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Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

リコーダーの発表会

2008年10月03日 | リコーダー

Dscf3090毎年一回行う教室の発表会がありました。

写真は通奏低音をお手伝いしてくれた先生のお友達。

マサイーノ[8声のカンツォン]
ガブリエリ[10声のカンツォン]

クヴァンツ トリオソナタ

ペイジブル[5声のソナタト長調]

アルトで3曲、バスも一曲吹かせてもらえました。

バンドのセッション以外で人前で何かをやるのはずいぶん久しぶりの気がします。珍しく少しあがりました。そのせいでクヴァンツの途中で呼吸が不完全になってあせりました。管楽器奏者はあがると命の危険がありますね。

終わってから和室に移動して宴会。近くのセブンイレブンで買出ししたりして、わりと学生の乗りで楽しかった。

悪くないですね。こういうのも。

Concert05_2


メック ロッテンブルグ パリサンダー

2008年08月28日 | リコーダー

ここんところ全然リコーダーの話をしていませんでしたが、ちゃんとレッスンには通っています。さすがに今年の酷暑の中では少々気持ちも萎えぎみだったのは否定できませんが。

そんな中、某楽器店で行われたリコーダーフェアで、私の師匠がミニミニコンサートをやって、その後でリコーダーの選定をしてくれるというので行ってまいりました。ちなみにこれ7月の話なんですけど。

Image035

これはテナーを展示しているテーブルの一部。どれも自由に吹いていいという事でしたので思う存分吹きまくってきました。

私のリコーダーは既に先生が選定しておいてくれました。その前のレッスンでかなりいいのがあったと言われていたので楽しみにしていました。

メックのロッテンブルグモデルで材はパリサンダー(紫檀)のもの。パリサンダーなんてあまり聞かない言葉ですが、いわゆるインディアン・ローズウッドのことだそうな。それならギターのボディや指板でお馴染みですね。

吹いてみると最初からすごくいい感じ。先生には「オカリナっぽい癖のない音」の物とリクエストしていたのですがまさにそんなイメージで。でも発音はすごく敏捷ですぐに気に入りました。

そのフェアではメックの同じモデルが6本あったのですが、先生が2本に絞ってくれていましたので最後に吹き比べて良い方を買いました。念のために先生が除外していた4本も吹かせてもらいましたが、確かに全然ダメダメでした。
これらが同じモデルとして同じ値段で売られている分けですから、やっぱりリコーダーは吹いて決めないとえらいことになるという先生の教えは正しかったのです。

Dscf2866

リコーダーはどれも外見がそう変わるわけでもないので、写真を撮っても盛り上がりませんね。

Dscf2869

お尻のところ。丸いんで立たないんです。

Dscf2871

吹き口のところ。
アップで写しても「だからなんなんだ」って感じですね。

先生が仰るには、メックは大変研究熱心で、同じモデルでも密かに改良が続いていて、実際に良くなっているとのこと。なるほど。

このリコーダーだとプラスチックのものと比較してあまりにも簡単に高い音が出せるので拍子抜けしてしまいます。プラスチックではしょっちゅう高い音がひっくり返る私は、普段はプラスチックで練習したほうが良さそうです。

そうそう。フェアの会場で一番高級なところに置いてあった笛も何本か吹かせていただきました。コルスマとかそういう奴。40万くらいの値札がついていました。
残念ながら今の私のレベルでは10万円クラスとの違いは全然分かんなかったです。象牙はかっこよかったけど。(わかんないって幸せなことですね)


練習しないと意味が無い

2008年06月02日 | リコーダー

レッスンは月に2回行こうとしています。

レッスンが終わった直後には、頭の中にうまくできなかったことの記憶がいろいろとあって、それを克服しようという熱意が強くあります。

でも、レッスンは日曜日の午後のことが多いので、レッスンから帰った後にすぐ練習を開始するほど意欲的にはなれません。blogを書いたり(ここじゃない方)、TVでゴルフのトーナメントを見たり、大河ドラマの厚姫を6時から見ながらお酒を飲み始めるので、結局その日は練習なし。

で、月曜日からは会社が始まってしまい、他にゴルフのレッスンやラウンドもあるので、結局次のレッスンまで大して吹かないままになってしまうこともあります。

今回は、平日は新しいバスリコばっかり吹いていて、レッスン前日の土曜日はラウンドと飲み会。レッスンの課題を練習し始めたのがレッスン当日の数時間前というひどい有り様。

先生は、とてもおだやかな話し方をされる方で、先生から何かを押し付けることは少ないんです。自分がやりたい曲を自分で考えてさらっていって、それを先生に修正してもらったり、途中途中でテクニカルな指導を受けたりします。

