いまはどこに行くにも、ネット情報あり、ガイド本も満載。
ただ古都の奈良を訪ねるのなら、
少し先人に学ぶことをお薦めする。
まず日本の歴史の中での位置づけをつかもう。
懐かしい歴史の教科書がいちばんの近道、
『もういちど読む山川日本史』(山川出版社:1500円)。
次にガイド色がやや濃いが
PHP新書の『奈良の寺社150を歩く』(966円)、
朝日新書などこの種のものは色々ある。
私が特に推薦したいのは、もろもろの文庫本。
手元にあるものだけ紹介しよう。いずれも入手は簡単。
◇講談社文庫、五木寛之の『百寺巡礼 第1巻奈良』
◇光文社知恵の森文庫、井上靖監修『私の古寺巡礼 第3巻奈良』
◇講談社文芸文庫、白洲正子著『私の古寺巡礼』
◇新潮文庫、亀井勝一郎著『大和古寺風物詩』
◇岩波文庫、和辻哲郎著『古寺巡礼』など。
深く探ろうとすれとキリがないが、聖徳太子や仏像など
それぞれ興味のもてるジャンルに踏み込んでいけばいいと思う。
まだ奈良は日本誕生のいい空気が吸えると思う。
有名寺院の独自の講座やいわゆるカルチャー教室が現地訪問など
古都散策の道筋はそろっている。
まず一歩を踏み出してほしい。
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