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ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと20年目を迎えました。ソコヂカラでJ1昇格だ!

中山選手がSC相模原に完全移籍

2025-08-10 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府はチームに所属している中山選手がJ3のSC相模原に完全移籍することを発表しました。

 

◇中山 陸(なかやま りく)選手◇

過去記事一覧

中山選手来季加入内定

契約更新選手発表①

VFKトピックス⑬

中山選手が来季チーム復帰

契約更新選手発表⑪〜ウタカ選手&中山選手〜

契約更新選手発表⑥〜中山選手&河田選手〜

 

中山選手は神奈川県出身2001年1月22日生まれの現在24歳。在籍7年目を迎える今シーズンはコーチ時代から高くその才能を評価してくれる大塚監督のもと、ボランチのレギュラー筆頭候補に挙がるなど昨シーズン後半戦を中心に20試合に出場した流れを引き続き今シーズンも披露できると思われていました。しかし蓋を開けてみると開幕から林田選手とボランチのパートナーを組んだのは新加入でキャンプでのTMで高評価&急浮上してきた平塚選手でした。中山選手はスタメンを外れ、第4節と第5節は先発出場できたものの第6節千葉戦で左太ももを負傷し戦線離脱を余儀なくされます。戻ってこれたのは第17節の山形戦。そこでベンチに入ると翌18節大分戦での1分間の出場を経て第19節熊本戦で待望の先発復帰を果たします。しかし戦線離脱中の4月11日にクラブは新戦力としてブラジル人のヴァウ ソアレス選手を獲得。ボランチの実力者を取ったことでさらに中山選手の立場が厳しくなり、第21節の愛媛戦での途中出場を最後に出番が遠ざかっていました。なかなか出場機会が掴めないなかで中山選手のもとにJ3相模原からオファーが届き、3年間ジュニアユースを過ごした縁と自分を必要としてくれていることが中山選手の心を動かし、シーズン途中でのヴァンフォーレ退団を決意し完全移籍での相模原加入が決定しました。


中山選手は上野監督時代の2018年にルヴァンカップ準々決勝第1戦柏レイソル戦に特別指定選手でありながらいきなり先発出場。しかもそこで1ゴール1アシストという離れ業を演じ、我々サポーターの心をガッチリ掴んだというエピソードがあります。一時はコロナ禍のゴタゴタにうまく適応し定期的に出場機会を掴んだ時期はありましたが、基本的にはポジション的に3番手&4番手の立ち位置ということが多くなかなか出番が増やせなかったのも事実。悔しい想いをしたなかで富山や松本に期限付き移籍し武者修行を決断するときもありました。2024年シーズンは大塚コーチがシーズン途中に監督に昇格したことで後半戦を中心にキャリア最多の試合に出ることができましたが、今シーズンはまた苦しい立場になっていた中山選手。オフ・ザ・ボールの動きや守備意識&フィジカルコンタクトに不安を抱えていた一方で、足元の技術の高さや創造性あふれるプレーなど目を見張るものがありました。移籍して背番号10を背負うことになる相模原はJ3リーグ第22節を終了し現在11位。これからの成績によってはJ2昇格プレーオフ&JFL降格圏両方ともに可能性があると思うので、中山選手のチャンスメークでJ2昇格に近づけるように頑張ってほしいですね。そして中山選手の明るい性格はチームに早く馴染む最も効果的な手段となります。近い将来小瀬でまた彼に会いたいですね。


…中山選手6年半の間お疲れ様でした!移籍先で有り余る能力を解き放て!相模原に行っても応援し続けますよ!

 


宮崎選手が徳島ヴォルティスに完全移籍

2025-08-10 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府はチームに所属している宮崎選手がJ2徳島ヴォルティスに完全移籍することを発表しました。


◇宮崎 純真(みやざき じゅんま)選手◇

 

過去記事一覧

宮崎選手来季加入内定

契約更新選手発表①

VFKトピックス⑤

契約更新選手発表②

契約更新~宮崎選手~

契約更新選手発表⑥〜宮崎選手〜

契約更新選手発表④〜孫選手&鳥海選手&宮崎選手

 

宮崎選手は東京都出身2000年4月10日生まれの現在25歳。在籍6年目を迎えた今シーズン(2025年)は、シャドーのポジションに背番号10を付けた鳥海選手や岡山&栃木から加入してきた田中選手や大島選手の存在、そして大卒ルーキー熊倉選手への期待感など同ポジションにライバルとなる選手がたくさん揃っていることもあり、これまで絶対的な存在になり切れていない宮崎選手にとって厳しいシーズンになることが予想されていました。それと宮崎選手自身もさらに成長するために新たな刺激を求めており、監督とも話し合った結果シャドーからウイングバックへのポジション転向を決断しシーズン前のキャンプからその習得に取り組んできました。飯田選手や関口選手の移籍によって選手層が薄くなった右のウイングバックに、村上選手や大卒ルーキーの佐藤恵選手とともにポジション争いに参加。キャンプ中に村上選手が右足を骨折したことも重なり、宮崎選手が開幕戦の右ウイングバックのレギュラー筆頭候補となります。そこから日々の練習でも順調にアピールを続け、見事開幕戦のレギュラーポジションをゲット。4月29日の第12節仙台戦まで連続でスタメン出場を果たすことになります。しかしチームが勝てなくなると大塚監督はウイングバックのポジションのテコ入れを図り、宮崎選手は左のウイングバックを任され右足を使った内側を向いたプレーを期待されることに。そして佐藤恵選手が台頭し始めるとまた右に移るなど徐々に不安定な起用が目立ち始め、第18節大分戦の敗戦の後には佐藤恵選手と小林選手がウイングバックに固定され、ついに先発の座を外されてしまいます。第20節&第21節はシャドーのポジションでジョーカー役として存在感を放ちますが、そこからは試合メンバー入りもなかなかできずに苦しんでいました。今シーズン本腰を入れて頑張ろうとしていたウイングバックで伸び悩み最近大卒ルーキーにポジションを奪われたことやこれまで出場してきたシャドーのポジションでもアピールできていない焦りは本人のなかで確実にあったと思います。短いサッカー人生の中で自分のことを高く評価してくれた徳島のオファーに耳を傾け、シーズン途中ではありましたが移籍を決意。期限付きではなく完全移籍というかたちで今回ヴァンフォーレ退団が決まりました。


宮崎選手は山梨学院高校でのインターハイ優勝という実績を引っ提げてヴァンフォーレへ加入したので、我々サポーターも他の選手以上に身近な存在に感じていたと思います。加入当初はまだ若いこともあり出場機会に伸び悩む日々もありましたが、当時の伊藤監督には高い攻撃性と精力的に動く献身性を買われて出番が年々増加。吉田監督&篠田監督体制の2022年からはリーグ戦に3シーズン連続30試合以上出場するなど選手としてのタフさも同時にアピールできていましたね。ただし鋭いミドルシュートなど単発の素晴らしいゴールはありましたが、シーズン通しての結果の継続性がみられなかったのは残念なポイント。最多得点が2021年の4ゴールのみと精力的な働きに得点がついてこなかった印象でした。もっと今よりもさらにゴールへの貪欲さをみせていくことが徳島で成功するための鍵になりそうなので、得点が取れるサイドアタッカーとして台頭してくれることを期待しています。

 

2022年の準決勝鹿島戦で決勝ゴールを決めていなかったらヴァンフォーレの天皇杯優勝はありませんでした。それほどクラブの栄光を振り返る上で欠かせない存在になっていた宮崎選手。6年半在籍しその実直な性格と献身的なプレーに虜となるサポーターも大勢いたと思います。自分もその一人でした。先程も言ったようにプロサッカー選手として輝ける時期は限られているため、ここよりさらに評価してくれるところでその期待に存分に応えられるように頑張ってほしいですね。根底には青赤の血が流れていると思うので、ここでの経験を活かしてJ2からJ1、さらに日本代表まで目指してほしいと思います。


今までありがとう宮崎選手!徳島でも頑張れ!

