Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

ガール 奥田英郎

2007年03月31日 | book
ガール ガール
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2006-01-21

ガールといっても少女のお話ではありません。
がんばって働く30代の女性達(昔はガール)を主人公にした4つの短編集。

珠玉の小品と言えるでしょう。
特に最初の二つは素晴らしい。
単なるOL応援歌に留まらない質の高さを堪能しれ。


秘密の花園

2007年03月30日 | TV

ヒミツの花園 フジテレビ 火曜夜10時 1~3月

月山夏世(釈由美子)は、ファッション誌の編集者。華やかなイメージとは裏腹に、損な役回りばかりのOL。28歳の誕生日を5年連続ひとりオフィスで迎えていた。「私の人生、このままでいいの…?」自分が嫌になる夏世。

そんなとき、編集長・川村亮子(真矢みき)から、担当しているファッション誌の休刊が決まったと告げられ、突然少女コミック編集部に異動させられる。新たな部署で超人気漫画家・花園ゆり子を担当するように命じられ、早速原稿を取りに行くが、夏世を迎えたのは、少女漫画とはかけ離れたコワモテの男・田中一郎(寺島進)。奥の部屋には、アシスタントと思われる男性が二人。夏世は挨拶もせぬうちに彼らから漫画のイメージづくりのためにドレスを買ってくるよう言われ、さらには食事の支度をしろと買い物まで命じられて大慌て…。  

やっとの思いでマンションへ到着した夏世は、ついにブチ切れる。「私は花園ゆり子に会いにきたんです!」   

「… 僕らが花園ゆり子ですけど?」と答えたのは、さっきから夏世をからかっていた男たち。背景担当で片岡家の長男・航(堺雅人)、人物担当の次男・修(池田鉄洋)、営業担当の三男・智(要潤)そして、ストーリー担当の四男・陽(本郷奏多)の四兄弟。夏世の担当する“花園ゆり子”とは、四兄弟のペンネームだったのだ!呆然とする夏世に、男たちは“ある約束”をとりつける。

とにかく原稿を早く仕上げて欲しいと頼みこむ夏世に、「今夜はもうできない」とまたまたわがままを炸裂させ出かけてしまう。

ひとりの部屋に残される夏世。ところが、しばらくして航が3人を連れて戻ってきた。しかも誕生日のケーキとプレゼントを手に戻ってきてくれたのだ。
自分に嫌気がさし、一度は会社を辞めようと思った夏世だったが、「どこまで行っても、自分からは逃げられない」と言った航の言葉が心に響き、社会に出て親以外の誰かに、誕生日を祝ってもらうのは初めてだと、大感激する夏世は、もう一度やってみようと思い直すのだった。(公式サイトから
第一話あらすじまるまるコピー)


大化改新 隠された真相

2007年03月27日 | TV

NHKスペシャル「大化改新 隠された真相」
~飛鳥発掘調査報告~


 
聖徳太子の死後,蘇我氏が勢力を強め,太子の子の山背大兄王とその一族をほろぼすなど,天皇家をしのぐほどの力をもつようになった。中大兄皇子(のちの天智天皇*)や中臣鎌足*らは,中国(隋や唐)で政治や文化を学んで帰国した留学生とともに,天皇を中心とする中央集権国家の建設をめざし,645(大化1)年に蘇我(そが)氏をたおし,政治の改革に着手した。

というのが従来の教科書の記述なんですが、いろいろ掘って調べてみると、どうもそれはちゃうんちゃう?という疑問が出てくる。

調べてみると蘇我入鹿の方が広い見地を持つ合理的な改革の人で、クーデターはいわゆる抵抗勢力の利害に絡んだもので、結果的に改革はその後20年近く停滞したのではないかと。そういう話。

CGも凝っていてすごく面白かった。
従来の定説を覆すような研究はウケがいいので話題になるのだけど、実際のところ大昔のことですからね。どっちの説も推察に過ぎないのは同じなので、真実は!とかそういうことは考えないほうがいいんでしょう。

でもまあ、日本書紀とかそういうものは「その時代のニーズ合わせた虚構」ですからね。その中から真偽を判別していくのはなかなか骨の折れることです。(しかもどんだけがんばっても答え合わせできないし)




町長選挙 奥田英郎

2007年03月26日 | book
町長選挙 町長選挙
価格:¥ 1,300(税込)
発売日:2006-04

なんかこうして見るとカバーデザインと内容がまったく合わないなあ。

伊良部先生シリーズその3。
4話中、前の3つはいいんだけど、最後のメインタイトルでちょっとハズしました。残念。

書いてるほうは「同じだと飽きられる」って思うのかな。

同じがいいのに。


空中ブランコ 奥田英朗

2007年03月23日 | book

んこ

空中ブランコ 空中ブランコ
価格:¥ 1,300(税込)
発売日:2004-04-24

昨年大喜びで読んだ「イン・ザ・プール」のシリーズ2作目。
更にパワーアップした伊良部先生に拍手喝采です。

いつまでたっても文庫本が発売にならないので、ちょっと困っていたら、妻がブックオフで見つけてきてくれました。
おそらく文庫と値段同じくらいなのでお得感あります。


セカンドクラスの添乗員

2007年03月18日 | book
セカンドクラスの添乗員 セカンドクラスの添乗員
価格:¥ 588(税込)
発売日:2006-10

3月はなかなかハードでした。
責任感と社会性に欠ける某編集部の女性とのやりとりに疲れたときに、この本を読んで自分を慰めていました。
編集もそうとう困った人が多いですが、わがまな海外ツアー客よりはどれだけまともか。

ブログから生まれた添乗員のエッセイ。
困った話が続きますが、負けん気が強くて、客に言い負けしてないところが爽快感あります。