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緊急)東京都の陽性率がおかしすぎる!!!!!! 続

2020-05-09 14:46:06 | 日記

   さて、先ほど書いた同名のブログ(前編はココから)の続きです。

   再度、東京都が公式サイトに発表した下のグラフ(ココに掲載)を出しておきましょう。5月8日に「陽性率」として東京都が発表したものです。この発表については、NHKのココが良かれ悪しかれ詳しかったので参考にしました。よかったら、そちらも参照して下さい。

   

   右には、陽性率の計算式もあげておきました。さて、前のブログを書いたあと、あれこれ考えて、ようやく東京都の出した「陽性率」のグラフがどうなって出て数字なのかが分かりました。わからなさの原因は、またしても、グラフ下に細かく書かれた(注)でした。

   ※4月9日までは東京都健康安全研究センター、4月10日から5月6日までは東京都健康安全研究センター及びPCRセンター(地域外来・検査センター)、5月7日以降は東京都健康安全研究センター・PCRセンター(地域外来・検査センター)及び医療機関での保険適用検査の実績により算出」

   前のブログでは、なぜ東京都が発表している陽性患者数とこの青地の陽性患者数とが一致しないかが疑問として残っていました。理由はひとつ! 最後の5月7日だけは、「医療機関での保険適用検査」も含まれて、検査全体と感染者数が出せたけれど、それまでは「結果判明日」を基準とするとか面倒な規定があるため、下部組織以外の数字が用意できなかったためでした。だから、(まともな「陽性率」は、今のところは、信頼性のある数字を出せない)というべきだったと、私は思います。本来なら、一般に東京都が発表している全陽性患者数が青で示され、そのためのすべての検査数が明らかにされないといけませんよね。   

   では、どの位の数字がここでは捕まえられていたのか。説明しながら、みていこう。

   分かっていることは、5月1日から7日に東京都の下部組織、保健所(東京都健康安全研究センター)での陽性患者として見つけたのは、(最後の5月7日分には「医療機関での保険適用検査」が入っているが)・・・NHKのココの説明に書かれていたように「5月1日から7日までの1週間に陽性と判明した人の平均である22人を、同じ期間に検査した人の平均292人で割って、7.5%と算出」とあったことから、逆に計算していってみる。すると、この7日間に、22人x7=154人の陽性者を292人x7=2044人の検査の中からみつけたということが分かる。

 

   この間の、東京都の発表した陽性患者数は、5月7日が23人だったので、これを全て加えて620人。実際に発表された陽性患者数は、この1日~7日の間で620人いたのだから、つまり(東京都の発表はたった感染者数の25%のことで、7.5%という数字をはじき出した)だけの数字だったということになる。

   オリンピック延長が決まった3月24日以降は、この検査数における保健所系と「医療機関での保険適用検査」の比率はどんどん医療機関の方が増大する傾向にあった。それが、このグラフの最後の1週間は、保健所の3倍数の陽性患者の割り出しを保健所以外の民間が担っていた。ということが分かる。

   実は、前に書いた東京都のグラフをみて、医療機関の方はGW中はお休みかと誤解してしまっていたが、とんでもない間違いだったようだ。下の表にあるように、5月1日~7日保健所は1825件、民間機関は保健所の2倍を軽く超える4776件の検査をしてくれていたのだ。みんなが休んでいる時にもかかわらず心から感謝致します。(民間医療機関の検査に携わった方にGWは働いてなかったような印象を与えたのに、東京都は謝罪したのでしょうか?)

         

5月1日~2日はスクロールが画面上できず、同一画面では表現できませんでした。オリジナルのグラフのココの「>テーブル表示」をクリックしてご覧下さい

    さあ、ここまで考えて、考えねばならないことは、検査数が保健所の検査だけで、この陽性率を出したことが、この陽性率にどういう意味を与えるかということだ。それは、保健所の場合は濃厚感染者をクラスターから追跡して検査をするのが特に最初は主流でした。だから、陽性率を低くした可能性もあるし、逆に濃密な長時間接触のケースでは高かったかもしれません。一方、最近は感染路不明の人が多くなっているといわれています。それが、調子が悪くなり症状を持った人が不明者として検査する場合が多いと、陽性率が高くなるのかもしれません。

    ともかく、保健所を通して検査を受ける人と、民間の「医療機関での保険適用検査」を受けた人の性質の違いが、きっと陽性率には大きく作用してくると思われます。数字の意味について、保健所なら説明してくれる可能性はありますが、民間にはできないでしょう。民間にはだから、同一対象に対する入院後の複数目の検査の方が多く行われるのではないかと想像していますが、それも統計上で示された事がないようで、少なくとも私にはわかりません。ただし、5月7日の合計数が1715件だったのに、グラフの棒線は710件あたりにあるように思えます。ということは、その差の1000件は入院後や退院時の検査に回されたのかも知れません。推測ですが・・・。