 


モンテディオ山形戦を振り返る【J2第24節】

2025-08-09 | Weblog

8月2日にホームで行われた2025年明治安田J2リーグ第24節モンテディオ山形戦ですが、試合結果は1対3でヴァンフォーレは敗れてしまいました。ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた鳥海選手のゴールでした。

 

☆先発変更は1人&フォーメーションを3-4-2-1に戻す
第23節大宮戦で勝利を収め2連勝&5試合負けなしと好調な状態だったヴァンフォーレ。そこから約3週間の中断期間を経て再開初戦で戦うこの山形戦では先発1人を変更。先日の天皇杯3回戦神戸戦で退場処分となり1試合の出場停止となった内藤選手に代わりヴァウ ソアレス選手を起用。今治戦の後半や大宮戦では2トップ+トップ下の3-4-1-2のフォーメーションを採用していた大塚監督でしたが、今回は以前から使っていた1トップ+2シャドーの3-4-2-1に戻し戦うことを決断。中断期間でこのシステムの練度を高めてきたかとは思いますが、その決断が吉と出るのかはたまた凶となってしまうのか運命の分かれ道となる注目ポイントでしたね。


☆ファーストチャンスをものにされる
試合開始序盤はホームのヴァンフォーレが積極的に試合を進める展開となります。チーム全体で相手にプレッシャーをかけにいき攻守においてアグレッシブに動いていきますが、山形のファーストチャンスで試合の展開が動くことになります。前半10分、攻撃に出たヴァンフォーレがシャドーの位置でボールを絡め取られると、攻守が入れ替わった山形は前線右サイドにロングフィードを入れて一気にカウンター攻撃を仕掛けていきます。ディレイの体勢で守備網に踏み込まれないように守っていたヴァンフォーレの守備陣でしたが、ボールを持った氣田選手に中央へカットインされるとその動きについていけずかわされ、左足を豪快に振り抜かれてゴールを決められてしまいます。このゴールは開始序盤ということと相手のファーストチャンスということでその守備対応に鋭さがなかったのが問題点。氣田選手に対応に行ったマンシャ選手はマークしていましたが、圧をかけに寄って行ったり足を伸ばしてボールを奪いにいく行為がないままエリア付近まで相手を近づかせています。切り返しからシュートまでの一連のプレーには守備の距離が遠くて比較的自由に相手の仕掛けを許してしまった感がありましたね。もちろん他の選手の守備フォローがなかったのでマンシャ選手だけの問題ではありませんが、序盤の時間帯でまだ試合に集中できていない気持ちの甘さが浮き彫りとなったシーンだったと思います。


☆あっけなく決まる2失点目
序盤の失点に気持ちが切り替えられていないヴァンフォーレ。前半16分、最終ラインから出された山形のロングフィードを土屋選手がヘディングでカット。しかしそのこぼれ球を拾われると山形は素早く縦に仕掛けて最後はゴール前に走り込んだ土居選手が左足でニアサイドに決めてヴァンフォーレはあっという間に追加点を奪われてしまいます。このゴールは土屋選手がクリアした後の対応に問題がありましたね。そのこぼれ球を拾った國分選手は完全にフリーな状況となっており、プレッシャーを感じることなくドリブルしながら次に何を仕掛けようか考える余裕がありました。最終的にはエリア内に侵入しようとする土居選手が見えたためスルーパスを選択しましたが、そこで本来なら守備の圧をかけるべきでした。右ウイングバックの佐藤恵選手や右側のボランチにいたソアレス選手が守備のフォローを怠った影響は大きく、簡単な失点をしてしまった印象でしたね。


☆うまくいかない後半始めから2枚替え&縦に速い鳥海選手の追撃弾
失点する前までは攻守においてアグレッシブさが発揮されていたヴァンフォーレでしたが、この2失点で気落ちし相手の攻撃を受ける機会が多くなる前半の残りの時間となります。2点をリードされたその悪い流れを断ち切るためにハーフタイムでソアレス選手と佐藤恵選手を外し、大島選手と新加入ミカエル ドカ選手を起用し巻き返しを図ろうと試みます。シャドーの位置にいた田中選手はソアレス選手が務めていたボランチに下がり、マテウス選手が1.5列目に移動&大島選手が1トップに入ります。するとヴァンフォーレは左サイドの展開からチャンスが増えていき、鳥海選手の切り込みから惜しいクロスを上げたりマテウス選手が左サイドを突破して右足でコントロールショットを放ったりと徐々に得点への匂いが漂い始めることに。そして迎えた後半9分、自陣でクリアしたボールを拾ったマテウス選手は前方にスペースがあることを確認するとドリブルを開始。ハーフウェイライン付近まで近づくと後方から中央を走ってきた鳥海選手にタイミングを合わせて絶妙なスルーパスを供給します。そのまま相手DFラインを抜け出した鳥海選手はドリブルで強引にゴール前まで迫ると、待ち構えていた山形GKトーマス・ヒュワード=ベル選手の動きをギリギリまで見極めて股の間を通すシュートを決めます。鳥海選手は今季5得点目。このゴールは鳥海選手のテクニック力が光っていましたね。相手に追いかけられてプレッシャーを感じフルスピードでドリブルしている状況でも、GKの状態を見極めて空いているスポットを確実に突けるのは相当技術が高くなければ普通はできません。全速力で走っているなかで頭は冷静だった鳥海選手はやはりレベルの高い選手だと思います。この1点でホームのスタンドは大いに沸き、追い上げムードが自然と高まっていきます。


☆追いかける展開のなかでのダメ押し失点
鳥海選手の技巧的なゴールによって後半の立ち上がりに1点を返せたヴァンフォーレ。ホームスタジアムの追い上げムードも高まっている状態でしたが、山形はその状態でも突き離す力がありました。後半27分、右サイドから中央を経由して左サイドに展開するとパスを受け取ったウイングの坂本選手が仕掛けをスタート。縦に仕掛けられるのを警戒したヴァンフォーレ守備陣を尻目に鋭く中央にカットインすると、右足を思い切り振り抜きファーサイドのネットに突き刺さるゴールを決めます。このゴールは先制点とまるで同じかたち。守備の寄せが甘く仕掛けの猶予を相手に与えてしまったことは反省しなければいけないと思います。基本は待ち構えていても接近した1対1の局面では鋭く相手に向かっていく強気の姿勢をみせていくべきですね。この失点の精神的ダメージが大きく残りの時間は盛り返すことができずに試合終了。中断期間明け初戦を白星で飾れませんでした。


