愛媛県宇和島市丸の内1丁目
宇和島駅から城山の下までは直線で500mくらい。
お昼ごはんを駅近くの焼肉屋で食べていると、窓から天守が見えました。
小さな町の小さな城山。
いつでも見えてる天守閣。ちょっと憧れます。
城山への進入ルートは北東の武家長屋門か、南側の上がり立ち門の2つ。
これは駅に近い北東側です。
最初は緩やかでしたが徐々に勾配がきつくなります。
責め難くするために、急勾配にして、段の高さもあえて不揃いにしているとか。
とはいえ、小さなお山ですから10分足らずで本丸下に到着。
妻の大きさから計算して、高さ7mくらい。なかなか逞しい感じの打ち込み接ぎですが
ほとんど加工なしの石も多く見られます。
枡形を過ぎて振り返ると天守が見えます。
一之御門跡のきれいな石段を上がると山頂です。
小さくてかわいい天守。独立式層塔型三層三階。
翌日行った松山城にはこれよりも大きな櫓がいくつもありました。
少しでも迫力がある写真は撮れないかとアングルを考える。
天守の石垣。
唐破風の玄関。
お約束の構造模型。
3階天守から宇和島湾方面を眺める。
今では埋め立てられて、海岸までは500mくらいありますが、
当時は西南側が海に面していて、堀にも海水を引き込んでいた海城でもあったそうです。
二の丸の方へ下っていく道脇は野面積み。
二の丸は公園になっていて、お年寄り達がのんびりと午後を過ごしていました。
ちょっと道を尋ねたら、親切に教えてくれて、最後に「またきてくださいねー」と言われました。ほんと。是非また来たいですね。それにしてもあの老人達、よく石段を登ってあそこまで登ってきたなあと、あとから感心しました。