    不明なことは、どの統計でも多いです。と言うわけで、今回の陽性率の発表は、データ数がすくないことから、これを収束に向けて経済活動を緩めたりする結論をつけるのには、あまりに不十分な資料にしかならない事だけは確かだと分かりました。検査というのは、前に東京では結果がすぐに出ないと言われていました。となると、今感染者数が、50人を切ったりしているのは、休みで検査の処理はやっていたが、受入れ数が少なかったとか、あれこれの理由もあるかもしれません。これから来週に入ると、ぐっと感染者数が増えてくるかもしれません。まだ、来週が始まってみないと油断禁物です。

    大事なのは、その説明が報道でなされていたか?ということです。「何だか、山を越したようにみえますね。調査はどうだったのでしょうか」以上に踏み込んだコメントは聞きませんでした。でも、それで報道といえるのでしょうか?

    ところで、私は、8日の加藤大臣の記者会見での「(37.5度4日の)目安ということが、相談とか、あるいは受診の一つの基準のように(とらえられた)。我々から見れば誤解でありますけれど…」の発言に、心から怒りを覚えたのですが(これについては、ココなどを参照にしてほしい)みなさんは、どう思いましたか?  誤解なんていうなら、それをしっかり解く行為をし続けていたのか、厚労省のHPをどうして変更しないで放置してきたのか、問いたいです。いまそんな弁明をするなら、大臣としての怠慢の責任をこそ取ってほしい!

    都知事の陽性率の説明にしても、いったい、都知事の説明で何人の人が、この陽性率の意味や信頼性、データの持っている問題がどこにあるのかが理解できたのだろう?数字が、一人歩きしてしまわないのか?しかも、気の緩む方向へ。 

    常に、日別のコロナウィルス感染者数の数字や検査数の言い方も、「実施件数」「実施人数」「検査能力」などの言葉が巧みに使い分けられて、人を惑わせてきた。この政権では「検査能力を高める」という約束が重ねられ、「検査能力が伸びている」と言われた。だが、実施件数は、能力の半分も活かされずにきた。そして、今なお1万件の検査数を超えたことすらない! 

    よく見えれば、NHKのココが紹介したように情報量としては多かった。しかし、正直情報の詳細は伝えられていたが、情報を垂れ流しているだけ。それが何を意味しているのか、どれだけこのデータに信頼性が持てるのか?そのコメントがまったくなかった。これを「報道」といえるのだろうか、疑問が非常に残った。

    とにもかくにも、加藤大臣は結局首相と同じで、37.5度4日の目安の運用で「ていねいな説明」などをしてこなかったこと。国民の誤解を解く努力どころか、誤解を与えたことに痛みを感じない人だったのは、弁明する表情でよく分かった。このブログで以前取り上げた仁坂和歌山県知事との人間としての差は、歴然である。彼は、1人の人の命で悔しさと怒りを訴えていた。

    人の命を預かる政治をしているのだ。数字をならべるだけで、それについて説明をすべきところで手を抜くリーダーは失格だ。語りかける言葉や様子をみていれば、リーダーとして相応しい説明をしているか、分かるはずだ。

    あなたの選んだ人が、約束と違った行動をしていれば、文句をいうことも大切だろう。

    東京都の保健所からの感染者数の数字に、これからは、日々医療機関の数字も載るようになるのだろうか?当然、正しい陽性率をだせないで、判断するようなリーダーは、リーダー失格だろう。

    読み取れるデータは、詳細で、分かりやすく、面倒な注意書きがないものがいいに決まっている。データの注意書きが多いか少ないかでも、そのデータを出す「自治体の力量」が見てとれそうだ。

    世の中、隠すのではなく、情報を公開していくことの重要性も、統計を見てきてよく分かった。

    情報を隠そうとする人たちが 正しいことをしている可能性は、低い!

    これは単純で絶対の真実だ。この常識を、国民は 全員で 共有すべきだ。

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緊急)東京都の陽性率がおかしすぎる!!!!!!

2020-05-09 10:00:04 | 日記

   昨日の東京都の統計を開いて、私は絶句した。何で絶句したかというと、下のグラフをみて絶句したのだ。5月8日に更新された東京都の検査件数! そして、再度並べて掲載したのが、その前日にでた同じ東京都の検査件数。

    

 よく見て下さいね。5月6日に発表したグラフから、突然1日でこのグラフが変容していたのです。しかも、数字が一挙に、過去に遡って過激に検査件数が跳ね上がっている!!!! さあ、どちらが嘘なのでしょう?