☆敗因は?
この試合ヴァンフォーレが敗れた要因として、まずはスタート時のフォーメーションにあると個人的には考えています。もちろんチームは中断期間中にこの山形戦に向けての準備を行ってきたとは思いますが、第22節の今治戦の後半や第23節で強豪大宮を撃破した3-4-1-2のフォーメーションではなく、今まで使用してきた3-4-2-1のフォーメーションに戻す選択をした大塚監督の決断には謎が残ります。このところ好調で2トップの一角に入っていた内藤選手が出場停止により出られない影響も確かにありましたが、このやり方で結果を残していただけに何故という言葉が真っ先に出てきます。好調の状態のときには下手にチームを弄るなという言葉があるように、前半の2失点は少なからずこのシステム変更の影響が絡んでいると思うので、もったいなかったなという印象が強く残りましたね。

2つ目は守備意識の怠慢。1点目はマンシャ選手の寄せの甘さが影響していましたが、特に2失点目は土屋選手がヘディングでクリアした後にそのこぼれ球のエリアに誰もいないという状況が生まれていました。ヘディングクリアした土屋選手がそれに気づいて慌てて前に出て対応に行く選択をしましたが、そこから生まれた背後のスペースを相手に突かれて失点しています。そこには右サイドの佐藤恵選手や右側のボランチの位置にいたソアレス選手が本来なら対応すべきでしたが、攻撃に行くポジショニングを取っていたためにディフェンスに戻り切れませんでした。こちらが遅攻しながらじっくり攻めている状況なら理解できるのですが、この時は相手が後方でビルドアップをしていたので前目にポジショニングを取っている必要もなかったと思います。この守備意識の欠如が影響したのか分かりませんが、佐藤恵選手とソアレス選手は前半のみで交代しています。言い方が悪くなるかもしれませんが2失点目は ‘安い’ 失点だったと個人的には思いますね。ヴァンフォーレは後半に追い上げて1点を返しましたがイニシアティブは常に山形が握っていたので、やはり前半の立て続けの2失点が重くのしかかっていたと思います。

 

…この敗戦によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、24試合を終えて8勝8分け8敗の勝ち点32で順位は11位となっています。J1昇格プレーオフに参加できる6位長崎との勝ち点差は ‘7’ となっているので、8月に開催される4試合で多くの白星を記録してできる限りその差を縮められるように頑張ってほしいですね。そしてそれにはサポーターの力も必要になってきます。大勢のサポーターのもとでお盆明けから始まる大分と札幌とのホームゲーム2連戦では力強いヴァンフォーレの姿が見たいですね。

 


【ヴァンフォーレ甲府×モンテディオ山形|ハイライト】2025明治安田J2リーグ第24節|2025シーズン|Jリーグ

 


ピックアップモンテディオ山形戦!

2025-08-04 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は7月12日にホームで行われた2025年明治安田J2リーグ第24節モンテディオ山形戦です。

 



後半9分の鳥海選手の追撃弾。自陣エリア内でのクリアボールを拾ったマテウス選手は前方にスペースがあるのを察知するとすぐさまドリブルを開始。ハーフウェーライン付近まで近づき、中央を走っていた鳥海選手にタイミング良くスルーパスを送ります。相手のDFラインを抜け出した鳥海選手はそのまま中央突破し、待ち構える相手GKの股の間を通すテクニカルなシュートでゴールに流し込み1点差にしました。このゴールシーンは素早く縦に仕掛けていったことがまず良かったですね。マテウス選手は近づいてくる相手選手の気配も感じながらドリブルし、同時に上がってくる鳥海選手のタイミングを見計らって絶妙なスルーパスを供給した高いレベルの技を披露。そのパスを受け取った鳥海選手は下手に立ち止まることなく相手が寄ってきてもお構いなくゴールに直線的に進んだ決断もお見事でしたね。そしてフィニッシュの瞬時の判断力も素晴らしかった。相手GKが飛び出してきたらループシュートや脇を狙う選択肢もあったと思いますが、トーマス・ヒュワード=ベル選手はジッと待ち構えていたため鳥海選手はギリギリまで見極め、相手がシュートをセーブするために手と足を広げたところを瞬時に判断して隙が生まれやすい股の間を通してきました。一見するともつれて強引に押し込んだラッキーなゴールだと思われがちですが、細かく見るとちゃんと相手との駆け引きに勝利する鳥海選手の姿がありましたね。ナイスゴールでした!

 



後半27分山形の坂本選手の3点目。この失点シーンは山形の選手がこちらのMFとDFの間のスペースを横移動しサイドを走り込んできた選手へとパスを繋ぎますが、そのサイドの選手がボールを貰い動き出すまでヴァンフォーレの選手が守備の反応をしていません。そこで簡単に山形の選手は前を向いて数メートル前に侵入できています。そしてサイドの選手が仕掛けてもディレイしてこれ以上前に行かせないように守っているため、想定外の急な横の変化に釣られてしまうのもこのディフェンススタイルの良くないところ。カットインされてそこからのシュートを決められるのはこのシーンと氣田選手が決めた先制点も同じようなかたちからでした。山形はこちらの守備を徹底的に研究し穴を見つけたからこそ同じような失点が続いたと思われます。その対策はリアクションのディフェンス方式ではなく自らがアクションを取っていく守備に変えたらすぐに改善できると思うので、球際の攻防では待ち構えるのではなく奪いに行く強気の姿勢を見せてほしいですね。

 



応援団体 ‘HINCHAS’ のポスト。開場前に突然の激しい強い雨に見舞われ、その影響で飛び込みでやってくる方の当日券の売上げが鈍くなったと思われたこの試合。でもその厳しい状況のなかでも集まったサポーターが大きな声を出して応援する姿は選手たちに勇気を与えていると思います。選手たちは全力でその期待に応えてほしいと思います。

 



ゴール裏ピッチ看板の前でヴァンくん&フォーレちゃんと記念写真を撮るプリンセス・テンコーさん。この夏の3試合限定でスポンサーとなりホームゲームにピッチ看板を出してくれるのですが、その看板の字体が2002年にユニフォームスポンサーになってくれたときと一緒!懐かしさが一気によみがえりますね。

 



試合前のヴァンフォーレパークでのトークショーの様子。テンコーさんに「一生ヴァンフォーレ甲府を応援していきます!」なんて言われたら、こちらも「一生テンコーさんを応援していきます〜!」って言いたいですねぇ。たとえリップサービスだとしても嬉しすぎる〜。

 



現在山形に在籍している元ヴァンフォーレの中村選手と渋谷選手が試合終了後に挨拶に来てくれました。ホームチームが試合に負けた後にゴール裏に来るのは気まずいと思ってるかもしれないけど、そんな事気にすることないって。来て顔を見せてくれただけでも嬉しいですよね。2人とも山形で頑張れ!


…以上です。

 


試合結果【第24節 モンテディオ山形戦】

2025-08-02 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第24節】

◇試合結果◇
✕ヴァンフォーレ甲府1-3モンテディオ山形◯
※鳥海選手魂の追撃弾も突き離され万事休す!3連勝ならず!


