タンブランが終了して、次はリゴドン。
17世紀プロバンス地方。四分音符のアフタクトを持った2/2拍子の快活なダンス。
ということですが、実際のところこの音楽をどんな速度でだうやればいいのかは、踊りを見ないと想像しにくいですね。
ちなみにリコーダーの先生はロンドンのなんとか音楽院で古楽を学んだ時に、バロック・ダンスも勉強されたそうです。踊って見せてはくれませんが。
このD-duaの曲の中で曲で高い D-Cis-D-E-D-Cis-Hという部分があって、ちょっと苦労しました。D以上の音がきれいに鳴ったり鳴らなかったり。
指使いもちょっと複雑でもつれやすいんです。
今まで一人で吹いて遊んでいた時には、Eまで出す曲はなかったし、仮にあったとしても、強いタンギングで勢いだけで吹いていたはずです。でも今はレッスンなので、全体の流れの中で自然にきれいに鳴らさないといけない。
ポイントは左親指の穴のふさぎ方です。
穴は押さえるか、開けるか、半分開けるかの3つなんですが、この半分あけるという動作や開き具合が非常に重要。
穴はずらすのでなく親指を「く」の字に曲げて。
親指の爪を穴の弧で支えにして、ちょうどいいスペースを開けると、高い音が力をいれずに透明な音色でなります。逆に開き方が正しくないと、がんばってもD以上の音は出ません。(Cまではわりと適当な押さえ方でも鳴ります)
この親指の操作(サミング)は、音域によって変えない。開閉の形は常に一定である必要があります。
長年の悪い癖を修正するのはなかなか大変なことです。