「今日はどの曲をやるのか」は自分で決めなければならないので、練習してある曲が少ないとレッスンがとても実り少ないものになります。練習途中の曲にも「OK」のサインはもらえず、指が回らなくてひっかかる度に、無駄な言い訳をしたりします。「バロック舞曲と装飾法」の楽譜もだんだん難しくなってきて、ごまかしが効かなくなってきています。

今週は、私の鬼門であるG-Aのトリルで引っかかりまくってしまいました。なんともふがいない1時間で、努力しない自分が悪いのに、帰り道に自転車をこぎながら「ちっきしょおぉぉお」と唸ってしまいました。

次回の為に自戒を込めて。


バスリコーダーを買いました

2008年05月29日 | リコーダー

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メックの合奏用Rondoシリーズ。

大きさの比較のために、アコギとソプラノリコーダーと
あとお約束の10円玉(中央のジョイントの横の黒い●)を
画面に入れてみました。

まだそれほど長い時間吹けていませんが、
これはかなり楽しいかも。

大量の空気を必要としますが、慣れればそうでもないのかな。
KANONの通奏低音で四分音符8つ(2小節)ごとに息継ぎが必要・・。


間違って覚えた指の修正

2008年05月17日 | リコーダー

月2回のリコーダーレッスンが続いている。

リコーダー奏法のテクニカルな面の話題はは3割程度しかなく、残りは舞曲の形式や表現に関するルールや習慣について。

年が同じという事もあって、だんだんと会話もしやすくなってきた。
自転車でレッスンに向かうのがなかなか楽しい。
高校の頃のチェロのレッスンは、いつも課題がこなせなかったせいもあって、大変苦痛だったのとは雲泥の差だ。

50歳近くになるまで、自己流で吹いていたので、指使いを間違ったまま体に染み付いていて、正しい指使いに修正するのに苦労している音がいくつか。

まずは下のB。
今までは、0 123|4 6
正解は 0 123|4 67

言われて見れば、確かに右手の小指がないと相当に上ずっているのだけど、今までは特に気にもならなかった。まあ、その程度の音感しかないということです。

もうひとつがCis。
今までは 0 12 |45
正しくは 0 12  |456

こちらも右手の指1本不足。

D-durだったらCisはこのくらい高くても許されるような気はするんだけど、今はとにかく染み付いた癖をぬくことの方が大事なので、いつでも薬指まで押さえるように努力している。

ちなみにYAMAHAのサイトのリコーダー運指表だと、6の薬指は二つある穴のうちのひとつだけを抑えるように書いてある。やっぱ、この辺は微妙なのか。

調整や旋律によって使い分けたりもするのかな。

最後がGis。
自己流な私はφ123|45(6)    (6)は半分ふさぎ
ようするにオクターブ下と同じ形でサミングしていたのだが、
正しくは 23|456 という馴染みのないもの。

その上下のAともGとも全然関係のない形で、非常に抑え難い。

これがアレグロで出てくるととりあえずパニックになる。

Dscf2046_2

写真はレイエのソナタ。ここではGisではなくAsですが。
指がパタパタしている自分が自分でおかしくなる場面です。


サミング

2008年04月15日 | リコーダー

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タンブランが終了して、次はリゴドン。
17世紀プロバンス地方。四分音符のアフタクトを持った2/2拍子の快活なダンス。

ということですが、実際のところこの音楽をどんな速度でだうやればいいのかは、踊りを見ないと想像しにくいですね。
ちなみにリコーダーの先生はロンドンのなんとか音楽院で古楽を学んだ時に、バロック・ダンスも勉強されたそうです。踊って見せてはくれませんが。

このD-duaの曲の中で曲で高い D-Cis-D-E-D-Cis-Hという部分があって、ちょっと苦労しました。D以上の音がきれいに鳴ったり鳴らなかったり。
指使いもちょっと複雑でもつれやすいんです。

今まで一人で吹いて遊んでいた時には、Eまで出す曲はなかったし、仮にあったとしても、強いタンギングで勢いだけで吹いていたはずです。でも今はレッスンなので、全体の流れの中で自然にきれいに鳴らさないといけない。

ポイントは左親指の穴のふさぎ方です。

穴は押さえるか、開けるか、半分開けるかの3つなんですが、この半分あけるという動作や開き具合が非常に重要。

穴はずらすのでなく親指を「く」の字に曲げて。
親指の爪を穴の弧で支えにして、ちょうどいいスペースを開けると、高い音が力をいれずに透明な音色でなります。逆に開き方が正しくないと、がんばってもD以上の音は出ません。(Cまではわりと適当な押さえ方でも鳴ります)

