実は、前回のレッスンは、まったくどうしようもなく、卒業はゼロでした。それらの曲を今回もまだ半信半疑で、いまひとつ理解したようなしないような感じで練習して、今日のレッスンになってしまいました。
最初は”藤井英一のJazz Standard special 2"の中から"Embraceable You"から。以前、挑戦してあまりに細かい音がたくさん入る難曲だったので、1回で諦めて放置。それを前回から弾き直しで練習していた曲。少し、ごまかしのテクを身につけて、指が追いつかないところはごまかしてしまいながら、それでも、今日は、全6ページを最後まで一気に弾いてみました。
同じ音間違いをしている箇所が2箇所在った以外は、「大きな音読みの間違いもないし、流れはでてきましたよぉ」と、先生が言ってくださって、今回はこの辺でとなりました。 最初の時よりは全体を最後までどうにか頑張れたので1歩前進ではありました。「良し」とはいい難いので、「努力しました」というところ? 次回は他の曲を弾いてくることになりました。
そして、2曲目は、これも3連符とさらに、この3-1で付点で弾くのも入った先生のオリジナル曲”Chant of Soil"。これも前回からの曲です。1回目はやはりやっちゃいました。「途中で8分の6拍子が4拍子になるのが、まだおかしいと。付点も今ひとつ安定しない」ということで、ダメだしがでて、最初の出だしからも、前回と同じ間違い。「スラーの後の四分休符が短い」の指摘を受けてしまいました。やり直し(汗~)
前回の間違いを、今回も解決仕切れていなかったことが判明。今日はたっぷり、その微妙なところを反復してやり直しましたが・・・なかなか。 いつもの、「これ以上は無理そうなので、やはり今回もこんなところで・・・」という結論に。トホホの終了。
そして、最後は、これも前回の”Return to Zero"で3連符の弾き方と、さらにかっちりと3:1で付点四分音符を弾いたりするところが混ざるさらに至難な曲。こちらも、苦しみながら、やはり安定せず、自分が思っていた以上にまだダメダメでしたぁ(泣)。3連符の、「あいまいさ」「はまりきらない」感じの表現、なかなかマスターできません。特に、8分の6拍子から4拍子への切り替えが難しい。 一方、かっちり弾くべき付点は、付点が待ちきれずに1-1や2-1で、まだうっかりすると弾いてしまっているとのご指摘も、他の曲と一緒。進歩していないです(嘆息)
つくづく音楽の道は私には向いてなかった(苦笑)。でも、音楽を楽しむ趣味を持ち続けてきたのは、大成功!
なぜって、先生にアレンジ曲の新譜をお願いしていたから。
最後に先生が”My Favorite Things”の新譜を取り出して、くださったのですからぁ~~~。しかも、両手がしっかり入った部分の多い楽譜。「ちょっと書き過ぎちゃったかもしれない」といいながら、手稲に音を書き込んだ3枚の楽譜! 感動。ただ、先生の曲の解説を聞いて愕然としたのは、ふつう3拍子のこの曲が4拍子。「あっ、これも、考えてみれば、4拍子に直しているから難しいかな」と気づいて、オリジナルと4拍子の違いを弾き分けて見せてくださったのですが・・・アドリブにしても、難しそう。 どこまでいけるか、暗雲が立ちこめてきました。 でも、最後に通して、新譜を先生が模範演奏してくださると、原作にはないオリジナルない渡辺先生オリジナルのイントロに、魅力的な和音の調べ。いいなぁ、いいなぁ、これで自分も弾けたらいいなぁ。先生の模範演奏、間近に独り占めで聴けて、楽しかったです。
ともかく、やってみるしかないです。それにしても、左の音の入れ方も、いつもとは全然違っている。先生の音楽の引出しの多さと、弾きづらい曲には脱帽です。「いやぁ、これは、かっちり音が先にでることもしてないし・・・」と、あっけなくも先生。
さあ、次のレッスンは、またまた多難になりそうな予感がしますが、レベルの低い生徒は、防衛策として、この最後の曲以外のものは、極力やさしい簡単な曲選びをすることにしようと心に決めたのでした。身の丈にあったやり方で。