◇得点者◇
前半10分(形)氣田
前半16分(形)土居
後半9分(甲)鳥海
後半27分(形)坂本


◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)


◇入場者数◇
8413人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
9万7500人(1試合平均8125人)


◇データ◇
     甲府 山形
48% ボール支配率 52%
15本 シュート数 14本
493本 パス成功数 531本
 

◇今シーズンの成績◇
8勝8分け8敗(勝ち点32) 11位
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯△◯◯✕△△
 △◯◯✕
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右&下が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
2025.08.02 2025明治安田J2リーグ 第24節 vs.モンテディオ山形

 

 


本日モンテディオ山形戦!見どころ紹介

2025-08-02 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第24節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにてモンテディオ山形戦です(18時30分キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN
エフエム甲府


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  8月2日 7:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
晴れ☀️のち雨☔
最高気温:40℃(キックオフ時∶30℃) 最低気温:26℃
酷暑日
降水確率
6時~12時:10%
12時~18時:60%
18時~24時:50%

熱中症警戒アラートが発令されています。40℃に到達する予報なので14時付近は屋外をなるべく避け水分&塩分をこまめに摂取し、キックオフ前の時間は日差しから守る対策を行いましょう。


◇ホームゲーム交通アクセス情報◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム交通アクセス〜
 

◇ヴァンフォーレ甲府観戦案内◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チケット〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜応援&スタジアムでの楽しみ方〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム以外の観戦方法〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜実用的グッズ紹介ベスト5〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チャント〜


◇見どころ紹介◇
【モンテディオ山形】
☆今シーズンの成績:6勝5分12敗(勝ち点23) 16位
☆ここ最近2試合の試合結果
→✕◯✕◯✕

☆注目選手
ディサロ選手∶エリア内に神出鬼没に現れてゴールを量産する山形の得点源。今シーズンはすでに8得点をマーク。

中村選手∶甲府退団後は鹿島→清水を経て今季山形に加入。2020〜2021年&2023年後半の2シーズン半在籍した元ヴァンフォーレ選手。層が薄くなった山形のボランチを一手に支える。

渋谷選手∶2023〜2024年の2シーズン在籍した元ヴァンフォーレ選手。出番が恵まれなかった横浜FCから7月に山形に期限付き移籍し、先日の親善試合ランス戦でさっそく先発の座をゲット。


☆予想布陣:4-2-1-3
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:モンテディオ山形vsジェフユナイテッド千葉 明治安田J2リーグ 第23節 2025/7/12


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:8勝8分7敗(勝ち点32) 9位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△△△◯◯

☆注目選手
孫選手∶堅守甲府を支える新ディフェンスリーダー。対峙するディサロ選手を抑え、セットプレーから得点を狙えるか注目。

鳥海選手∶トップ下の選手として相手の不安要素でもあるボランチのエリアを卓越したテクニック力で翻弄し得点を呼び込みたい。

熊倉選手∶シーズン序盤戦からは評価が下がったが、鋭く切れ込む仕掛けで途中出場から違いを見せるジョーカー役になりたい。


☆予想布陣:3-4-1-2
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsRB大宮アルディージャ 明治安田J2リーグ 第23節 2025/7/12

 

☆指揮官交代&主力退団も新戦力補強で持ち直す山形
対戦相手の山形は今シーズン始めから勝ち点が伸ばせない苦しい状況に陥っており下位に低迷。状況打開のために6月25日に元ヴァンフォーレ選手である渡邊監督との契約を解除し、新たに磐田での指揮経験がある横内監督が新監督に就任し再出発を図りました。しかしチーム内のゴタゴタは続いており、高江選手やイサカ ゼイン選手&小西選手が他クラブに引き抜かれるかたちでチームを去ることが決定。相次ぐ主力選手の退団にさらに不安要素が増しましたが、FC東京から寺山選手や藤枝の榎本選手&横浜FCから渋谷選手を迎え入れてそのダメージを軽減。順位浮上に向けて持ち直しつつあります。さらにこの約3週間の中断期間中にはチーム構成を再確認し、7月16日の天皇杯3回戦ではJ1のG大阪をPK戦の末に撃破&27日の親善試合ではフランスの強豪ランス相手に競り勝ち、チーム状態が上向いています。中断期間初戦という大事な試合で横内新体制のもとで浮上していこうとする高い士気があると思うので、ヴァンフォーレとしたら敵地でその前向きな雰囲気に飲み込まれないようにしたいですね。


☆リフレッシュした選手たち
7月16日に天皇杯の日程をこなしたのは同じですが、ヴァンフォーレはそこからファン感した程度で選手たちはつかの間のオフ期間を過ごしリフレッシュしています。もちろんオフ期間明けは集中してトレーニングに取り組んでいますが、休息に充てた期間というのは今後の試合で確実に活きてくると思います。山形は1週間前にランス戦を戦っており主力選手は主に後半から出てきたので調整はできていると思いますが、多少試合に出場したという蓄積は残るはず。その蓄積を犠牲にして試合勘を手に入れた山形に対し、ヴァンフォーレは完全にリフレッシュできた代わりに試合勘が2週間半分空いているので、いち早く実戦感覚を取り戻す必要がありそうですね。


☆内藤選手出場停止の穴埋めは?
第22節の今治戦と天皇杯3回戦神戸戦で得点を決めた内藤選手。ゴールの感覚を掴みいざ量産体制へと入っていく矢先にその天皇杯の舞台でイエローカード2枚をもらい退場処分に。なのでこの第24節の山形戦では出場停止となり出られません。調子が上がってきた内藤選手を今回使えないのはチームにとって痛手となる出来事ですが、彼の代わりとなる存在を早急に見つけなければいけません。2トップではこのところ好調なマテウス選手が一角に入ると思うので、そのパートナー選びが重要になります。個人的には三平選手が先発で登場し前線での計画的な組織的プレスや左サイドの小林選手が出すクロスボールに合わせる役割として頑張ってもらい、後半の途中からは熊倉選手を起用して鋭く仕掛けていく若い力に頼りながら得点を狙っていきたいですね。彼らの他にも大島選手や宮崎選手らが虎視眈々と出番を待っているので、交代選手の力も適切に借りてチームの攻撃の勢いを失わないようにしたいですね。


☆選択難しい外国籍選手
ソアレス選手やイ ミンギ選手&ネーミアス選手やミカエル ドカ選手など次々と外国籍選手をシーズン途中に獲得してきたヴァンフォーレ。元々チームにいたエドゥアルド マンシャ選手やヘナト アウグスト選手&マテウスレイリア選手などを合わせるとなんと7人もの外国籍選手を現在抱えている状態となっています。イ ミンギ選手は育成段階の選手なのでこの争いからは除きますが、J2の外国籍選手枠の問題から6人のブラジル人のなかから4人しか試合メンバーに選ぶことができません。そうは言っても6人ともに特長を持った選手なので簡単には優越が付かないと思います。大塚監督は戦術プランを設定しそこに一番合う選手を当てはめていく感じになりますが、4人の選出には頭を悩ますことは確実。個人的なチョイスで言うなら競り合いに強くセットプレーからゴールを量産しているマンシャ選手は当確で、最近の試合で数多くのチャンスメークができているマテウス選手とリズムメーカーとしてボールを走らせることができるソアレス選手、あとは秘密兵器ドカ選手がベンチに入って後半途中から起用されることが濃厚。ネーミアス選手は完全体ならレギュラー候補ですが、頬骨骨折の影響はまだ残っていそうなので外します。ヘナト選手は3バックの出来に今のところ隙がないので入り込む余地はなさそう。よってマンシャ選手&ソアレス選手&ドカ選手&マテウス選手の4人が今回の試合のメンバーになると思います。