この親指の操作(サミング)は、音域によって変えない。開閉の形は常に一定である必要があります。

長年の悪い癖を修正するのはなかなか大変なことです。


タンブラン(tambourin)

2008年03月01日 | リコーダー

Dscf1578


「バロック舞曲と演奏法」から、前回のパスピエの次の曲はタンブラン。

パスピエ同様にこのタンブランというダンスも見たことも聞いたこともなく、楽譜からのイメージで練習していった。

タンブランという単語からなんとなく打楽器の「タブラ」が頭に浮かんで、2/4のリズムを「ドン・タタ ドン・タタ」と跳ねるような、ちょっとイスラムぽい音楽を想像してしまったのだ。

まあ、案の定全然違うみたいでした。
テンポはアンダンテくらい。八分音符もこれまたレガートです。dudududuで。

練習は4小節ごとの固まりの区切りと変化のつけ方を中心に。
シンプルな譜面でも音楽にするにはいろんなことを考えなければなりません。先生はすぐに私の演奏の真似をして「だってこうゆうふうじゃ、つまんないでしょ」と言います。

例えば繰り返しの後の5小節目。g e fis dと次の小節の頭のeまでは跳躍形なのでtututuで、その後のcis d eは連続音なのでdududuとレガートで。
前回、そう楽譜に書かれたので、そのように練習していったのですが、私のtututu音がスタッカートになっていたのが違っていました。

tuとduの違いは発音時のアタックの波形を決めるもので、tuだからといって音を短くしてはいけないのでした。

そうなると tututututudududu という微妙な違いです。

前回書いたように、スラーをほとんど使わないというだけでもアーティキュレーションを作るのにずいぶん範囲が狭まりますが、今度はスタッカートも使用範囲は想像以上に限定されるようで、先生の音楽は本当にチョー・ビミョーな世界のようです。

油絵と水墨画の違いみたいなことになるんでしょうか。

非常に面白くなってきました。


メックのリコーダーを買う

2008年02月20日 | リコーダー

先生に「2~3万円の木製リコーダーを買わないほうがいい。あたりはずれが大きすぎるから」と言われていたのに、23,000円で木のリコーダーを買ってしまいました。

先生に「通販でリコーダーを買わないほうがいい。必ず同じ種類のものでも吹き比べないと」といわれていたのに、通販どころかYahooオークションで中古品を買ってしまいました。

いけない弟子です。先生には当分ひみつにしよう。

Dscf1491_4 メーカーはドイツのMoeck(メック)。


オークションの説明文は「素材は不明ですが柔らかくかつ芯のある音質で、独奏とアンサンブルで使用しました。キズはありません。ケースとメンテナンスキットが付属します。程度はとても良く直ぐにご使用できます。NC&NRでお願いいたします。」これだけ。

写真でみてもきれいだったし、2万チョイならたとえはずれの楽器だったとしても、悔しさもほどほどで済むなと思いました。

23,000円で入札したらそのまま終わってしまいました。
競るのきらいなのですが、逆に競争相手がまったくいないというのも、なんだか寂しい気がします。自分が無駄に高い買い物をしているような気もしてきます。

16日に落札して、昨日19日の朝、出勤直前に配達されました。(午前中仕事休みにして吹いてみたいという欲望に打ち勝って出社)

夜、大急ぎで帰宅。はぁはぁ言いながら組み立てます。

で、生まれて初めて吹いた木のリコーダーの感想はこんな感じ。

・プラスチックより重い。
・音でかい。
・なんか臭いがする。
・ちょっとハスキー?
・音によっては基音と違う倍音が聞こえる。
・音の振動が木を震わせているのが手に伝わる。
・タンギングへの発音の反応は早い。
・プラスチックで出せない高音が楽に出る。

Dscf1492 期待してたのは、「ぽー」という正弦波に近い音色だったので、その点ではちょっと違うなと思いました。バイオリンで言う「サー」という擦過音みたいな成分が高い音で聞こえます。

でも、ネットでいろんなアマチュアの人のリコーダー・コレクションの説明を読んでいると、特徴として「ハスキーな」という表現がありますから、そのことが音色として絶対的に良くないということではなさそうです。個性としてアリ。

親指をふさいでいる音域のおとは「ぼー」という汽笛っぽい感じ。なかなか力強いです。

いずれにしても、「いい音の楽器」というのを吹いた経験がないので、まだなんとも評価のしようがないのですが、プラスチックより吹きやすいのは確かです。
出したい音が簡単に発音してくれると、その分、指や息の表現に意識を向かせやすいからだと思います。

