお店に連れてってもらいました。北鎌倉のお店が天王洲アイルに出してる支店だそうです。

だいたいにおいて天王洲アイルという駅で降りたことがなかったです。私にとって湾岸は遠い未知の世界。ずいぶん遠くに呼び出されて困ったと思っていたのですが、調べてみると埼京線--りんかい線のライン上ではないですか。乗り換えナシで自宅まで30分圏内。なあんだ。

で、初めて見た天王洲はやっぱし未来都市でした。私の生活圏にはこのような風景はないですね。去年、品川の再開発を見て驚きましたが、ここもそれ以上です。完全なオノボリさんになって未来都市の見学をしていました。それにしても、夜6時でずいぶん人通りが少ない。一見、巨大な経済圏のようにも見えますが、人がこれだけ少ないとすると実情はけっこう寒いのかも。

「円」はシャッチョさんが「私の知る限りでは一番おいしい」ということでした。かつて「現代日本料理大系:素材百珍」という和食の全集を出した方のおっしゃる事なのでそれなりの重みはあります。
地熱早生の筍、ふわふわに蒸したトコブシ、幻の葉山牛など、次々と出される料理は京風でとても美味しかったです。ぶっちゃけ懐石なんてそんなに食べなれたものではないので「一番」と言われても判断のしようがありませんが。演歌しか聞かない親父にオーケストラの聞き比べをさせるようなものでしょうか。

私にとって美味の基本条件って「口いっぱいにほおばる」ということだよなあと思いました。




いてつく波動

2005年01月17日 | Diary
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上の写真。左が「愛蔵版 PLUTO」のフロクの「(手塚版)地上最大のロボット」の表紙。銀メタルの紙に首だけ切り抜いたアトムの顔。このデザインにどうも見覚えがあると思って調べたら出たきた。数年前の「ワイヤード 日本版 3号」の表紙(写真 右)。
携帯の写真だと、紙の銀がうまく写せなくてちょっとわかりにくいけど、並べて見ると一目瞭然で「パクリ」だということが分かります。

いや。ただそれだけの話です。

禁煙1週間経過。

「禁煙というのは持続していることが必須なのか。一本でも吸って禁煙の日が連続しなくなると、それはもう禁煙失敗なのだろうか。一日15本吸っていた人物が、1週間に1本だけ吸ったとしても、それは禁煙持続中として認めてもいいのでは」

などど、どうでもいいことを考える。ヤバイヤバイ。危険危険。

キライになって別れたんじゃない。今でも好きだ。でもお互いの将来のためには、別々に生きていくほうがいいという結論になったんです。というようなことを石田純一が今朝のワイドショーで言っていた。なんとなく俺とタバコの関係に似ているなあ。

愛煙家のサイト
中身については特に言うべきことはないんだけど、筒井康隆がコラムを連載している。おそらく印刷されることはないという意味で貴重な資料です。




猟奇的な彼女

2005年01月16日 | movie
ryoki

こりゃまた大変キュートな映画で。いやあ、映画ってほんっとーにいいもんですねえ。

韓国もの、「猟奇的」という語感からこの映画を遠ざけていた人は、損です。いや。私自身がそうだったんだけど。実際はハードインパクト&胸キュン&スマッシュギャグ満載のラブコメです。
口より先に手が出る直情ギャルと、ほんわか振り回され系の男の子のお話。とにかくヘンな説明はいらないので未見の人はだまされたと思って是非。これでつまらなければ、だまされたと思って諦めるように。

かつては、コケットな魅力と錯覚し、この映画ほどはひどくないにしても、まあ一種直情系の女(少なく見積もっても3人)に振り回されつつもえへらえへらとその時はそれなりに楽しかったという経験のある私にはたまらん1本でした。

そんな女には最初っから魅力なんぞ感じない。ふざけるないいかげんにしろな男性には、この映画はダメでしょうね。

韓国のことあまり知らないのですが、風景や考え方が日本と余りにも近くてびっくり。隣国なんですね。
ま、いずれにせよ韓国映画。心して見直さなければならないでしょう。




スクール・オブ・ロック

2005年01月15日 | movie
school

おもしろかったよー。快作です。

お金のために友人の身分を偽り臨時教員として名門私立小学校に潜り込んだデューク。ロックをこよなく愛する彼は、校長や、生徒、PTAをだまし授業として子供たちにロックを演奏させようとする。最初はとまどい抵抗する子供たちだったが徐々に「その気」になって行き、いよいよ明日がコンテストというその夜・・・・・・・

ええと、よくありそうな話ですが、ズバリ「天使にラブソングを」のロック版と考えていいでしょう。徐々に埋もれていた才能が開花していく下りが「天使にラブソングを1」でコンテストとその周辺が「2」です。
ロック・バカが子供たちにロックを熱く語り、黒板を使ってロックの歴史を授業。その他パフォーマンスの教材として、様々なバンドの映像が流れるあたりがロック好きには抱腹です。それと、クラス全員でロックをするために、必要なのは演奏者だけに留まらず、演出、照明、機材、マネージメント、警備と様々な役割を子供たちに割り振っていくところも深いですね。ある意味「おとぎ話」のようなテイストです。

最後、困難の末にコンテストに出場。止めに来た校長や親たちも演奏を聞いて感動して・・・・というお約束中のお約束で終わるのですが・・・・・・やっぱいつの間にか涙していました。とほほ。