☆ボランチを徹底的に突く
山形はこれまで主力として試合出場を続けてきた高江選手と小西選手がそれぞれJ1のクラブに引き抜かれたため、現在ボランチのポジションの選手層が薄くなっています。その穴埋めとしてまず元ヴァンフォーレの中村選手が入り、彼との2ボランチのパートナーとして親善試合ランス戦で今季公式戦初出場を果たした南選手か新加入の寺山選手が入りそう。中村選手はここ最近2試合先発フル出場しているため落ち着きがあると思いますが、南選手や寺山選手はまだ山形での実戦感覚が乏しいので多少の戸惑いはみられそう。中村選手との連携力も未知数なので、ヴァンフォーレはそこを狙わない手はないと思います。彼らが落ち着きを取り戻すまでの前半の時間に徹底的に突いていくことが得点チャンスへと結びつくと思うで、そのポジションと対峙するトップ下の鳥海選手にボールを集めてそこからの展開で一気に決定機まで持っていきたいところ。理想では素早く鳥海選手にパスを入れて相手の2ボランチのどちらが対応にいくのか悩む瞬間を作り出して攻撃のイニシアティブを取りたいですね。今回の試合の行方を左右するキーポイントはトップ下の鳥海選手と山形のボランチのバトルだと思いますね。


☆ウイングバックからのアーリークロスが効果的
先ほど挙げたキーポイントの他にもヴァンフォーレの攻め手はあります。それはウイングバックのアーリークロスからの仕掛け。というのも山形のフォーメーションはこれまで4-2-1-3を基本として戦っているため、このフォーメーションはウイングとサイドバックの間&ボランチの両脇にスペースが空きやすいシステムとなります。ヴァンフォーレが攻めているときには最終的にそこのスペースに小林選手や佐藤恵選手などウイングバックの選手が入り込み、早い段階でクロスボールを上げてほしいですね。そのタイミングが合えばあまり相手の圧がかかっていない状態でクロスボールを上げられるので精度の高いキックが放てます。個人的な理想では左サイドを駆け上がった小林選手がタイミング良くそのスペースに入り込んで左足で狙い澄ませたアーリークロスをゴール前に供給。そのクロスにファーサイドで合わせた三平選手のヘディングでゴールする瞬間が見たいですね。45度の角度から放り込まれるクロスボールにも今回注目すべきだと思います。

 

…今回は約3週間の中断期間が明けた大事な初戦。山形も下位脱出のために鬼気迫る形相でこの試合に臨んでくるかと思いますが、ヴァンフォーレもプレーオフ圏内に近づくために必要な勢いをつけるための大事な一戦となります。山形のやる気が空回りするようにヴァンフォーレは組織力の差を見せつけ、さらに連携力とチームの完成度の違いをピッチ上で示してほしいと思います。新体制となった相手の芽を摘むようなしたたかな試合内容で勝利を手繰り寄せ、3連勝&6戦負けなしといきたいですね。

 


シーズン終盤戦で巻き返す5つのポイント

2025-07-30 | Weblog

8月2日に約3週間の中断期間を経てJ2リーグ戦が再開します。残り15試合のシーズン終盤戦で9位にいるヴァンフォーレがJ1昇格を目指して戦っていくために必要なポイントを5つに絞り、個人的な見解からまとめて紹介していきたいと思います。

 

①ハイライン&ハイプレスのショートカウンタースタイルを控える
まず1つ目は『ハイライン&ハイプレスのショートカウンタースタイルを控える』こと。シーズン始めのキャンプやシーズン開幕後しばらくは小出選手をディフェンスリーダーに据えた3バックを採用。井上選手や土屋選手など比較的機動力のあるタイプの選手が両脇の守備を担当し、DFラインをできる限り高めに設定し各ポジション間をコンパクトに保ちながら前に圧力をかけられる積極的なディフェンスを敢行。前線からの組織的なプレスで相手を慌てさせてパスミスを誘導し、前目の位置でボールを奪って手数をかけずにショートカウンターを仕掛けていくスタイルに取り組んでいました。そのスタイルはハマったときには一気に決定的なチャンスが訪れるのですが、シーズンの日程が経過し段々と相手の対策が進んでくると前線からの組織的プレスがかわされる機会が多くなり、浅いDFラインの裏を突かれて一転ピンチを迎えるシーンが目立ってきます。それにより勝ち星を落とす場面が増えてくると孫選手やマンシャ選手などの競り合いに強い守備ができるタイプのCBが重宝され、ゴール前をしっかり固めるスタイルの守備形成がチームに出来上がっていきます。もちろん引いて守る守備というのは相手の猛攻をモロに受けなければならず、ゴール前での攻防で一つ間違ってしまうと決定的なシュートを相手に打たれてしまう ‘近さ’ がありますが、マンシャ選手や孫選手を中心にゴール前に飛んでくるロングフィードやクロスボールを的確に力強く処理している影響で、相手は不思議と決定機を多く迎えて点が入りそうな雰囲気なのに意外と奪えない状況がみられることに。相手にある程度攻め込まれていても後ろにできやすいスペースを引いて守ることで相手に使わせない&隙を作らないというディフェンスの精神力がチーム内でうまいバランスで保たれていると思います。この3バックの選手構成&ディフェンススタイルになってからは以前より確実に失点が減っていると思うので、下手に変えることは考えずにこのスタイルを今シーズンの最後まで維持していく必要があるでしょう。あとGK河田選手もDFラインを突破されて独走を許した状態からシュートセーブに行くよりも、ゴール前での混戦や至近距離からシュートを打たれた方が神がかり的なセーブにも繋がりやすい傾向にあると個人的には思います。もちろん前に矢印が向いたディフェンスもその良さは確実にありますが、今は失点減という結果が出ている以上はあまり弄らずにこのままの守備形成で戦ってほしいと思います。


②セカンドボールへの回収率を高める
個人的に5つのポイントのなかで一番重要だと思っているのが『セカンドボールへの回収率を高める』こと。競り合いに強いマンシャ選手や孫選手がゴール前で力強く跳ね返せてもそのクリアボールを拾えなければ相手の二次攻撃に繋がってしまいます。守備からまた守備になるのではなく、守備から攻撃へ試合の展開を変えるためにはこぼれ球を全力で回収することが求められます。そこでのキープレーヤーが林田選手。守備力が高いボランチの林田選手が中心となりゴール前で跳ね返したボールに対していち早く反応し詰めてマイボールにできれば相手の攻撃のターンが終了&こちらは守備のターンから攻撃のターンへと移り変わります。試合中守備から攻撃へとターンが変わる回数が多ければ多いほど選手たちへの負担が軽減されると思うので、計画的な戦いもピッチ上で表現しやすくなると思います。彼の他にもボランチでパートナーを組むソアレス選手や中山選手、ウイングバックの小林選手や佐藤恵選手らが内側に入り守備を頑張れば回収確率はその分高まっていくと思うので、タイミングを見計らって協力する姿勢も見せてほしいですね。


