Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

大人計画「イケニエの人」

2004年11月30日 | act
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松尾スズキ率いる劇団「大人計画」の芝居を世田谷パブリックシアターで見る。(27日夜)
この劇場は2002年の「You are the Top」以来ですが、座席が大きすぎないわりに舞台が大きくていいですね。人気チケットで劇場最後尾しかとれなかったけど、すごく見やすいです。

芝居の感想ですが、一言。それほど面白くなかった。

松尾スズキ作/演出/出演で、阿部サダヲ、宮藤官九郎、荒川良々とテレビでもおなじみの有名役者を揃えて、大いに期待していたのですが・・・・・・・どうも、合わない。

何がいかんかというと、お笑い劇団のくせに基本の筋書きが難解で観念的すぎるんよ。何か言いたいことがあるのか、それとも元々なにもなくて、このごちゃごちゃした空気感だけを味わってほしいのか、私にはわかりませんが。とにかくストーリーが途中からわからない。

「孤島の旅館の前にロケット打ち上げ台ができて、ただでさえ偽温泉事件を起こしたせいで落ち目の旅館なので大きい企業に買収されることになって、その入社試験が旅館の従業員対象に行われて、しかし試験を受けているメンバーの中に実は大企業の指示で、試験を引っ掻き回す役割の人がひとりいて、それは誰かを当てると年収2800万円で支配人になれて・・・・・・」私が理解できたのはここまでですね。この後、主に時事問題をネタにした様々な要素や人がからんで来るのですが、とにかくストーリーは混迷を極めて行きます。

客を笑わせるための多くの小ネタが散りばめられていて、つい笑ってしまう時も多いのですが、やっぱ土台の大筋がはっきりしていないといけませんね。気取りすぎなんじゃないでしょうか。脚本が。
どうもこの作品は「大人計画にしてはわかりにくい」作品らしいのですが、第一印象がこれではこの先何かを期待して、別の作品を見に行くということはないと思います。

・・・・・・・残念。


海峡を渡るバイオリン

2004年11月29日 | TV
フジテレビ開局45周年企画・文化庁芸術祭参加作品

韓国に生まれ、14歳で単身日本に渡り、独学でバイオリン製作者として世界的に名声を得た陳昌鉉のドキュメント・ドラマ。

また泣いてしまった。ちょっと涙腺ゆるゆるすぎか。
韓国籍、バイオリン製作の師匠もなし、作ったバイオリンを売るあてもなし、もちろんお金もなし。と、なかなかに苦難の道のりです。苦難が厳しければ厳しいほど、それが報われた時には感動があるものですが、そういう意味では濃度の高い苦難でした。

ドラマは「北の国から」の杉田成道によるもの。自然の風景をインサートする描写が「北の国」そのもの。セットとロケのバランスもよく全体に重厚感があります。このドラマは成功作と思いますが、その大半は陳昌鉉の妻を演じた菅野美穂によるもの、と、おそらくこれを見た全員が思っているのでは。
細かい情感の動きから、炸裂する叫びまで、多種に渡る演技の引出しを持った女優です。こんなに達者な人でしたっけ。びっくりですね。菅野美穂が泣くシーンではすべて見ている私たちも一緒になって泣きました。喜びも悲しみも菅野美穂の思うがままに操られ。それもまた楽し。

主役の草なぎ君も、まあギリギリ及第点。田中裕子、田中邦衛、石坂浩二と周囲を固め、ちゃちい「ジャニーズのドラマ」になるのを食いとめました。ドラマに関しては満足して見終わりました。


さて、主人公の陳昌鉉さん。実は当時の新宿高校・管弦楽部の弦楽器奏者なら、おそらく全員が年に何回か調布市仙川の工房を訪ねて、楽器の調整や弓の張り替えでお世話になっているはずです。もちろん私もその一人。仙川都営住宅のはずれの雑木林に面したボロアパートの外階段を上がったところにある工房の風景は今でも容易に思い出せます。
有名バイオリニストとの記念写真の額を、狭い部屋中に飾った貧しそうな部屋で、私の弓の張り替えが終わった後も、「300年前の暖炉の木材で作った魂柱(楽器の部品です)の素晴らしさ」を語り、わたしの安物のスズキのチェロも「音が変わるよぉ」と語っているのを、「うさんくさいおっさんだなあ」と思いながら聞いていました。
そのおっさんが、こんな大層なドラマの主人公になるなんて。わからないもんですね。

