TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

参院選の投票率はどうなる!?

2010-07-11 | 時事


朝日新聞の推計によると、今回の参院選の投票率は、3年前の前回をやや上回り、60%近くになるという。

グラフが添えられており、世論調査の「必ず投票に行く」「大いに関心がある」という比率と前回までの実績の投票率が示されている。これらのデータをもとに試算したであろうことは予測できるが、この点についての説明は全くなし。


こんな記述も気になる。「98年に投票時間を2時間延長した効果からか・・ 」と自信ない様子を露呈している。



さらに、期日前投票の出足にも触れているが、このデータがあまりにも古い。今月4日時点で前回比1 . 94%増と紹介しているが、NHKの今日のニュースでは今月9日時点で8%余り増だという。投票日が迫るにつれて急上昇したのだろうが、あまりにも違いすぎる。期日前投票のデータが投票率試算の重要な要素となるのかどうかは分からないが、もしなるとすれば朝日はもう一度試算をやり直し、読者にはっきりと示す必要がある。朝刊が楽しみ!?



記事本文では「60%近くになる可能性がある」と明記しながら、大見出しは“投票率どうなる”。これでは信用できない。長年の朝日の読者としては、残念でならない。






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