③鳥海選手&ボランチ1人を加えたゲームメーク
競り合いに強いマンシャ選手や孫選手がゴール前で力強く跳ね返し、林田選手を中心に中盤の底の位置でボールを回収できたら次はボールキープと的確なパスの繋ぎが重要になります。セカンドボールを拾えた林田選手はトップ下の鳥海選手に縦パスでパスを送れたら理想的なのですが、通常なら相手がそのパスコースを遮断してるケースが大半だと思います。なので横にいるボランチのパートナーであるソアレス選手にボールを預けて、彼のゲームメークによって味方を攻撃に矢印を向けさせてチームのリズムを作っていくことが求められます。足元の技術が高い彼によって相手のいないエリアに長短のパスを散らすことができたなら比較的余裕を持って仕掛けていけるため、陣形の押し上げが可能になりチーム全体が前に重心を傾けることができると思います。もちろん鳥海選手のテクニック力も抜群なので、鳥海選手&ソアレス選手のゲームメーク能力で相手のプレスを受けても奪われないボールキープ技術やリズムメーカーとして各方面にボールを送って攻撃の時間を長くする工夫ができたら理想的だと思いますね。


④ネーミアス選手のポストプレー
トップに入るネーミアス選手は攻守において多岐にわたる仕事をこなさなければならず、その重要度も非常に高い存在だと思います。これまでの流れで言えば鳥海選手やソアレス選手がチームのリズムを作り出し全体が前へと意識が向いたら攻撃の起点として使いたいのがネーミアス選手のポストプレー。今までは前線の選手にボールを送っても相手DFのプレッシャーを受けて体のバランスが崩れたり連携の呼吸が合わずにパスがズレたりと起点作りの難しさがみられていましたが、ネーミアス選手がいると多少ボールがズレても大柄な体格を駆使してボールを囲い込めたり、競り合いに勝ってハイボールを収めたりと次の仕掛けに繋げられそうなシーンが増えています。彼がポストプレーに成功し前線でボールキープする時間が長ければ長いほど味方が上がってくる時間を作ることができるので厚みのある攻撃が展開できるようになります。鳥海選手がネーミアス選手に縦パスを出し、彼が最前線でボールキープしながら味方の上がりを待ち後方から近くを追い抜いた選手にパスを出してフィニッシュまで繋がった攻撃ができたら言うことありません。ネーミアス選手がいなかった今シーズンのこれまでは前線でほとんど攻撃の起点が作れなかった状態だったので、彼がピッチにいる終盤戦は明確な攻撃のターゲットができます。味方の上がりを促す彼のポストプレーから多彩な仕掛けを繰り出してほしいと思います。そして②でも言ったようにセカンドボールを回収する際も彼が協力してくれたらとても心強い存在となります。DFから出されたクリアボールや前へのロングフィードに対して下がって競り合うだけでも相手にプレッシャーを与えられると思います。その結果こぼれ球になる確率が高くなると思うので中盤でのボール回収が見込めます。ネーミアス選手には攻守両面においての活躍に期待したいですね。


⑤遅攻時はサイドからのクロスボールを軸とする
守備から攻撃に切り替わる際は縦にスピーディーに仕掛けていくことが堅守速攻のチームスタイルの基本となります。相手が戻り切る前に素早くシュートまで結びつけることが一番の得点チャンスとなりますが、毎回そうはなかなかうまくいきません。相手の帰陣が早くカウンター攻撃を仕掛けられないときもあるので、そのときには簡単にボールを失わないようにじっくりと相手の守備網を崩していくことになります。パスを回しながら徐々に攻めていく ‘遅攻’ 時に求められるのは『サイドのクロス精度の高さ』。相手はガッチリと守備ブロックを形成し守っているので容易にエリア内の味方にボールを預けることはできないと思います。そんな状況では外からの仕掛けがとても効果的。中央外からミドルシュートを狙うのも一つの手ですが、それはシュートのパンチ力と正確性が求められるので決められる確率が低くなってしまいます。中も外からのシュートが見込めないのであれば、方法はサイドからゴール前の選手に合わせていくのが最もポピュラーな攻撃手段。鳥海選手やソアレス選手がうまくゲームメークできていたら全体が押し上がっている状態なので、必然的にウイングバックも上がり目のポジションを取っていると想定できます。そこにタイミング良くパスを出せたらフリーな状態でサイド深くを走り込めると思うので、狙い澄ませたクロスボールが期待できます。ここでのポイントはいかにサイドの選手をフリーにさせることができるか。相手が寄っている状態でクロスを出すのとフリーの状態ではクロス精度がだいぶ変わってくるので、特にクロス精度が高い左サイドの小林選手には狙い澄ませて&気持ちよくクロスを上げてもらうために右サイドやエリア中央に相手選手を引きつけておいてそこから素早く左サイドにパスを出すスピーディーな展開を心がけてほしいと思います。そしてその際にゴール前で競り合う存在はもちろん、クロスボールが流れていったときにファーサイドでボールを回収できるように、逆サイドに選手を1人配置したいところ。クロスボールを上げるときにはゴール前でヘディングを狙う存在と流れたボールを回収する役の2人は欲しいですね。ゴール前で競り合う存在はやはりネーミアス選手。最前線で体を張ってポストプレーをするプレーも良いのですが、個人的にはクロスボールに豪快に合わせてゴールを狙うネーミアス選手の姿が見たい!

 

…以上個人的に考えるチームが良くなるポイントを5つ挙げてみました。もちろんこれらの動作をすべて完璧にこなすことは簡単ではありませんが、やろうとチーム全体が一体になって取り組みその高みに近づくことで試合を進める上での ‘軸’ ができると思います。臨機応変に相手の対応をしつつも、その軸に沿った戦術をしていけば良い戦いがきっとできることでしょう。最終的にはプレーオフを勝ち抜き、ヴァンフォーレがJ1昇格できるように工夫しながら残りの試合を頑張ってほしいですね。

 


外国籍選手期待度ランキング

2025-07-23 | Weblog

約3週間の中断期間を経て8月2日からリーグ戦が再開。J1昇格に向けてヴァンフォーレが良いスタートダッシュを切るためには選手個々のパフォーマンス力のさらなる向上が求められます。それに大きく関わってきそうなのが外国籍選手たちの存在。現在チームには7人の外国籍選手が在籍しており、その7人で4人の試合出場枠を争うかたちとなっています。シーズン中盤戦から終盤戦にかけてそれらの選手たちが活躍できるように&またどのような特長を持った選手なのかなど改めて振り返り、個人的な見解で外国籍選手たちの期待度をランキング形式でまとめてみました。

 

◇外国籍選手期待度ランキング◇
【7位】イ・ミンギ

第7位は韓国出身21歳の21歳GKイ・ミンギ選手。韓国の大学からプロサッカー選手になるために1月の静岡キャンプでヴァンフォーレのチーム活動に参加。そこから宮崎キャンプを経てリーグ戦のシーズンが始まってもチームの練習に留まり定期的なアピールを続けてきました。一時は石川選手が右太ももを痛めて戦線離脱したため、河田選手と東選手のGK2人体制では不安要素があったので2月下旬に加入したイ・ミンギ選手の存在が大きくなっていましたが、近年負傷しがちな河田選手が安定したパフォーマンスを発揮し、東選手と怪我から石川選手が戻ってきた結果、現在では第4GKの座に落ち着いています。プロになりたてということで今は彼ら3人とともにトレーニングしながら自身のスキルを向上させ、経験を積む期間だと思います。しかし天皇杯2回戦の福井戦では公式戦初のベンチ入りを果たすなど将来への可能性もみせているイ・ミンギ選手。188cmの大柄な体格を活かしU-19韓国代表にも選出された高い潜在能力があると思うので、ヴァンフォーレの練習を経てじっくりと成長してほしいですね。