以下後半、ざっくりカット(気付く人いないだろうけど)




ゴルフレッスン8(苦行編)

2004年11月29日 | golf
>>夫がゴルフスクールで全然OKもらえなくて
>>どよーんとした土日でした。

別の掲示板に妻が書いていたコメント(笑)
そんなに「どよーん」だった? いやもうホンっト申し訳ない。

今回のレッスンはマジで苦行でした。

前回までで、だんだん9時3時スイングが慣れてきて、ちょっと強めに叩くと真っ直ぐにネットまで飛んでいくようになり(ホントはそんなに飛んではいけない)、その後のコース実習でも絶好調。いつものセンセではないそこのセンセにも「おー、○○さん良くなりましたねー」などと言われて、メチャメチャいい気になってました。

そんな状態で望んだレッスン8だったのですが、いつものように手始めに4時8時の練習を始めたら、「全然ダメ」。「腕が動いてる」「肩が捩れてない」「それは捻ってるんじゃなくて上下運動してるだけ」「腕で打ってる」「ボールを上げようとしない」と注意の連発。

4時8時のスイングというのは、手に持った棒を右足のちょっと先から左足のちょっと先までゆっくり動かすだけで、人間としては運動というほどの運動でもないのに、それがどうも全然ダメなんだそうです。前はできていた(らしい)のに。そうなるとセンセに言われたことが頭の中でグルグルして体が動かなくなり、何がいけないのかますます分からなくなります。センセが動作を補助してくれて、そのあとで「どですか?」と私に聞くのですが、なにがどうなのかも分からない。分からないので質問すると「言ったことだけをやっていればいいのに、余計なことをしているのです」などと答える。んだとコノヤロー。

ちなみにさきほどの妻の掲示板コメントの続き。

>>たぶん、夫は教わっているときに色々言うタイプなので、
>>先生の気に入らないのではないかと(笑)

そうだったのかー。初心者だけど熱心な(そして少し理論派な)生徒」をやっていたが、どうやら裏目だったようだ。

で、結局1時間の間、頭にモヤモヤしたこと-----できない自分に対して、センセの教え方に対しての恨みつらみが、4時8時という窮屈な動作の連続の中で一層熟成され、それに加えて、パソコンは壊れるし、買ってしまったスティーブ・ハウの楽譜は難しくて弾けないし、離婚はするし、後ろの打席の妻がなんか好調でセンセに誉められてる声は聞こえてくるし、----と、人生の裏面ばかりがクローズアップされてきて、それでもボールはまだあるし、早く昼メシ食べたいなあと思いながら練習していたのでした。

若干、誇張していますが、確かにこりゃ相当ダウナーですねえ(笑)
いやめんぼくない。かなり誇張してますので、マジ読みしないでね>妻

とにかく、少なくとも来年3月までは継続することにしたので、もうちょっとがんばってみようと思います。今日のコメントが数年後に笑い話として読めるように、あの時やめてしまわなくて良かったと思えますように。合掌。


溜まってます

2004年11月29日 | Diary
悲喜コモゴモな週末でした。

自宅PCについてはコメントで書いた通り。通常一番最初に見えるメーカーロゴすら出ないし、試しにFDを突っ込んでもダメなので、ひょっとするとマザーボードが逝っちゃったのかも知れません。
あのー、、、私ものすごい静電気体質なんですけど、私の静電気がマウス経由でPCを破壊するなんてことは、ないんでしょうか。これトンデモな質問ですか。どうも自宅と会社で、固まるときの雰囲気が妙に似てるんで、ひょっとすると諸悪の根源は自分なのではとか思ってしまいます。マンガの「動物のお医者さん」に、手に持っただけでフロッピーのデータを消してしまう人(菱沼さんか)がいましたけど、そんな感じで。

