Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

百恵・鬼束・Cooco

2008年03月31日 | Diary

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久しぶり日記。

3月は低空飛行な一ヶ月でした。

いい感じにあたたかくなって春だーと喜んでいたらいきなり月初に花粉症。

あれー?とか言っているうちにそのまま風邪に。今年は喉に来るみたいで、それほどひどくはないんだけど、長い期間咳が出ました。

普段布団に入ったら5分で眠りにつくのを自慢にしていましたが、それが咳のせいで2時間くらい眠れない。うとうとしかかると、空ゼキがコホンと。まったく参りました。

仕事の方は、一番の鬼門としているファッション雑誌が年度末のせいか、増刊もありで仕事量が倍に。内勤担当のTと二人でがんばろうぜと誓い合っていたら、なんとTのお父さんが突然亡くなられてしまい、一番いて欲しいときに一週間の忌引き。

いや、どうなることかと思いました。

が、今こうして3月を振り返れるようになったということは、とりあえず一通り終わったということです。めでたしめでたし。

写真は4月の蕨のポピュラー・セッション用のもの。
ポピュラー・セッションはある意味ジャンル不問。自分がポピュラーだと感じさえすれば、どんな曲をやってもいいことになっています。

なので、毎回けっこう支離滅裂な演目が並びます。

今回だとPinkFloydn~人間椅子~LedZeppelin~山口百恵~矢野顕子~Genesis~Cocco~PizzicatoFive~オフコース~高橋洋子(誰?)~鬼束ちひろ~ALLMAN BROTHERS BANDなどの曲目が上から並んでいます。

私は今回Cocco2曲と山口百恵「絶対絶命」でベース。
それと鬼束ちひろの漂流の羽根というとても美しい歌でチェロを弾きます。この曲はピアノとボーカルとオブリガートなチェロの3人だけ。

人前でチェロというのはたぶん15年くらいなかったことで、しかもその間ほとんどまともに弾いたこともなかったのでちょっと危ない試みですが、まあ座興と思ってもらおう。

サイレントチェロを持っていくつもりです。

写真左:Coocco 星に願いを。休みなく16部音符。
写真右:山口百恵 絶体絶命。妻が振りつけ付きで歌います。


タンブラン(tambourin)

2008年03月01日 | リコーダー

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「バロック舞曲と演奏法」から、前回のパスピエの次の曲はタンブラン。

パスピエ同様にこのタンブランというダンスも見たことも聞いたこともなく、楽譜からのイメージで練習していった。

タンブランという単語からなんとなく打楽器の「タブラ」が頭に浮かんで、2/4のリズムを「ドン・タタ ドン・タタ」と跳ねるような、ちょっとイスラムぽい音楽を想像してしまったのだ。

まあ、案の定全然違うみたいでした。
テンポはアンダンテくらい。八分音符もこれまたレガートです。dudududuで。

練習は4小節ごとの固まりの区切りと変化のつけ方を中心に。
シンプルな譜面でも音楽にするにはいろんなことを考えなければなりません。先生はすぐに私の演奏の真似をして「だってこうゆうふうじゃ、つまんないでしょ」と言います。

例えば繰り返しの後の5小節目。g e fis dと次の小節の頭のeまでは跳躍形なのでtututuで、その後のcis d eは連続音なのでdududuとレガートで。
前回、そう楽譜に書かれたので、そのように練習していったのですが、私のtututu音がスタッカートになっていたのが違っていました。

tuとduの違いは発音時のアタックの波形を決めるもので、tuだからといって音を短くしてはいけないのでした。

そうなると tututututudududu という微妙な違いです。

前回書いたように、スラーをほとんど使わないというだけでもアーティキュレーションを作るのにずいぶん範囲が狭まりますが、今度はスタッカートも使用範囲は想像以上に限定されるようで、先生の音楽は本当にチョー・ビミョーな世界のようです。

油絵と水墨画の違いみたいなことになるんでしょうか。

非常に面白くなってきました。