まだ、一日目。これからじっくりお付き合いしたいと思います。

型番ですが、木に彫られている環上の溝のスタイルからすると、
【メック ロッテンブルグ アルト 4300(メイプル)】ではないかと思っていま
す。だとすると安売りで43000円くらいの物なので、中古ですがそれほど損ではなかったかなと。

Cqnsx426img600x4501202614735moeck03 それと、新品だと最初一ヶ月は一日10分しか吹いてはいけないそうなので、とうに慣らしが済んでいて、すぐ実戦使用できるUSEDは悪い選択ではないかもと思うのですが、でも先生にはやっぱし言わないでおこう。(^^;


リコーダーレッスン #2

2008年02月16日 | リコーダー

Dscf1393

1回目のレッスンの時に、先生に手に入れておいてと言われた楽譜。

左から、J.B.レイエのアルトリコーダーソナタ集。

ギースベルト「アルトリコーダー教本」

バロック舞曲と演奏法

ギースベルトの教則本は普通にYAMAHA(銀座)においてありましたが、他2冊はけっこう手に入れるの苦労しました。

レイエは国内版が入手困難で、何軒か探したところでたまたま在庫があったSCHOTTの版をゲット。「バロック舞曲と演奏法」は、注文して1週間待ちました。

で、2週間ぶりにレッスンです。

バロック舞曲と演奏法から難易度5のPassepied(パスピエ)。
この曲集には24の舞曲が入っていて、楽器や装飾音の練習をしながら、舞曲の形式を勉強できるようになっています。
24曲には易しい順に番号が振ってあって、パスピエはその5番目ということ。

Dscf1398

いやあ。難しかったです。

見ての通り譜面は全然シンプルで、楽譜通りの音を出すことは難しくないです。
が、これを先生の注意を気にしながら、バロックらしく味付けをしていこうとすると、けっこう大変。

まずは、前回知ったduのタンギング。あれから家で練習したのですが、自分がやっているduが正しい音なのかどうかよくわからない。
イメージとしては舌をtuよりも奥につけることで、発音の炸裂感をなくして、角をやわらかくするような感じ。
基本はレガート。バロックというとなんとなく音は短めのように思っていて、歯切れ良く跳ねるような音を出す癖がありましたが、そうではなくて基本はレガート。
頭の中で♪に横棒(テヌート)がついているように、ややベタベタと吹く感じ。

最初のブレス。やや早いアフタクトありの3拍子なので、最初のブレスは2拍目で。この息で先生に自分がやりたいテンポと出のタイミングを伝えないといけないのですが、慣れてないので息を吸った直後の音が乱れる。強くなっちゃうんですね。

そうするとすかさず先生から「アフタクトは他の音より弱く」という指示が。

3拍子なので1拍目が強く。2と3は抜いて。
リコーダーは音量の強弱で表現はしないので、この場合は1拍目がレガートで2と3をそれより短く軽く。

という先生の演奏を聞いているとすごく音量も自在に変化しているんだけどな。
言いたい事は音の強い弱いではなく、音の長さとアーティキュレーションで表現に変化をつけろということ。

で、そのアーティキュレーションですが、前回も書きましたが、原則としてスラーはなしです。
duのタンギングのレガートと、tuの短い音で表現。

アーティキュレーションの基本は
・順次進行はduでつなげる
・跳躍はtuで切る
・同音反復はtuで切る

小さな音符の繋がりのアーティキュレーションだけでなく、大きな固まりとしてのフレージングも意識しなければなりません。
バロックはそれほど長大なフレージングではなくて4小節などの分かりやすい固まりできちんとまとめていかなければなりません。
次のフレーズの前では必ずブレスを。

トリル。この本のトリルはターンのような書き方をしていますが、それは無視して。
[w]みたいなのは短く、長いトリルは[tr]
一般的には[+]のマーク。

簡単な楽譜を前にしても、これだけ語られて、これらを気にしながら吹こうと思うとかなり大変ですよー。
意識があっちこっちに飛ぶので、しまいには指までロレロレになったりします。
これ無意識にできるようになるには相当練習しないとだめなんでしょうね。

ちなみにパスピエについて
「パスピエの本性は軽薄さと境を接している。即ち、パスピエの落ち着きのなさとむら気の中には、早いジグでお目にかかるような激情、怒り、焦燥はもはやない。しかし、ここでの軽薄さは、憎しみや不快さではなくて、むしろ何か心きすぐるようなところを帯びた類のものである」

