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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

価千金長谷川選手決勝弾!6年ぶり開催の富士山ダービー制す【清水エスパルス戦】

2023-04-06 | Weblog
4月1日にホームで行われた2023年明治安田生命J2リーグ第7節清水エスパルス戦ですが、試合結果は1対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた長谷川選手のゴールでした。


【良かった点】
まず良かった点の1つ目が0対0のスコアが長く続く時間帯を焦れずに集中力を保てたことだと思います。対戦相手の清水はタレント揃いの高い個の力を活かしながら立ち上がりからこちらに圧力をかけてきます。ヴァンフォーレは受け身になる機会が多くなりますが、これまでボール保持率が相手よりも低くてもそれを乗り越えて勝利してきた自信から今回慌てる場面はほとんどなく、一回のミスで決定機まで持っていかれる場所での怠慢なプレーはみられませんでしたね。繋ぐケースでは繋ぐ&クリアするべき場面でははっきりとクリアするという明確なプレーをチーム全体が共有していたことで、危険だなと思うシーンをあらかじめ予防できていたと思います。それとボールを繋いでくる相手に対してDFラインが隙をみせなかったのも評価できます。最近ではマンシャ選手と井上選手がコンビを組んでいるヴァンフォーレのCB。ここ最近2試合は2失点ずつ取られておりまだまだ道半ばの印象も強いのですが、この試合では集中力が持続し協力しながら守備ができていたように感じます。特に昨年のJ1得点王であるチアゴ・サンタナ選手に対しては、まともに競り合うのではなく先に体をぶつけて相手の体勢を崩すディフェンスをしたり良いポジショニングを取らせない守備など、工夫されたプレーがみられていましたね。それにより彼に伸び伸びとプレーさせない基盤が出来上がっていました。そして清水の崩しはサイド突破からのクロスボールが強力だったのですが、小林&須貝選手の両サイドバックを中心に長谷川選手や鳥海選手のサイドハーフも守備に顔を出すことが多くサボらずクロスの供給者にプレッシャーをかけていたため、清水は精度が落ちたクロスボールが多かったのも忘れてはいけません。その影響で相手の攻撃が毎回少しずつずれたためにこの試合では決定機まで結びつかなかった気がします。サイドの選手の少しでもクロス精度を落とそうとする努力とマンシャ選手&井上選手の守備の集中力が無失点の要因になったと思います。

良かった点の2つ目は体力的にキツくなる時間帯でも前に出てボールを奪いに行ったチームの積極的な姿勢を挙げます。長谷川選手の決勝点は後半37分に生まれましたが、そのゴールに結びついたのは鳥海選手の前からのプレッシャーからでした。まずボール処理にもたつく最終ラインの選手にジェトゥリオ選手がプレスに行くと、相手はたまらず右サイドにいた選手にショートパスを出します。そのパスを狙っていた鳥海選手は前に出てインターセプトに成功すると、その時点で4対3と数的優位の状況となります。自分で運ぶ&中央のジェトゥリオ選手&右のウタカ選手と複数の選択肢があるなかで鳥海選手が選んだのは左サイドにいた長谷川選手。角度的に厳しく利き足の右足でダイレクトにシュートを打てないタイミングと察知すると、長谷川選手はワンタッチしてボールを落ち着かせてから左足を振り抜きます。清水のGK権田選手はあの位置からではクロスが入ると予測して動いていた感があったので、いきなり来たシュートに一瞬反応が遅くなったと思います。権田選手の足元を抜けていき、シュートが逆サイドの内側ネットを揺らします。長谷川選手の今シーズン2得点目が長い均衡を打ち破る殊勲のゴールとなりました。長谷川選手の得点はもちろん良かったのですが、このシーンでは組織的に前からプレスにいき攻守が切り替わったらすぐに前線の選手が連動して複数人でゴールに向かうスピーディーなショートカウンターがとても効果的でした。先ほども言いましたが、体力的に苦しくなる時間帯でも前からのショートカウンターが発動できたことは篠田監督体制で今シーズン積み上げてきた努力の結晶と呼べるポイントで、キャンプから取り組んできた確かな成果と言えます。チームが目指している堅守速攻の戦術を試合終盤でも表現できているところが最近の連勝に繋がっている気がします。


【気になった点】
この試合で気になったところは1点。それは逃げ切ろうとする意識が少し早いこと。ヴァンフォーレは後半37分に長谷川選手のゴールで待望の先制点を獲得。その直後の後半40分に篠田監督はウタカ選手に代えて松本孝選手、後半42分には山本選手と関口選手を投入しています。次々と守備力のある選手を起用しその1点を守り切る戦略を立てますが、先制点獲得直後から選手は前線に人数をかけなくなりスペースを与えるリスクをできるだけ抑えており、8分+アディショナルタイム5分の残り12分をチームは守備的に戦うことを決断しています。もちろん試合をクローズしていく戦術は悪くないのですが、あまりにも残り時間が長いとかなり極端に受け身になってしまいます。相手も追いつこうと前線に高さのある選手を起用し複数人で攻撃の圧力を強めてパワープレーを狙ってくるために、良いロングフィードが一度でも入ってしまえばいくら守備的でも決定的なピンチを迎えてしまいます。今回は守備陣の奮闘&清水のパワープレーがうまく噛み合わず助かった印象がありましたが、失点リスクを回避するためにも受け身の体勢でも鋭いカウンター攻撃を仕掛けて相手に守備にも目を向けさせてパワープレーの攻撃に集中させないようにするなど、終盤の受け身になる時間をできる限り少なくする守備の工夫をこれからはみせていきたいですね。


…この勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は4勝2分け1敗の勝ち点14となり、順位は4位に浮上しました。J2のなかでも戦力がワンランク違う清水に対して正々堂々と戦い、競り勝っての4連勝は選手や監督に大きな自信を与えることでしょう。今シーズンは秋にACLの舞台がスタートします。その期間は過密日程&長距離移動と選手たちの負担も大きくなることが予想されるので、調子の良い時期にできるだけ多くの勝ち点を稼いでおきたいですね。そしてさらに5連勝&6連勝を目指していきましょう!

『富士山ダービー』の勝利おめでとうございます!



2023.4.1 2023明治安田生命J2リーグ 第7節 vs.清水エスパルス





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