PCはインターネットとデジカメの保存くらいにしか使わないので、実のところそれほど生活に支障はありません。ダメージで比べれば、例えばこのblogの全データが消えましたごめんちゃいとOCNに言われたとしたらその方が100倍悲しいです。

自宅のPowerBookで、blogの管理画面に行こうとしたらユーザー名とパスワードを求められました。でも、どうやってもエラーになる。パスワードの記録もPCの中にしかないので、入力するパスワードも絶対これで正しいという保証がなく、思いつく限りの文字列を入れてみましたがどうしてもダメ。
今朝、会社に来ていつも通りのパスワードを打ったらすんなり入れました。なんだかなあ。MACだからかなあ。ちなみにCapsLockやまして全角になっていたとかいうオチではないですから。残念!

それにしても、毎日気まぐれに書いてる日記ですが、環境的に「書きこめない」状態になると、なんかストレスが溜まりますね。便秘ってこんな感じ? 心の中に澱のように溜まっていく脳内文字列を、blogで放出することが、私の精神安定に役立っているようですね。

じゃあ、順番に発散して行きます。


赤いポッチを探して

2004年11月26日 | Diary
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会社では1995年以来ずーーっとThinkPadばかり。今ので4代目。機種で言うと、230(1995)⇒380(1997)⇒600E(2000)⇒R31(2002)という変遷です。
会社から支給されるPCなので、機種については選択肢はないのですが、社内で新しい機種が出まわり始めるとあの手この手で管理部にかけあい、人より早めに更新して来ました。ちなみに周りを見るとwin95のThinkPad380Eあたりがごく普通にまだ使われています。

で、私の現在使用中のR31。最近、動作不安定でそろそろ臨終間近のようです。
先日、臨終間近を理由に更新の依頼書を出したので、今これを打っているThinkPadR31はまもなく交換されます。

ところが! なんということでしょう。最近会社で更新されるノートが富士通のFMVノートなどというぶかっこうなシロモノに変わってしまったようなのです。理由は不明だけど、やっぱコストかなあ。

問題はマウス操作。
一般の人が疑問もなく普通に使っているノートPCのトラックパッドという奴が、ThinkPadderにはどうしても我慢ができないのです。会社や家でPowerBookとかも使いますが、5分もすると背骨の上を虫が這っているかのようイライラムズムズ感に襲われて、とても作業になりません。「慣れ」だということは分かるのですが、でもこんなことでガマンするのは嫌。

(ほぼ)ThinkPadだけが採用しているトラックポイント(赤ポッチ)の優位性についてはわざわざ書きません。これに慣れていない人がトラックポイントを操作する時のとまどいもよく分かります。もうこれは、国民性の相違みたいなもんですね。絶対に合い入れない二つの流派。

で、FMVが来た日のために、外付けのキーボードを購入することにしました。長々書いてまた買い物の話かい、と叫ぶ妻の顔が一瞬目に浮かびましたが。

調べ始めてまず驚いたことに、なんと最近(たぶん2003年)のThinkPadにトラックポイントとトラックパッド(IBMではウルトラナビと呼んでいる)の両方を装備している機種が普通にある。なんとなげかわしや。IBM地に落ちたりー。裏切りものー。
でも、ThinkPadderはそんな臭いものにはすべて蓋をしてしまうようです。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~zumo/d2004_01.htm
1月18日の日記参照。

で、外付けのキーボードはどうかと言うと、やっぱりついてるウルトラナビ。過去にはUSBスペースセーバーキーボードという素晴らしい商品もあったようだけど、今は製造・販売はしていないらしい。ヤフオクにスペースセーバーキーボードが出品されてるけど、これはUSBではなくてPS/2のもの・・・。

まあ、販売戦略上、「慣れれば圧倒的に使い易いけど、慣れないととっつきにくいトラックポイント」だけでは、販売機会が少ないというのはわかるんだけど、熱狂的なThinkPadファンを切り捨てるような販売ライン。ちょっと心配です。

ということで、「IBM USB Space Saver Keyboard 22P5164」の新品、もしくは程度の良い中古を探しています。お手隙のみんな! 早速検索にかかってくれ!


