TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

寅とムカデといえば・・

2015-01-23 | 散策

正解は、信貴山寺とも呼ばれる奈良の朝護孫子寺。

寺の由来は興味深い。

今から1400年前、仏教支持派の聖徳太子が

神道を重んじる物部守屋を討たんと出陣した際

天空遥かに毘沙門天が現れ、必勝の秘法を授けた。

その時が寅年・寅日・寅の刻であったという。

その加護で勝利し、自ら伽藍を創建し、

信ずべき貴ぶ山“信貴山”と名付けたそうだ。

寺の入口では巨大な張子ようの寅が参拝者を迎える。

また本殿の毘沙門天の額には大きなムカデが這っている。

いずれも毘沙門天の使いであり、

信貴山大本山・成福院の鈴木貫主いわく「殺生はならぬ」。

ムカゼは必ずオスとメスが同行しており

家族の平穏の証であるという。

本殿にも毘沙門天の脇に妻の吉祥天と子が祀られており

こうした仏像の配置は極めて稀だそうだ。



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