Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

最後の喫煙者、PLUTO

2005年01月27日 | book
筒井康隆に「最後の喫煙者」という短編集があるらしかったのでAmasonに見に行った。文庫なんでたいした値段ではないのだけど、書店に行ってすぐ見つからなかったり在庫がないと余計な手間なので、買うことが決まっていて急ぎでないものはAmasonで買う。まとめれば送料もかからないのでお得だ。本当に便利だと思う。

で、見てみるとユーズドストアにもあった。古本ですね。いつも思うのだけど、新刊の値段と古本の値段が一緒に表示される。よほど古本に対して抵抗がある人でなければ、かなりの率で古本で買っちゃいませんか? 出版社にとってAmsonは重要な小売ルートだけど、この古本と並べて売るようなスタイルは、困ったものだと思う。

で、「最後の喫煙者」なんだけどユーズドの価格が32円。ちょっと考えてから「1clickで購入ボタン」を押した。二日で届いた。きちんとビニールで包装された美品。封筒の宛名は丁寧な手書き。送料350円は実際にクロネコのメール便への値段だから、この古書店の人は32円のために、メールを出し、商品を出し、包装し、宛名を書き、発送した訳だ。

ありがたいことではありますが、「あんた、そんなことやってて本当にいいのか?」と問いたい気もする私でした。

担当営業からもらえず、新板橋書店にもなかったために入手が遅れたPULUTO。昨日ようやく志村坂上の書店で購入。読みました。
素晴らしい。こうくるのか浦沢。前回の書き込みのときに「唐沢」と誤記してすまなかった。
妻は、「ノース2号」の前編後編だけですでに泣いていた。まあ、涙腺の緩んだ44歳を泣かしてもどうということはないが、それにしてもこの先が期待できる第一巻ではある。

これ、マンガの手法としては「綿の国星」だよねえ。