レッスンの後半はTambourin(タンブラン)をやりました。
こちらも濃かったけど、また次回に。


練習用アルトリコーダー

2008年02月09日 | リコーダー

Dscf1320

おけいこを始めるに当たって、先生にこれを買いなさいと言われたYAMAHAのアルトリコーダーYRA-314B。

自分としては、それほど高価でない木のリコーダーを買って、とりあえずの「木の感触」を掴もうと考えていたのだが、先生が安い木のリコーダーだったら、それよりも樹脂成型で当たりはずれの少ないプラスチックの方がずっとマシと言うので。

確かに以前使っていた同じYAMAHAでも型番が二桁の機種と比べると音色も吹きやすさも勝っている。管の中の空気の振動が直接手に伝わってくる感じ。

思いっきり吹き込まないと出なかった上のE,Fもずっと楽になる。(といってもまだまだ音楽的な音色にはほど遠いと思うが)

その他、最初のレッスンで指定された楽譜を3冊手に入れた。それはまたおいおい。


リコーダーレッスン #1

2008年02月03日 | リコーダー

ということで、最初のレッスン。

わたしんちから電車で行くと、地下鉄2駅→JR1駅→地下鉄1駅というハンパなところ。地図で見ると直線で僅か2.5km。自転車で行ってみましたらちょうど10分でした。ラクショー。

会場はなんと幼稚園です。教室の中央に先生と二人。イスを並べてのレッスン。イスはもちろん大人用のサイズのパイプイス。アンパンマンやメロンパンナちゃんの飾り物に囲まれてのおけいこです。

とりあえず、初めてなので何か吹いてみようということになって、ヘンデルのハ長調のソナタの最初の楽章を吹く。先生はアルトリコーダーで通奏低音パートを演奏。緊張したけど人と合わせるのはやっぱり楽しいね。多重録音とは違う。

「けっこう吹けますね」とハンパな誉め方をされ、そこから濃いレッスンへ。

・持ち方。右手親指のあたりに、楽器をささえる小さな部品をつけることを推奨。穴を押さえる指に楽器を支える仕事をさせないで、穴を押さえることだけに専念させる目的。その場で着脱式の部品をつけました。(300円)

・サミング(オクターブをする左手親指の穴の開閉のこと。格闘技の目潰しとはちゃいます)
 親指をずらすのではなく、第一関節の屈伸でコントロール。

・ブレス。口で吸って口で吐く。
 曲の始まりで息を吸う事でザッツを出し、同時に曲のテンポを合奏者に知らしめる。

・タンギング。 
tu  du ru ku gu
to do ro ko go
ti di ri ki gi
タンギングといえば「トゥ」だと思っていたが、実際は山ほど発音の方法があって、それを場面場面で使い分ける能力が必要。うきー。

母音音程の低いほうからo→u→i まあ、これは自然にそうなるかな。息のスピードを変える。高い音を出すのに息の量で替えるのではない。なるほど。

母音のもう一つの使い分けは表現方法。音色を替える。

・基本的にスラーは使わない。音をつなげて演奏するときは、duのタンギングで滑らかに、かつ1音1音はスラーではなく独立して発音する。作曲家が指定したスラー(原典の楽譜に書かれているスラーはスラーあり)

・替え指。(1)トリルのための替え指。(2)表現方法としての替え指。
リコーダーにデュナーミク(音量のダイナミクス)の表現は少ないが、表現には重要。ただ、音量を上げると、必然的に音程が上がってしまう。なので大きな音で吹く音はあらかじめやや低い音程が出るような指使いをしなければならない。

・解決音は小さく。バロック音楽は解決のひとつ前の音が肝心。なのでそこには装飾音が入ったり音が大きく強調される。逆に解決する音は抑えて吹く。

先生が喋りながらメモを書いてくれるので、楽です。上に書いたことも、そのメモを見ながらかきました。

それにしても、初日でこれだけのことを一気に話されましたが、この先どれだけディープな世界が待っているんでしょうか。わくわくします。


 

とりあえずの難関はduのタンギングだなあ。duと言ってもその音を発音するわけではなく、あくまで舌使いのイメージというか位置を表しているようなんだけど、よく分からない。
舌を前歯の裏ではなく、もう少し上あごのあたりでタンギングするっぽいんだけど、それほどtuとの差が明確でないし、慣れない舌の動きなので発音も乱れがち。

第一そんなことを考えながらだと、ただでさえ回らない指がますます回らなくなります。前途多難じゃ。

とはいえ、さすが古学のスペシャリスト。引き出しは多そうです。レッスン楽しそう。

そうそう。この先生はブリュッヘンはベタ誉めで、ニコラ・ペトリは好きでないみたいです。