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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

三平選手先制弾も後半息切れ逆転負け【V・ファーレン長崎戦】

2023-04-15 | Weblog
4月12日にアウェーが行われた2023年明治安田生命J2リーグ第9節V・ファーレン長崎戦ですが、試合結果は1対2でヴァンフォーレは敗れてしまいました。ヴァンフォーレの得点は前半に挙げた三平選手のゴールでした。


【良かった点】
この試合良かった点は前半自分たちのサッカーができたこと。というのも前節の仙台戦は強風の影響や品田選手の負傷離脱など外的要因はあったものの0対3と大差で敗れていました。それまで4連勝中だったこともあり、この敗戦でチーム状態がガラリと変わる可能性もありました。しかし今回の長崎戦では前節の悪影響はほとんどみられず、試合の立ち上がりから積極的にプレーしていく選手たちの姿を見ることができました。それは今シーズン初出場となる林田選手や蓮川選手が思い切ってはつらつとプレーする光景を他の選手が見て触発されたのかは分かりませんが、前から果敢にかつ組織的にボールを奪いに行くプレスが効いており、前半19分の林田選手の左サイド前方からのプレスからボール奪取して素早く繋ぎ、最後は三平選手のゴールへと結びつけました。その他の場面でも効果的にプレスに行くシーンがあるなど、スタートから攻守において仕掛けていくことは今の堅守速攻のスタイルには重要な要素となっているので、それが前戦の結果関係なく今回表現できたことは評価して良いポイントだと思います。

良かった点の2つ目は林田選手と蓮川選手が出場したことを挙げます。林田選手は昨シーズン6月末に負ったケガにより右ひざの靭帯断裂で全治8ヶ月と診断され、長いリハビリ生活に入っていました。3月になって徐々に実戦形式のトレーニングをこなすようになり、満を持してこの長崎戦で戦線復帰。運動量豊富に中盤の幅広いエリアを動き回り、鋭い読みからのプレッシングで相手ボールホルダーに圧力をかけにいくスタイルは林田選手の特長そのもの。前半19分には前に出てプレッシャーをかけに行ったことで敵陣深くでのボール奪取に成功。そこからのショートカウンターで得点へのアシストを決めました。林田選手は山本選手と交代するまでの後半30分までプレー。動き回って中盤にできるスペースを埋める役割に徹しました。林田選手と同じく初出場となったのは蓮川選手。今シーズン期待されて加入しましたが、新監督の信頼を掴めず山本選手や井上選手などにCBのポジションを確保される苦しい立場にいた彼でしたが、この中3日が続く連戦でようやく出場機会が訪れます。CBでコンビを組む井上選手と協力しながら相手の要注意人物であるFWエジガル・ジュニオ選手を抑え込み、身体能力が高く出足が鋭い蓮川選手のディフェンスは幾度となく長崎の攻撃を跳ね返します。この試合ではマンシャ選手は出場しませんでしたが、彼と比べてよりスピード対応の巧さをみせることができたと思いますね。今回の活躍により蓮川選手が台頭したことでCBの高いレベルでのレギュラー争いが勃発。また林田選手は品田選手負傷後のボランチの枠を埋めてくれるような頼もしい存在になっていくと思います。


【気になった点】
気になった点の1つ目がチャンスがありながら追加点が奪えなかったこと。ヴァンフォーレは試合の立ち上がりから攻守の場面において積極的に仕掛けており、特に前半は得点シーン以外でも自分たちのかたちで数多くの決定機を作り出していました。しかし良い仕掛けをしていても肝心のフィニッシュまで繋げられないケースが多々あり、ボールを奪われてからのカウンターアタックで一転してピンチを迎えることもしばしばありました。やはり自分たちにペースがあるうちに得点まで結びつけないと後々良くない影響が出るので、チャンスに決め切る&シュートを打つアグレッシブな姿勢を発揮してほしいと思います。あと後半戦の戦い方も気になったポイントの一つ。前半戦から選手たちは積極的に動いていたため、連戦中ということに加えて後半の中盤から終盤の時間帯にかけて疲れてくることはある程度予想できていました。しかし連続出場で一番疲れているであろう松本凪選手や長谷川選手を代える選択肢は取らず、ウタカ選手や鳥海選手をいつもの時間帯に下げるここ数試合でみられていた決まった采配を慣行。なので組織的に活力を甦らせるような神の一手が打てませんでしたね。90分間フル出場した松本凪選手は頑張ってプレーしていましたが、後半37分に自陣エリア内でハンドをとられ相手にPKを献上。エジガル・ジュニオ選手に決められてそれが決勝点となってしまいました。連戦中であればトップに松本孝選手のような精力的に動けるタイプの選手をスタートから起用し、5人の交代枠を他のポジションでも使えるようなゆとりのある采配をしたかったですね。それとウタカ選手。2ゴールを挙げた水戸戦では4本のシュートを打っていましたが、清水戦と仙台戦では各試合わずか1本&この長崎戦ではシュートを1本も打てずに終わっていました。定期的にアシストこそ残せてはいますが、他の選手と比べてもある程度前線の守備を免除され攻撃に力を使えている立場なのにこの本数だと正直物足りない印象の方が勝ってしまいます。契約などで様々な制約はあるかもしれませんが、この内容なら一旦スタメンから外してみてジョーカーとして起用するのもより堅守速攻に磨きがかかるきっかけとなりそうですね。

今回は悔しい逆転負けに終わってしまい、4連勝の後の連敗となりました。仙台戦では色々な外的要因が重なっての敗戦でしたが、今回の結果は言い訳ができない内容だと思います。良くなかったことを洗い出して日々の練習のなかで修正に取り組み、状況の改善を図って次の試合に臨んでほしいですね。


…この敗戦によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は4勝2分け3敗で勝ち点14は変わらず。順位は1つ下げて7位となっています。次に敗れてしまうと中位グループが迫っており大きく順位を落とす可能性も出てくるので、ホームでの栃木戦に勝利して上位グループに留まりましょう!



2023.4.12 2023明治安田生命J2リーグ 第9節 vs.V・ファーレン長崎





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