ひまつぶしblog

2004年11月25日 | Diary
10時40分に西武池袋線の東長崎集合で印刷立会い。青木淳ではなくてNHKの「ナーゴ猫町物語」という奴ですnya。9時に出社しても会社に1時間いられるかどうかなので立ち寄りにしました。あと10枚CDコピーできるかな。ネットジュークって私的にはなかなかいいコンセプトの便利な機械と思うんだけど、このコピーという単純作業に普通の人は絶えられるんでしょうか。かなり苦行です。
あと、CD2,000枚入るという触れ込みですが、それは66kbpsの一番低いレートの場合で、今の私のレート(132kbps)だと1,000枚ってとこでしょうね。

この苦行が水の泡にならないようにUSBで繋いだHDDやPCにバックアップを保存できます。ウチの場合PCの方がさらに危険なので40Gの外付けHDDの中古をヤフオクで物色中。誰か余っている人はいませんか。いませんね。はい。

ヤフオクといえば、昨夜不思議な現象が。
ヤフオクでトップ>パーソナルコンピュイータ>周辺機器>と下って行って、次にハードディスクをクリックすると固まる。再起動して同じことをやると固まる。念のためキャッシュを廃棄して、またやったらやっぱし固まる。3回同じ事がおきれば「再現性あり」と判断できますよね。ちなみに他のサイトを見回る分には問題なし。

今朝はそんなことはなかったのですが、すごく不思議でした。まあ、パソコンだからしゃあないけど。
ところで、ウチはWindowsMeのままなんですけど、XPは固まらない、もしくは固まってもそのアプリの領域だけで、システム全体がフリーズすることはないという世間の噂は本当なんでしょうか。

あ、今初めてCDデータベースから情報を拾えないCDが出ました。
「ロックン・ラップ スモーク・オンザ・ウォーター」というRIMIX企画モノのシングルです。ま、どうでもいい奴だけど。

(ボールを最下点よりわずかに手前でとらえるというのは基本中の基本です)

ついでにゴルフの話。そうか。基本だったのですね。でもよく考えるとまだクラブを正確にボールに当てることすらできない身の上で「僅かに手前」とか微妙なことは無理みたいですね。とりあえずアホーのようにセンセを信じてトレーニングを続けて、身体で覚えようと思います。
レッスンは3ヵ月で終了なんだけど、ここでやめても無駄金になっちゃうんでまだまだ続けて通うつもり。このペースだと初ラウンドはそうとう先のことになりそうです。さすがに9時3時スイングだけで回れないでしょ。あ、でもセンセがドライバーで見せた9時3時はけっこう飛ぶんだよなあ。今度の土曜日には1本ウッドも持っていって自分でもやってみよう。


Zapf 2

2004年11月24日 | blog
やっと人心地。

今週は会議や約束もほとんどなくて、愛用のTcalendarも今日以外は予定のない「通常色」。ああそれなのに、今日に限って午前10時が恐怖のトリプルブッキング。最初の2つはうっかりしてたんで、一つを後ろにずらせてもらったんだけど、その直後に午前中いっぱいかかる印刷立会いが飛びこんで来てしまいました。

まあ、なんとかなったけど。

このblogって、リロードがすごくたくさん必要だと思いませんか。コメントを書きこんだ時、送信ボタンを押せば、コメントそのものは確かに書きこまれているんだけど、右サイドバーの「最近のコメント」欄が更新されない。リロードして更新。その後、メインページに戻ってサイドバーを見ると、また「最近のコメント」欄に最新のコメントの表記がない。
サイドバーって一つの同じフレームとかじゃなくて、個別に存在だか生成だかがされているようですね。

昨夜「ごとうさん」が来てて少し驚きました。ここって「準非公開」と謳っていますが、実際はそれではさびしいので、ごく数回だけ掲示板やメーリングリストやメールでURLを「うっかり漏らしてしまった」ふりで、実は興味のある人を誘ってみたのでした。今はなきmyprofileの時代です。そしたら、自分で思っていた以上に私の私生活に興味がある人は少ないようで(笑)、こんな感じのごくごく内輪のcommunityができあがったという訳です。
にしても一番確率が悪かったのが青学オケですよね。最も熱い青春を共に過ごした集まりなのに、ひっかかったのは一人だけ。しかも同期じゃなくて先輩だし。