【6位】ヘナト アウグスト

第6位はヘナト アウグスト選手。ヘナト選手は清水に5年間在籍していたように能力自体は高い水準にある選手ですが、なにより度重なるケガに悩まされているサッカー人生を歩んでおり、昨年から在籍しているヴァンフォーレでも戦線離脱する期間があるなど常に本調子ではないことがネックとなっています。しかし一度ピッチに立ってしまえば安定した守備力を発揮。最近ではCBにポジションが固定され、持ち前の守備力が最終ラインで活かされています。しかし個人的にはそれが彼自身を悩ます要因になっていると考えていて、現在のヴァンフォーレはマンシャ&孫&土屋選手の3バックの構成がガッチリとハマっており、ヘナト選手が入り込む隙がない状態となっています。それに主将の小出選手も控えているのでCBで出場するのはかなり高い壁を乗り越えていかなければならないでしょうね。ボランチでポジションを狙うならランキングの位置は少しは変わったと思いますが、現時点の立ち位置は6位だと思います。


【5位】マテウス レイリア

第5位はマテウス レイリア選手。今シーズン富山から移籍してきたマテウス選手は大塚監督からの評価も高く、シーズン序盤戦を中心に出場機会を掴みます。しかし2シャドーの一角や1トップなど不慣れなポジションでのプレーが自身の良さを見失う要因となり、無得点の状態が続くと試合メンバーから外れる機会が多くなります。試合から遠ざかる状態に追い打ちをかけるように7月2日に新加入サイドアタッカーのミカエル ドカ選手を獲得。外国籍枠もひっ迫し立場がさらに厳しくなると思われたマテウス選手でしたが、転機が訪れたのは7月5日の第22節今治戦。後半から2トップの一角としてプレーするとまるで水を得た魚のようにピッチを躍動。大逆転勝利に貢献し、直近の大宮戦でも高いパフォーマンス力をみせてチームに白星を呼び込みました。最近の奮起は危機感から来るものなのか、それとも本当にやりたいプレーが2トップになってできているのかは分かりませんが、マテウス選手の価値がこの2試合で再び高まっていることは理解できます。この高いパフォーマンスをこれからの試合でも発揮し、ゴールという目に見える結果で示してほしいですね。


【4位】ミカエル ドカ

期待度ランキング4位はブラジル国籍の新加入ミカエル ドカ選手。オーストラリアリーグの名門セントラル・コースト・マリナーズで背番号10を纏い、ACLEでもバリバリに活躍していた25歳がJ2リーグにやってきたことでも驚きでしたが、さらにヴァンフォーレでプレーしてくれる期待は自然と高まっています。もちろん個々の能力はとても高いものがあると思いますが、個人的な不安点はチームにフィットするのかということ。ドカ選手の特長はサイドでの攻撃的なプレー。これまでは主に4-1-2-3のウイングやサイドバックでのプレーが多くあったようでゴールはもちろんアシストも量産していました。しかし現在のヴァンフォーレは3-4-1-2のフォーメーションを基本としているため、敵陣サイドで攻撃を仕掛けられるウイングや大胆に前へ上がれるサイドバックのポジションがありません。サイドでの精力的な貢献が求められるウイングバックはあるものの、攻守の展開がとても早い日本のサッカーに来日直後の選手がウイングバックで適応するのは時間がかかると思います。2トップは仕掛けてチャンスを作るマテウス選手とゴール前で得点を狙う仕事をする内藤選手で今のところバランスが保たれているのでそこに割って入ることも考えにくい。となるとドカ選手はベンチにいて追いかける展開のときに相手の守備網を打開するための切り札役になる可能性が高くなります。でもせっかく取れた才能豊かな人材をピンポイントで起用するだけに留めていたら非常にもったいない。今シーズンの残りの試合でさらにチームが上位に食い込んでいくためにはドカ選手を最大限活かすことが必要になってくると思うので、彼をベンチ要員にさせずに先発で躍動させる工夫をこれからチームには求めたいですね。


【3位】ヴァウ ソアレス

期待度ランキング第3位はヴァウ ソアレス選手。最近の試合では2枚目の警告で退場処分となったり、中盤でボールを奪われてカウンター攻撃を食らって失点するなど彼の悪い部分が目立ちますが、やはり本来彼が持つパスセンスを忘れてはいけません。守備から攻撃へと繋げられなかったシーズン序盤戦のチームの戦いに風穴を開けたのが途中加入のソアレス選手で、中盤の下がり目の位置で積極的にボールを呼び込み、的確な判断力と技術の高い長短のキックでピッチの幅広いエリアにボールを散らせるのが彼の最大の魅力。それによりヴァンフォーレが集中的にプレスを受けずにボールを持つ時間が長くなり、受け身の状態から自発的に攻撃に移れるように変わっていきましたね。いくら守備が強固でも攻められ過ぎたらいつかは崩壊してしまうので、そうさせない能力を持つソアレス選手の存在感はとても大きいと思います。昨今の下げている評価を覆すように、チームのリズムを作り出すリズムメーカーとして残りの試合でも活躍してほしいと思います。


【2位】ネーミアス

第2位はネーミアス選手。シーズン途中の4月27日にポルトガル3部リーグのクラブから加入したので実力未知数なところがありましたが、いざ試合に出てみるとその評判を覆すような働きで見るものを魅了します。187cmという大柄な体格を活かし前線で体を張り、ボールを収めて近くの味方に繋げるポストプレーは高レベル。今シーズンこれまでのチームには最前線で起点になれる大型CFが見られなかったので余計彼の存在が目立つかたちに。得点こそまだ奪えていませんが、競り合ってから積極的に前に仕掛けていく気持ちは強くあり惜しいシーンを何度も作り出しています。プレーを見ていればゴールを決めるのも時間の問題と言えるので、ネーミアス選手には最前線で相手選手と競り合って攻撃の起点を作るポストプレーはもちろんのこと、チャンスと判断したら多少強引にでもシュートを狙っていく積極性を存分に発揮してほしいですね。そうすることで相手チームは攻撃の怖さを感じて、こちらが守勢の状況でも相手の攻撃一辺倒の展開にはならないと思います。相手の攻撃を抑止させるそれくらいの影響力がネーミアス選手にはあると個人的には思いますね。愛媛戦で右頬骨を骨折し現在は戦線離脱していますが、中断期間明けの山形戦には間に合う見込み。守備から大きくクリアし相手に拾われて二次攻撃を受ける展開を前線で競り合うことで防ぐ役割として、またサイドからのクロスボールに合わせる得点へのターゲットとしてチーム無二の存在であるネーミアス選手の活躍を期待したいと思います。