    私は、このブログのココで「GW感染者数は、PCR検査数と合わせてみないと!」と書いて、5月6日も110件しか検査をしていないことを書き疑問を投げかけました。 110件は緑の濃い色で書かれています。濃い色ということは、グラフの上に「健康安全研究センター及び医療機関が保険適用で行った検査件数の合計」と説明されています。この公表された数字をみて、私はブログを書いたのです。

 それが、「昨日発表のグラフには、誤りがありました」の訂正もなく、薄い緑は「医療機関などが行った件数」とグラフの表示も変えられた上に、おまけに、昨日の確定した合計数と公表したものを平然と覆して、「>テーブル」のところを開いてみると、110件は「健康安全研究センター実施分」でしたと平然と報告されていました。そして、そこに5月6日は399件の検査が「医療機関が保険適用で行った検査件数」として数字が書かれ、グラフも合計と思われる509件あたりになっている。

  こういうの、人間にも誤りがあると言って、謝罪もなく許される世の中にいつなってしまったのでしょう。しかも、これは 人の命や、生活に係わっている情報ですよね。

 まずは、この1点で私は東京都の統計に対する姿勢に不信感をもち、怒りすら感じました。そして、さらに追い打ちをかけたのが「東京都はPCR検査『陽性率』を初めて公表」のニュースです。NHKニュースのウェブのココを参照します。

都が8日から公表をはじめた「陽性率」とは、その日に行われたPCR検査で、陽性と判明した人数を、検査した人数で割って算出したものではありません。都は、その日までの1週間に陽性と判明した人数の平均を、その日までの1週間に検査した人数の平均で割って「陽性率」を算出しています。たとえば、7日の「陽性率」は、5月1日から7日までの1週間に陽性と判明した人の平均である22人を、同じ期間に検査した人の平均292人で割って、7.5%と算出したということです。検査した人数には、すでに感染が確認され、入院している患者の陰性を確認するための検査は含まれていません」

 私は、ここでさらに呆れて絶句するに至りました。7.5%の陽性を5月1日~7日まで陽性と判明した人の平均である22人???!!! おいおい、22人が平均であるわけがないだろう。この国は狂ったのか?東京都がそう発表したとしたら、東京都が狂っているし、NHKがそれを書くのも狂っている!!! 東京都が発表している、5月1日~7日の陽性患者数はなんだったのか?

  5月1日~7日は、陽性患者数の表を東京都発表のものから下に転載するが、下に表示しきれなかった5月7日の23人を含め、1日たりとも165人を23人を最低にしているのに、22人が平均になるわけがないだろう。小学生の算数で分かる。下の表は東京都で今も掲載を続けている数字だ。これまでの報道も、この数字を流してきたのは、多くの人が記憶していることだ。

  

  日本人の学力低下極まれり?しかも、もし5月1日から7日までの感染確認の分母になった検査数が平均292人の方が正しい数字だとしたら、それはそれで、私がずっと予想してきた怖い警告の正しさを示しているではないか!!! 東京都の検査実施数がいくら1400件になったとか豪語しても、やはりそれは、新規にコロナウィルスに感染した人には使われていなかったのか!と思えた。

  さて、調べてみて、やっと、NHKの言った数字がどこからでてきたのか 分かった。東京都のココから見られた。

 

  目を疑った。陽性者数の青い棒グラフ。あれっ???東京都の陽性患者数とあってない!!!少なくとも、5月1日から4日はこんな低いところになっている訳がない。確かにこの統計をみると、棒グラフが高くなっている5月7日の陽性患者数70人ほど?あとは、限りなく低くゼロになっているところも。平均22人。これまで発表してきた上の表との差を説明もしないで、この数字を出す東京都の神経はどうなっているのだろうか???

  いつものように、お定まりの注意書き「※速報値として公開するものであり、後日確定データとして修正される場合があります」とあるが、都がこれまで公表してきた陽性患者数は、PCR検査で分かった患者数ではなかったのか?陽性患者数がなんでこんなに低いのか、即刻それを都の発表の時に問い糺した報道関係者がひとりもいなかったのだろうか? 説明している報道もない。NHKのは、数字を並べているだけで、説明も、疑問に感じた様子も無い。報道って、いったい何だ!!!!

  あまりの不明点の多い統計。皆さんは、こんな数字を平気で東京都が発表すること。それをNHKが批判も疑問もなく垂れ流して、一人歩きしたらどうなるのだ。

  陽性率以前は31.6%になっていたが、いまは7.5%に落ちている?いつの間にか、陽性患者数の発表では1日~7日は620人÷7日=88.6人 それが、どうして????1日平均22人の怪 

  私は、義務教育も受けて、文明国にいると思って生きてきましたが、何だか、日本はいつの間にか魑魅魍魎が跋扈している国になっているようです。

  こんな数字、どうやって信じられますか? この7.5%。自分が発表してきた感染者数とも違う陽性患者数を使って計算した、7.5%で大阪に負けずに早く経済活動を再開したいとしたら、皆さん どうなるかは分かりますよね。報道も、垂れ流しするだけの報道を信じてはいけないこともわかりますよね。

  とりあえず、緊急にこのおかしさをお伝えして、詳細検討はさらに追って掲載します。

 ** 続編で、陽性患者数がなぜ発表と違う人数になっているかが分かりました!ココで続きをご覧下さい。

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