『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

うる星やつら

2005-10-12 | Weblog
昨日、久々に「フジワラくん」のお相手してあげました。

昔はよく二人で飲みにいったものです。
最近は、めっきり、飲み歩くことも減りました。
西麻布、六本木、銀座、田舎モノの私たちは、目をギラギラさせて
BAR巡りをしたものです。
昔っていっても、まだ2年しかたってませんけど。

昨日は、「駒井」っていう、元スタッフに、久々に飲みませんか?との
お誘いがあったので、3人で出歩きました。

食通のキタザワさんから、プレーゴプレーゴというイタリアンが深夜の新宿は
オススメって聞いていたので、そこにしようかと思っていたのですが、
フジワラくんが、「茶茶花」にしませんか?っていうので流されやすい私は、
別にそこでいいよって、いわれるがままに、足は歌舞伎町の方へと向いておりました。

「茶茶花」・・・歌舞伎町にある町屋を改装した一軒屋の京料理屋さんです。
実は、2年前からいこうっていいながら、いつも近いから今度でいいやって
いいながら、一回もいったことのないお店でした。

雰囲気はとてもいいです。
畳、和紙、木、庭、といった温もりのあるお店です。
BGMはなかったでしょうか。
とても静か。
私たちが来るまでは。

私、大阪人。
フジワラ、大阪人。
駒井、滋賀県民。

うるさい。

でも、このノリ、最高です。
私がボケれば、すぐに突っ込んでくれます。
あぁ、これこれ。気持ちいい~。
駒井は、おばちゃんのように、オエオエ、笑っている。
独特な笑い方に、つられて笑ってしまう。

最近の私は、めっきり、控えめ。
ビール10杯なんて、過去の栄光。
低燃費になってしまったものです。
すぐに、酔って、眠くなってしまう。

そんなぐったりしてる私には、お構いなしに
フジワラくんは、黒糖焼酎という名のガソリンを
駒井さんは、梅酒という名の石炭を、ガツガツ、体内に放り込み
ますます、ヒートアップ。

こいつら、まじでうるさい。

でも、京の町屋で、関西人トーク。
ここだけ、まるで、別世界。異空間。
確実に、浮いている。

まわりのムーディに、ヒソヒソ、やらしい会話をしてる方たちには
本当に申し訳ない。
ここは、歌舞伎町のホテル街に、限りなく近い場所。
あと、一歩だ。
その前に、茶茶花で、一杯飲んで、王手!
とばかりに、ヤル気十分だったはずの男性。
なんで、今日に限って、うるさい関西人がいるんだ!
って憤りを感じていたに違いない。

でも仕方ない。関西人なのだから。遠慮って言葉、頭から、「Delete」されている。

でも、楽しい。
リーダーが「長野県民会」をやる理由がわかる。
やはり、同郷のヒトと話すと、心が落ち着く。
関西人同士で、関東弁ごっこすると、とても、楽しい。
「なにやってんじゃん、てめぇ」
もう、無茶苦茶だ。

料理は、湯葉とか生麩とか京野菜とか、混じりけのない京素材を活かした料理たち。
器とかも、京風。味付けも、京風。フジワラと駒井も、ある意味、恐怖~。

やかましい宴だった。

でも、楽しい宴は、あっという間に過ぎます。
いつか、フジワラには夢があって東京を去るときが来る、
そして、駒井は来年、就職で、どっかの国に売り飛ばされてしまうだろう。

でも、こうして、こいつらと同じ時間、楽しく過ごせたことは
いい思い出だ。
本当にいいスタッフに恵まれていると、改めて、思う。

プライベートな話しをするにつれ、店長の品位は下がり、威厳は薄れ、
ただの31歳のおっさんになっていきますが
これが、素の井之口です。
店では、デ~ンと偉そうなこといってますが
店をでたら、ただのおっさんです。

でも、それでいい。こいつらの前では、おもろいおっさんでありたい。

これからも、プライベートで、彼らと一生、付き合えたらいいなと
思います。

せっかく、60億分の壱の確立で、出会ったことやしね。
離れても、絶対、絶対、遠くのどこかで応援してあげたい。

タカハシさんに、スタッフのことも書いてくださいよ~って
怒られたので、書いてみました。

お客様と、スタッフには、いつも、感謝してますよ。
キミらのおかげで、店は元気でいられます。

これからも、毎日、笑顔、頼みます。