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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

「YANGONかるた」が届きました

2022-02-19 14:22:17 | 日記

   ミャンマーで中学校生活を送り、軍事政権のクーデターを経験した高校生が帰国後、自分の住んでいたミャンマーについて、もっと同世代や日本の人たちにミャンマーのことを知ってほしいと友人達と始めた「YANGONかるた」を作るプロジェクト。これについては、このブログに2回書いてきたので重複は避ける(参照:ココから過去記事)。

   私は、NHKのテレビでこの高校生の活動を知って、クラウドファンディングをしているのに滑り込みで応募でき、このほど「YANGONかるた」を入手できました。

     

     このブログの下の方に、2月23日(水・祝)に、西日暮里でイベントをやるようで、当日写真家の亀山仁さんがトークするようなので気づいたが、どうやら、このかるたの写真はすべてプロカメラマンの亀山さんの写真によるようで、非常に美しい。

     高校生の作ったかるたと思ったが、完成度が亀山さんの写真のおかげだろうか、非常に高いので驚いた。また、上の写真の真ん中に開いた状態の「解説のしおり」があるが、これがよかった。読み札では伝えきれない詳細な解説が、とてもよくできていた。

     父親の赴任について行って、日本人学校で中学を卒業した高校生が、ここまで住んでいた地のことを知り得たかと考えると、これは「かるた」を作るにあたって、一生懸命考えて、特に解説の最後の「ご協力いただいた皆様」としてあげられていた大学教授たちやNPO法人の方など、大人にもしっかり教えを受けて、作り上げたからなのだろう。内容が、かるたの「あいうえお」に合わせながら、非常に多くの情報を伝えてくれる「かるた」になっていた。

     たとえば、写真で開いているページでは、<電力などのインフラ不足(停電とかもある)や、法整備が不十分で企業進出に不安のあったミャンマーの事情から、日本とミャンマーの官民協働で開発した工業団地の写真と、その経済特区内になかった消防署のために、日本の引退した消防車4台が寄贈され、その車両の使用や消防訓練の指導も行われた話>が載っていた。他のところでも、JICAの作った道や、JR.の旧車両もでてきて、日本とミャンマーの関係が窺われる札があった。

   *注意:ただ、この日本とミャンマーの親密と思える協力の関係が、ともすれば「軍と日本政府や進出企業」の利益や結びつきを生んだのか、日本が民衆側に立って軍の民主主義を抑圧する暴挙に対して、どうも毅然とした対応がみられず、ODAの新規は止めたものの、いまだに軍に援助を続けている・・・など批判を浴びてきた。そのことは、忘れてはならないとも思った。(参照:既存のODA継続、軍事訓練も

 

   まあ、ともあれ、首都がヤンゴンでなくネピドーであること、食生活や、仏教や・・・いろいろな知らないことを知ることができたのはよかった。そして、さらに、この「かるた」の申し込みに間に合わなかった人も、下のようなトークイベントで、西日暮里で一般の人もミャンマーに触れる機会が設けられていることに気が付いた。

   ちょうど祝日。西日暮里に気軽にいけそうな方は、よって見てはいかがだろう。

 

  

      さらに、このかるたのメンバーたちが、高校生の「マイプロジェクト」というのに応募している話から、それも面白そうだなぁと興味をもった。

  

     もし、あなたが高校生だったり、これから高校生になる人だったら、そして、お子さんに面白そうだな~と思ったら、一人からでも参加でき、素敵な友達や先輩との出会いもまっているかもしれません。この「かるた」を使ったメンバーも参加するという、自分たちから何かを始めようという気持ちがある人を力づけてくれそうなプロジェクト。調べてみる価値はありそうですよ(ココから、覗いてみませんか)。

     世の中、動き出すと何かが生まれてくる。そんなことを若い時に経験するのは大切です。

     今日は月は雨で見られませんでしたが、若い人たちの話に元気をもらいました。

     今日も無事に1日を過ごせたことに感謝して。あすもいい1日になりますように!

 

    

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