今年1月、黒川検事長の定年延長を閣議決定し、検事総長になれる道がこじあけられてしまった。そして、検察首脳人事はこれまで政治介入を許さない“聖域”とされてきたのに、その不文律を踏みにじる前代未聞の事態に日本社会は追い込まれている。「今回の件は将来に禍根を残す。ルールを曲げてまで黒川氏を残せば、官邸に嫌われると総長にはなれないという、ご都合主義が罷り通ってしまう」(文春オンラインココより転載)
昨年12月25日にはIR汚職で東京地検特捜部が秋元司衆院議員を逮捕。“最強の捜査機関”が10年ぶりにバッジを挙げ、息を吹き返したと思ったのに、今は、保釈中だ。この後、どうなるのだろう(IWJのココに詳細)コロナウィルスで人々が目を奪われている間にいつの間にか、忘れ去られてしまうのか。
省庁の審議官級以上約600名の幹部の人事権を官邸がにぎるようになってから、とんでもない人事が横行。官僚政治にも問題はあったものの、官僚が「国民のために働く」という使命を見失ってしまったかのような、「忖度」がはじまり・・・文書の改ざん、廃棄、何でもありの目を覆うことが起こり続けている。
赤木さんの遺書が新たに文春から公開され、財務省に森友問題の解明を新たに野党が国会で求めたが、要求は拒否されている。*
そして、今日、ニュースで、さらに「聖域の」人事にまで手を突っ込もうとする検察庁法の改正案5月8日から衆議院内閣委員会で審議されたことを受けて、俳優や演出家などの著名人による抗議の投稿が相次ぎ、同じハッシュタグをつけた投稿が10日午後の時点で380万件を超える大きなウネリを起こしていると知った(詳細は、NHKココより)
演出家の宮本亞門さんは「このコロナ禍の混乱の中、集中すべきは人の命。どうみても民主主義とはかけ離れた法案を強引に決めることは、日本にとって悲劇です」と投稿しているほか、俳優の井浦新さんは「もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい。この国を壊さないで下さい」と訴えています。
今見たら、Twitterで リツイートを含め470万件になっているとの報道もありました。やっと、多くの人に、今の政権の問題点がみえてきて、大きな波のように人があとから後から立ち上がって来ています。皆さん、おかしい事は、おかしい。声を上げましょう!
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんや、俳優の浅野忠信さん、ハッシュタグ付きで抗議の意思を示した。「政治の話はいつもはしないけど、これは黙っておけない」「コロナのどさくさ」「国民が感染症で苦しんでいるのに」といった投稿も目立ち、津田大介さんは「深夜にこれほど投稿が伸びるのは見たことがない」と驚きを隠さない。「新型コロナウィルスへの政府の対応は緩慢なのに、『不要不急』にみえる法改正は迅速に進む」とコメントも。
私としては、ここでいつものように、応援してくれる空のお月様をアップしたいところですが、残念ながら今日は月が雲の上からの応援で写真ではアップできませんでした。でも、月も含め、必ず天が正しい側に味方して、力を貸してくれる! 私は信じています。
頑張りましょう!!!
*赤木さんの件も、第三者委員会の公正中立な調査を求めて赤木さんの奥様がChange.orgで署名を求めて(ココで)活動中、50万の目標に対し、今もう少しで40万人になるところだ。こちらにも是非応援を!