コメントいただく方々はいつもありがとうございます。多忙な生活の中の潤いになっています。

CDは昨夜までで115枚コピーしました。もうコツコツやるしかない。
実は一番楽しみだったのが、全アルバムをまたがってのシャッフル・プレイ。前に、「だ」先輩の書いたのを読んですごくやりたかったのです。で、今朝、115枚たまったところでやってみたんだけど、今のところコピー済の115枚でほとんど全部プログレなんですよ、まだ。
流れた曲は1曲目がキース・エマーソンのPf協奏曲の3楽章。長いので次に飛ばしたらYesの「錯乱の扉」、長いので飛ばしたら・・・。

早く、和ものをコピーしないと、まだこの楽しみを味わうのは早かったようです。


ゴルフレッスン7

2004年11月23日 | golf
tsuru

秋晴れの休日。生まれて初めてゴルフ場というところに行って来ました。

といってもラウンドして来たのではなく、レッスンの中の「コース実習」という奴です。
場所はJR川越線高麗川駅からタクシーで10分の「鶴ヶ島カントリークラブ」。会社に入った頃、同じ課の人で「鶴ヶ島から通ってるという人がいましたが、ここだったんか。毎日神保町までよく来たな。えらいぞ。

コース実習と言っても、初めて2ヵ月未満。まだハーフスイングすら教わっていない身でナニをするのかと心配でしたが、そこは実績あるゴルフスクール。ちゃんと一日楽しめるようにプログラムが作ってありました。

9時半にフロントに集合。
食堂で座学。ルール、マナーなど。
それから外に出て屋外の練習場でアプローチの練習。
初めての芝の感触を味わい。
グリーンでパターの練習。
(昼食)
併設の打ちっぱなしで土手に向かって練習。
コースに出て、ラウンドの薦め方の講習。
ティーグリーンからとりあえず打ってみる。
30ヤードのアプローチ。3時ー9時。
7ヤードのアプローチ。4時ー8時。

というようなプログラムで、朝から午後3時半まで、いい天気できれいな紅葉を眺めながら楽しく遊びました。こないだ買ったゴルフシューズも歩きやすくてよかった。

帰りに池袋西武地下でお惣菜を仕入れて、すでにワインも飲み終わり、酔っ払いがみすタッチに苦しみながら懸命に打ってます。


Net-Juke買った

2004年11月22日 | AV
先週「萌え~」とか書いていた奴、買っちゃいました。金曜に価格comで見て最安値のとこで注文、昨日の日曜日にもう到着しました。早いね。ちなみに本体49,800円に専用の5inchモニターが16,800円。またすぐに無駄な買い物になるんじゃないかと心配されていますが、聴くと減っちゃうイエローサブマリンの初期盤や、使いもしないで売っぱらうゴルフのドライバーや、滅多に夜は走らないのに買ってしまったハブダイナモよりはずっと有効に使うつもりなのでひとつよろしく。(すいません、妻もZapfを見ているらしいので前の一文には突っ込まないで下さい)

早速設置です。
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なんとなくまとまりのつかない風景。この机、小さく見えるけど幅が165cmもあるんですよ。なのにずいぶん有効面積が減った。スピーカーは壁にぶら下げるつもりだったのに、そういう仕様にはなってなかったので2階建てに。震度3くらいでエライことになりそうですね。まあ、今日のところはとりあえずってことで。また何か考えます。

今まで楽器やMIDI音源やマイクなんかは、ミキサーでまとめてオーディオ出力はDENONのミニコンポのAUXに入れてました。これだとCDを聴きながらそれに合わせてってことができなかったけど、今回からスピーカまで2系統になったのでそれもできます。

P1020349本体部分

全面がカバーで覆われてて、CDトレイがその中なのは面倒かなと思ったけど、考えてみると全部内蔵HDDに録音しちゃえば、CDトレイは新しいCDが来た時しか使わないんで、この方が合理的です。意味もなく青く光るのはどうかと。モニターは小さいけど必要充分。表示される情報はこんな感じです。

