京都のね、高瀬川沿いにね
一軒家のええお店があったんよ
26歳ではじめて店長させてもらって
3年間、楽しい思い出ばかりでした
京都を去るとき
大送別会やってもろて
カゲさんが泣いた
大勢の前で泣くもんやから
みんなもらい泣き
人生であんなに
泣くことはこの先ないかも
しれんなー
鴨川いって
人生初の瓶ビールかけして
びしょびしょなって
おまわりさんに
怒られたなー
何ケース分使ったやろ
4年前のらくだば開店直前
チーフの独立したお店で
みんな集まってくれたなー
「店長がんばるで」って
報告できた
月日はたって
時代の流れもあって
とりどり木屋町店
閉店のお知らせは
らくだば新年会
前日の夜でした
みんなの前で
最後、挨拶させてもらったとき
こういいました
ボクが初めて店長をしたお店が
今月でなくなります
たまたま、ボクは
今こうして皆様に囲まれて
幸せな新年会できてますけど
来年同じようにできるか
わかりません
お店とは、人の人生に似てて
その人の体調がおかしくなったとき
気にされだします
その人の人生最期のとき
家族や親戚、知人が集まります
あの時こうしてあげたらよかった
生きてるうちに
してあげられることなんて
たくさんあったのに
あの時ああしてれば
あの時こうしてれば
もっと長生きできたかもしれない
お店も同じで
お店の体力がなくなりだしたとき
もうすでに下降線は
たどっています
閉店のお知らせがでてはじめて
ああ、もっといってればよかった
もっと気にかけてればよかった
ひとりひとりの気持ちが
薄れ、忘れさられ
いくらいい店だって
なくなってしまいます
そして、お店がなくなる今
当時のスタッフで連絡を
とりあいます
「なんとかならんのか」って。
なるわけなくて
ホントは今いるスタッフが
全力で守らなくちゃいけないんだけど
きっとやるだけのことは
やったんだけど
このような結果になって
しまったんだと思います
だから、素直に
今いるスタッフには
永い間お疲れ様でしたと
お伝えしたいです
ボクなんて年に1回
京都にいけたらいいかどうかの
レベルなんで
今すぐになくなっても
実感はそんなないですけど
いつか次帰った時
寂しい思いをするんだろなーと
思います
今現在
ずっと利用していただいてたお客様は
贔屓にしてたお店がなくなると
それはそれは残念でしょう
もし、らくだばがなくなれば
ここにいてくれる人たちの
笑顔が失われます
たまにでいいから
気にして欲しい
気にかけて欲しい
絶対、お店つぶしちゃ
いけないので
忘れないで欲しい
新年早々
湿っぽい話にはなってしまいましたが
ボクは
そう、皆様にお伝えしました
会社の一店舗がつぶれるのと
個人の店舗がつぶれるのとでは
わけが違いますからね
ボクにも、たっちゃんにも、ピロシにも
人生かかってますからね
ボクはらくだばを守り続ける
責任があります
この、とりどり木屋町店が
なくなることを
きっかけに
最後に残してくれたのは
その思いだったと思います
ありがとう、とりどり
もう、あのお店で集まることは
できないけど
チーフのお店はあるからね
また、豊(とよ)さんで集まろう
明日から2月
いよいよ4周年マンスリーです
今月もしびれる日が
何日もありました
景気のせいではありません
すべては、自分の実力不足です
まだまだ上目指して
ガンバロウ
初心忘れるべからず
いつも、あの頃の新鮮な気持ちを
忘れず
らくだばを成長させていきますっ
1月もありがとうございました
2月もよろしくお願いします!