【1位】エドゥアルド マンシャ

期待度ランキング1位に輝いたのはエドゥアルド マンシャ選手。在籍4年目となる今シーズンは契約上の問題からチーム合流が遅れCBの序列からも下からのスタートでしたが、出られない状況でも腐ることなく黙々とトレーニングをこなします。転機が訪れたのは3月29日の第7節札幌戦。そこで今シーズン初出場&先発の座を獲得すると自身の特長を大いに発揮しチームに5試合ぶり勝利をもたらし守備面で貢献。その活躍で大塚監督の信頼をガッチリと掴みます。そこからは現在まで3バックの一角として連続出場を続けており、チームの守備に欠かせない存在となっています。特に今シーズンマンシャ選手の評価を上げたのが ‘セットプレーの強み’ 。守備時はもちろんのこと攻撃時のセットプレーの場面で目立つターゲットとなり、キッカーのボールに強烈なインパクトで合わせるヘディングやボレーシュートなどでチームトップの4得点をマーク。またターゲット役の彼を経由して他の選手がゴールを奪う機会もありアシストも量産しています。空中戦の強さを存分に見せつけているマンシャ選手。セットプレーでの存在感の他にも個の力を活かしたディフェンスが効果的で、同じく長身の孫選手とともに待ち構えて守る守備形態にとって無くてはならないディフェンスの柱だと思いますね。力強く相手のハイボールを跳ね返せるパワー型CBとして、またセットプレーの重要なポイントとして今後もチームに欠かせない存在であることは間違いないと思います。

 

…以上外国籍選手在籍7選手の個人的な期待度をランキング形式で紹介してみました。試合に出場できる外国籍4枠にこの7人の誰が割って入ってくるのか今から試合を見るのがとても楽しみですね。

 


ブログ終了のお知らせ

2025-07-20 | Weblog

…突然ですが、これまで約20年の間続けてきた『ヴァンフォーレ甲府 熱血サポーターへの道!!』のブログは、9月末をもって終了させていただきます。

 

終了しようと思った最大の理由がブログ元の『gooブログ』の閉鎖。今年の4月14日に2025年11月18日をもってサービス終了することが発表された後も、このブログをどうしようか悩んでいました。できれば今シーズンの終了まで更新を続けることが本望でしたが、それができないと分かった以上辞め時をいつにするのか考えていたところ、10月1日に新規投稿が停止するようなので8月30日の第28節千葉戦の内容まで試合記事を書き、9月はこのブログの思い出を振り返るまったり期間にしたいと思いました。そして仕事で多忙ということとブログ開始から約20年ということでここが自分のなかでの一区切りと気持ちが強くなったのも大きな理由です。いつもブログの事を気にかけていた生活から解放されてとりあえず休んでみたいと思います。また改めて終了する9月の最後の記事で総括と感想を言いたいと思いますが、今までたくさんの方がこのブログを見に来てくれたことをとても感謝しております。皆さんの陰ながらの支えがあったからこそここまで続けられたと言っても過言ではありません。そしてgooブログさんにもお世話になりました。ありがとうございました。


ブログの内容は引っ越しが可能なようなので、10月中にとりあえず20年分の記事内容をそっくりそのままAmebaブログかはてなブログに移したいと考えております。ただしそこではこれまで写真を撮って貯めて使用してきた過去の大量の画像データは移行できず全く使えないみたいなので、新規更新はしない予定でよろしくお願いします。過去のレガシー記事としてたまに振り返りに見に行くのも悪くないと思います。そしてまた個人的にヴァンフォーレの記事を書きたいという執筆意欲が新たに湧いてきたらエックス(旧ツイッター)や新ブログでシーズン2を始めるかも!?もし始めるようだったら来年の新体制発表辺りかな?新加入選手の特長とか書きたくなってウズウズするかも。そのときはヴァンフォーレはJ1ですよね?


…ということでちょっと早いですが、ブログ終了の予定があることを伝えておきます。来月まではこれまでのいつものペースで記事の更新を頑張っていきますので引き続きよろしくお願いします!

 



2025年7月18日時点でブログ開設から7414日。1年365日で割ると20年以上になります。よくこんなに続けてきたなぁ。…しみじみ。

 


ピックアップ天皇杯3回戦ヴィッセル神戸戦!

2025-07-18 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は7月16日にJITリサイクルインクスタジアムにて行われた天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会3回戦ヴィッセル神戸戦です。

 



NHK神戸の内藤選手のゴールシーンのポスト。後方から出されたロングフィードの落下地点に素早く走り込み、ボールが地面につく前にノートラップでボレーシュートをゴールに叩き込むスーパーゴール!この超絶テクニカルなシュートを試合本番で一瞬の判断で選択し決められる内藤選手の技術の高さがひしひしと感じられますね。個人的にはキャプテン翼に出てくる新田君のノートラップランニングボレー隼シュートを思い出しました(笑)

 



スカパーの試合ハイライト動画。後半13分の内藤選手のゴールで先制したヴァンフォーレでしたが、その内藤選手が10分の間に警告2枚をもらいレッドカードで退場してしまいます。10人になったヴァンフォーレは残りの時間この1点を守り切る方針に変わり神戸の猛攻を懸命に耐えますが、後半アディショナルタイム7分に岩波選手に決められて同点に。ラストワンプレーで追いつかれたヴァンフォーレは延長で引き離す気力はすでに残っておらず、エリキ選手のゴールで勝ち越されて万事休す。120分の死闘は悔しい逆転負けとなりました。振り返り記事は書かない予定なのでここに書きますが、内藤選手の攻撃時の潜在能力の高さと守備時の若い勢いが抑えられなかった良いところと悪いところが同時に出た内藤選手の全部の魅力が詰まった試合だったと思います。チャレンジした上で良し悪しを経験をすると選手は飛躍的に成長すると思うので、内藤選手にはこの天皇杯神戸戦が選手生活でレベルアップするターニングポイントだったと将来的に言えるようになってほしいですね。

 



写真家でサッカーノンフィクションライター宇都宮さんの記事。この天皇杯3回戦は15試合あるのにその中からヴァンフォーレ甲府の試合を選択してくれたのはすごく光栄なことですよね。しかも勝った神戸の写真ではなく内藤選手のゴールに駆け寄るチームメートとゴール裏サポーターの様子を大々的に取り上げてくれているのには意味が込められていると思います。それにしても良い写真!

 



ゴール裏の応援の様子。2022年大会の優勝から県民の天皇杯への注目度は高くなり、毎試合初戦からゴール裏が賑わう状態になっています。この試合でも平日ナイトゲームにも関わらずホームスタンドはほぼ満席となっており、応援の力は確実に選手たちの後押しになっていることでしょう。そのパワーのおかげで前回大会優勝クラブを瀬戸際まで追い詰めることができたと思います。この悔しい経験を糧にしてさらに応援の力を天皇杯でもリーグ戦でも出していきたいですね。

 



雨の小瀬。この日は朝から雨が降ったり止んだりの繰り返しで夕方近くの時間帯は落ち着いていたものの、試合中にはまた強く降ってきた不安定な空模様でした。今回は雨の影響を一定時間忘れさせるくらいエキサイティングな試合内容だったのでサポーターはやはり勝ちたかったと思います。

 



スタンド最前列の大旗おじいちゃん。天皇杯優勝時には懸命に大旗を振る姿が全国的に映し出され人々に感動をもたらしました。それからお目掛けする機会が多々あったのですが、この天皇杯神戸戦を一区切りにして年齢的な問題もありこの試合をもって大旗振りから退き、普通のサポーターに戻られるとのこと。大旗振り今までお疲れ様でした。これからは落ち着いてヴァンフォーレの試合観戦を楽しんでください!

 

…以上です。