ネットに接続して使うのが基本なんだけど、ルータがないので今のところスタンドアロン。CDデータ5万曲内蔵というのが、どのくらいの情報量なのか心配だったけど、フランス盤のかなりヲタクっぽいSteve HoweのYes加入前のアルバムでもサクっと曲目まで出ましたので、普通に使う分にはネットにデータを拾いに行く必要はないようです。もちろんブートレグは対象外。

早速日曜の昼からCDを入れてはコピーという繰り返し。60分くらいのCD1枚で8分かかります。(ATRAC3の一番大きい132kbpsで)
作業そのものはCD入れてボタンを2回押すだけ。途中妻にも手伝ってもらってちまちまやりましたが、一日かかってやっと60枚くらいまで。平日も朝夜がんばって週に100枚くらいを目標にすれば年内には終わるでしょう。CDの保有が少なくてよかった。そういえば、昨年同じ事を年末の大掃除の時にやり続けて、奥さんに呆れられていた人がいましたね。

CDのコピーが済んだら、CDラックごと別室に移動させて、少しでも自分の部屋を広くしようと思ってます。
音質は、BGMで使うには充分。少しシャリシャリしますけど、それは圧縮ファイルのせいではなくスピーカーの特質でしょう。とにかくいろんなCDに指先だけでアクセスできるので、今まで聞かなかったCDなんかも気軽に音を出せるのがありがたい。
今度からTUTAYAで借りてきても、もうCD-Rには焼かないと思います。


ゴルフレッスン6

2004年11月21日 | golf
朝9時から会社の研修が午前中いっぱい。なんで土曜日にやるかねー。初めてレッスンも欠席かと思いきや、会場に行ってみると出席チェックは名簿の自分の名前に○をつけるだけではないか。○つけて即退散。せっかく会社にきたのでゴルフの時間まで他の仕事してました。

で、11時からレッスン6回目。我々の前の時間のクラスの終了際を見ると、私と同時にゴルフを始めたようなOLがいつのまにかクラブを真上まで振り上げてハーフスイングの練習に入っている。なにー?俺より進歩が早いのか。ややショック。

で、こちらはどうかというと、今回もイマイチよくわからないままの1時間。バックスイングが全然ダメらしい。先生曰く、捻ったつもりになっているだけで、実際は腕だけでやっているそうだ。腕を動かさないように右脇にタオルを挟んで落とさないように降る。頭を動かしてはいけないと言われたので苦労していたら、「頭を背骨の真上から動かさない」という意味で、体重が移動しているのに頭だけはその位置で固定しているという意味ではないんだそうだ。どうも言ってることがわかりにくいんだよなー。

全然練習が先に進まないので、ちょっと先生のせいにしてみる今日この頃。

ここからは日記。
練習が終わってから板橋区役所の松屋で牛丼を食って、家で20分休んでから新宿のシアター・アプルへ。14時から17時まで芝居を見て、なんとなくブルーハーツの音楽に乗せられて歌いたくなり、紀伊国屋前にできたカラオケ館で6時から8時まで夫婦で歌いまくる。ついでに食事もそこで済ませてしまった。
12月のハニフラのフォークロック大会でデビューを目指して、ツイストの「銃爪」とさだまさしの「飛梅」を練習する。無理して声を張り上げるんでノドが痛い。妻はレベッカの「フレンズ」とか中島みゆき。ハニフラのフォークは柏のマーチン親父の集いと違って、あまりマニアックな世界でないのでありがたい。(そのかわりプログレは尋常でなく濃いけど)

ああ、忙しい土曜日だった。・・・って遊んでるだけだがや。


リンダリンダ

2004年11月21日 | act
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鴻上尚史率いる第三舞台の「リンダ・リンダ」@新宿シアター・アプル。

