『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

でた!「炎のカクテル」

2005-10-03 | Weblog
大切なお客様をヒリヒリさせたことありますか?

ある覚えたての「パンプキンバニラカクテル」を作ろうとしたんですよ。
普段、カボチャはお店にないのですが、たまたま、厨房にあった。
それを、一口大にカット。
電子レンジでチン。

お、順調、順調。
ホコホコのカボチャをグラスにいれて、ペストルで潰す。
お、順調、順調。
そこに、バニラビーンズをいれて、さらに潰します。
カボチャとバニラ、なんか、美味しそうでしょ。

そして、そして、ウォッカを入れてできあがり。
(あとは、ナチュラルシロップで甘さを調節します)
それをボストンシェーカーで大きく振ります。

できました。

予め、用意していたグラスに注ぎます。
そのグラスの口元には、グルリと一周、シナモンがついています。
なんか、さらに美味しそうでしょ。

・・・・・、そう、シナモンって思ってたんですよ。
・・・・・・・・・・そう、シナモンって思ってたんですよ。

そのお客様は飲みました。

「なんか、ヒリヒリする」

・・・・・・・・・・・・・・・え?、シナモン が ヒ・リ・ヒ・リ?

シナモン=ヒリヒリ。
この方程式が理解できませんでした。

そして、隣りのお客様はいいました。
「だから、それ、ハバネロ、だよ」

パ・タ・リ・ロ?

いや、ハ・バ・ネ・ロだ。

あの、ハバネロだ。
あの、辛い辛いハバネロだ。

ワタシ、ハバネロの瓶をシナモンが入ってると思って
間違って、使ってしまいました。

プリンとをつくるときに、砂糖と間違えて、塩をいれちゃう、素人主婦みたいな
ことやっちゃった。

ま、パンプキンの甘さと、ハバネロの辛さがうまくマッチして
口中では、微妙なハーモニーを醸し出していた。
スイカに塩をかけると、甘さが強く感じられるでしょ?
あれと、同じ!

んなわけな~い!

ハバネロはハバネロだ!

申し訳ございませんでした。

辛くて、口から「火」がでましたよね。

作ったワタシも、恥ずかしくて、顔から「火」がでました。

炎のカクテル。

次作るときは、消防士さん、呼んどきます。

ps 恋に燃えたいアナタ、いつでもお作りいたしますよ。卯ふ。

ps2 茜さま、東京の思い出ということで・・・。