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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

ACL蔚山現代FC戦見どころ紹介

2024-02-13 | Weblog
一昨年の天皇杯で優勝しACLの出場権を獲得したヴァンフォーレ。昨年行われたACLグループステージでは各国の強豪クラブを抑えて首位通過を決めました。今年はその先のノックアウトステージ(決勝トーナメント)を戦います。2月15日と2月21日にラウンド16で対戦するのは韓国の蔚山現代FC。韓国リーグを代表するようなトップクラブですが、まずは蔚山がどのようなクラブなのかを探ってみたいと思います。


【蔚山現代FC】


蔚山現代FC(以後蔚山)は韓国K1リーグ所属のクラブで、読み方はウルサン ヒョンデFC。蔚山は地名で現代は韓国有数の大企業である現代財閥の現代重工業を母体とした企業名(日本で例えるなら三菱みたいな感じ)。現在は蔚山現代FCという名前ですが、2024年シーズンからクラブ名が変更され蔚山HD FCと名称変更されます(現代グループが創業50周年でHD現代に企業名を変更するため)。あとオレンジと青の2色を基調として迫力ある虎が描かれている現行のクラブエンブレムも、これを機に青を基調に虎もそのデザインに溶け込んでいるスタイリッシュなエンブレムへと変わります。

蔚山はこれまでKリーグを4回制覇し、2022年と2023年は2年連続優勝。ACLでも2012年と2020年の2回優勝を果たしクラブW杯にも出場しており、蔚山は韓国ではもちろんアジアでも立派な成績を記録しているビッグクラブと言えます。また日本とも関わり合いが強いクラブで、現在湘南や柏などJリーグでも長くプレーした元韓国代表のホン・ミョンボ監督が指揮官を務め、池田誠剛コーチというフィジカル面を得意とした日本人コーチもいます。過去には元日本代表の天野選手や豊田選手、家長選手なども在籍。ヴァンフォーレ関連でいうと2014年途中から2015年までヴァンフォーレでプレーした阿部拓馬選手や、ブラジルの人気者マラニョン選手も2012年にヴァンフォーレから期限付きで在籍しました。そして数々のJクラブで監督を務めたユン・ジョンファン監督も2014年から2016年まで指揮を執るなど、クラブとして日本のJリーグからも積極的に力を取り入れる柔軟性を持っています。

先日までカタールで開催されていたアジアカップには蔚山から5人のメンバーが選出。大会中正GKの負傷離脱で出番が巡ってきたチョ・ヒョヌ選手を始め、CBのキム・ヨングォン選手とチョン・スンヒョン選手&SBのソル・ヨンウ選手やキム・テファン選手など守備のポジションを中心に選出され、実際多くの試合で出場していました。その結果大会終了後に活躍が評価され、チョン・スンヒョン選手とソル・ヨンウ選手&キム・テファン選手の3人が他クラブに移籍。残った代表選手はGKチョ・ヒョヌ選手とDFキム・ヨングォン選手の2人のみと守備陣の質が少々さみしい印象になってしまった点は拭えないと思います。他にジョージア代表MFカザイシュヴィリ選手など昨シーズンの主力がごっそり抜けたヴァンフォーレと同じく蔚山も多くの主力選手がチームを離れましたが、今オフでDFファン・ソッコ選手やキム・ミヌ選手などのJリーグ経験者やブラジル人選手などを補強しチーム戦力を整えてきた蔚山。韓国Kリーグ3連覇へ向けて順調に準備を進めています。

3度目の制覇を狙うACLではグループIに所属。同組の川崎フロンターレと激戦を繰り広げ、3勝1分け2敗の勝ち点10で2位に入り、2位の上位3チームに与えられるグループステージ突破を決めました。ヴァンフォーレとしては川崎と対戦したので蔚山の長所&短所などの情報も得やすいと思います。もちろん蔚山はそれを見越してノックアウトステージに向けて対策をしてくることが予想されますが、そう簡単にはチームスタイルは変えられないと思うのでその情報をもとにヴァンフォーレは積極的に仕掛ける機会を増やせるように工夫して戦ってほしいですね。

…明日の見どころ紹介2では実際に予想されるフォーメーションを見ながら、注意点や攻めどころを自分なりの見解で分析してみたいと思います。お楽しみに!



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ACL国立決戦観戦ガイド~決勝T修正版~(2024年2月12日記事)
※2月21日は蔚山現代FC戦!ACLホームゲーム交通アクセスやチケット情報など


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