今まで、ビルの一階までが最高だったなー
ビルの前の通りで、お客様が見えなくなるまで、手を振り続ける。
京都の旅館みたいやなーって、いつも、思っていた。
それが、自分なりの、VIPに対する、最上のお見送りだった。
昨日、更新した。
駅の前まで、お見送りした。
さらに、ここでいいよ、といわれながらも
階段を降りて、駅の改札まで、お見送りした。
お客様は、最終電車足早に、改札口を通り抜けていった。
お客様の小走りをずっと、見続けた。
お客様は、見えなくなる瞬間、振り返って、
大きく、大きく、手を振ってくれた。
ボクも、大きく、大きく、手を振り返した。
それが、ボクにできる、今のボクにできる
最上の、最高の、お見送りだった。
ボクにとって
最後の、お見送りだった。