「新撰組!」の土方歳三こと山本耕史が出演ということで、妻がチケットを仕入れる。共演にSOPHIAのボーカルの松岡充君といっても、ここに集うおっさんにはわからないだろう。ワシもうよう知らん。
ミュージカルかよーと正直まったく期待せず、妻のお供のつもりで出かけたのだが、いやー、おもしろかったスー。まず、ミュージカルではなくて「音楽劇」ね。台詞を歌で言うのではなく芝居の合間合間にブルーハーツの曲が入り、物語が進行していく。芝居とコンサートの合体のような形式。ブルーハーツも知らないので事前にベスト盤のCDを買って予習はしていた。

ストーリー。
プロを目指すロックバンド「ハラハラ時計」(この名前で三菱重工や新宿の交番の爆破事件を思い起こす人はかなりのおっさん)のライブで舞台は始まる。しかしバンドはレコード会社のスカウトにボーカルを引き抜かれ、更にドラムは失意のうちに故郷の諫早湾に帰ってしまい、バンドの存続がピンチ。新しいボーカルとドラムを探そうというマネージャー、人前での上がり症を克服しようと児童劇団に入るベース。しかし、リーダーのヒロシは「音楽だけがロックではない。本当のロックを目指す」ため、そして去っていったメンバーをバンドに呼び戻すためにに諫早湾の防波堤の爆破を計画する。最初はまったく相手にされないが、全共闘の生き残りの中年がメンバーに加わり、爆弾やリモコン発火装置の製作に取り掛かるうちに、話は具体化して行く。しかしその情報は既に警察に漏れていた。そして運命の決行日を迎える。

うー、こうして書いてみると全然面白くなさそうだー。確かに今時「全共闘」だの「内ゲバ」だのが堂々と出てくる芝居ってあり? 若い観客(ほとんどが若い女性かカプー)には意味すら通じないぞ。と、思うでしょうが、これが滅茶苦茶面白くて引き込まれる話になってしまうところが鴻上尚史のえらいところか。
ギャグもすべらず、芝居も歌もよし。山本耕史もうまいけど、やっぱ松岡充がいい。ビジュアル系バンドのボーカルってナメてはいけません。売れる人はやっぱ、普通の人とは違うんだなあと思い知るべし。

休憩挟んで3時間10分の長丁場だったけど、最初から最後までまったく退屈することなく、長い長い拍手とアンコールがそこにいた観客全てを魅了したことを正しく語っていました。




ルインズ波止場

2004年11月19日 | music
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蕨で教えてもらったCDがAmazonから届いていた。

ルインズ波止場の『Close to the RH 嬉嬉』。
と、わざわざリンク貼っても、誰にもまったく興味のないアバンギャルドなバンドなんだけど、その中でYesの「危機」をコピーしている。それも20分の全曲。しかもキーボードなし。

「危機」以外の曲はようわからん。なんだ?あばんぎゃるどて。
しかし、危機は面白かった。これだけでプログレな人には必聴盤になるのでは。だって、リック・ウェイクマンなしでギター2本とベースとドラムでやっちゃうんだよ。キーボードの高速ソロを完璧にコピーするギターには唖然としました。いや、ネタとしてもここまでやれば立派だわ。


発掘捏造

2004年11月18日 | book
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新潮文庫:毎日新聞旧石器遺跡取材班

実は自作自演だった上高森遺跡での発掘捏造はなぜ起きたのか? 一部で暴走する考古学と、それを止められなかった学界の体質。さらに報道のあり方と使命を、毎日新聞旧石器遺跡取材班が自戒も込めて総括・検証する。(amazon)

4年前の有名なスクープ報道に至るまでの取材過程を記録したドキュメント。読み応えあり、一般人向けの多角的な検証や考察もコンパクトにまとまっていて、なかなか面白い。
発掘された物自体が「事実の実証」と考える考古学そのものの問題、チェック機能をもたず、記者会見でのセンセーショナルな発表を鵜呑みにして新聞記事にする報道のあり方など、奥の深そうな問題が露にされる。

決定的瞬間のビデオ撮影に成功する瞬間に向かって高まっていくスリルもドラマティック。つうか、実際にスペシャルドラマが作れそうなくらいネタがいっぱい。藤森氏のその後の告白がある続編も読もう。