TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

秋 なごみの花

2016-10-03 | 散策

 

散歩の楽しみの一つに、家庭の庭に咲く花の観賞がある。

秋たけなわのいまは、黄金色した愛らしい金木犀、

あたり一面を馥郁とした香りで包む。

花言葉は、謙虚、真実それに陶酔、

私は陶酔という言葉がもっともかなっているように思う。

 

「内気」という花言葉を持つ萩もこの時期

ちっちゃなかわいい花をつける。

この花はどこででも見ることができるが、

奈良・白毫寺のハギはとりわけ美しい。

 

 

 

 


べっぴんさん

2016-10-03 | メディア

きょうからNHK朝ドラ「べっぴんさん」が始まった。

神戸の子供服メーカー「ファミリア」の

創業者・坂野惇子さんをモデルにしており、

その活躍を描きあげてゆく。

タイトルがなんとも良い。

メルヘンチックで、動きも優しい。

菅野美穂の語りもぬくもりがある。

一つ驚いたのはテレビに映し出されたこのシーン、

ヒロイン・すみれの横に立つこの女性は

往年の坂野惇子さんと生き写し、

私が神戸センター街のお店の前で坂野さんと

挨拶を交わしたのは昭和41年ころだった。

私は当時近所のお店に泊まり込みでアルバイトしていた。

たまたまだが何度かお目にかかり

にこやかな笑顔で会釈をしてもらった。

このワンシーンでその時の面影が鮮明に浮き上がってきた。

たまたま似たということはないでしょう。

メイクさんはかなり入れ込んだことと思います。

これは隠し味といえるのかもしれませんが、

朝ドラならではのこだわりといえるかもしれません。

[文庫本宣伝から][朝ドラの1シーン・TVから]

 

「べっぴんさん」というタイトルは、“さん”付けで

坂野さんら創業者4人を指すかと思いますが、

特別な品を指して「べっぴん」というのは、

すでに死語で、今の神戸ではだれも使っていない。

「べっぴん」はあくまでも別嬪を指すのであって、

地元の人間にとってはかなり違和感がある。