今日は、なんとも調子の出ない1日。
昨日の朝は早起きして細い月を見られ大満足。今朝はそれ以上に早く目が覚めたので、最高に細い月を見られるかと着替えて外に出たものの、月の居る場所が開けた場所がみつからず、やっとみつけると雲が地平に張り出していて・・・そうこうしている内に太陽が上ってきました。
<今 気づきましたが、この写真4日の4時44分でしたぁ>
さて、練習してもしても、宿題の"Last Freedom"は音がうまくハマらない。
足底腱膜炎の足も朝から歩いてしまったせいか痛い。
娘の手術後の容体も気にかかるし、ぼ~っとしたままレッスンにでかけようと自転車を自転車置き場から出そうとしたら、「おっと、危ない」と声がして。振り向くと身体の細い優しそうなおじいさんが目の前にいて、愕然。どこから忽然と現れたのか想像すらできなかった。
自転車を出そうとし始めた時にまわりに人はいなかったはずだったのに。
「すみません、まったく気づかないで!大丈夫でしたか?」血の気が引いた。
おじいさんの存在に気づいていたらまだしも、ぼーっとしてまったく声がするまで気づかなかったことが1番怖かった。
おじいさんに勢いでぶつかってしまっていたらと、冷や汗。
自分の娘が被害者になって痛さや辛さを知りながら、自分が加害者になって取り返しがつかないことになるところだった。
何事もなく、神様に見守って頂いたということかと、感謝しながらも心のドキドキがずっと収まらなかった。
「事故と平穏は本当に紙一重。注意しないと」
でも、ぼーっとした頭はそのまま。
なんか、好きなピアノのレッスンに行くのに、こんな気分のことはこれまでなかったなぁと思った。
私も疲れているのかも~。
という訳で、レッスン。どんなレッスンだったか予想できてしまいますね。
「ジャズ・ハノン」はミスはありながらも、問題なくOKだったものの、まずまず練習もしていた"Untold Story "も、あれあれっ。
1回目は目を当てられないほどにボロボロ。2回目は、1回目よりマシとはいえ、盛り上がるところではつかえるし、ボロボロでした。
先生もボロボロ加減に呆れた? わたしの今の心の状態を見透かされてしまいました。
「本当は、丁寧に弾けば、ここはこんな和音をだすつもりで、ここはこんな風に弾けたらと書いてはあるのですが・・・」
と、ゆっくりと要所の和音などを正確に弾いて確認。
「音はあっているので、大事な盛り上がって行くところが滑らかにいくように・・・」
「そうですよね。でも、それって素人さんには本当に難しいいんですよ。練習してきます」トホホ。
ということで終了。
そして、悲劇の"Last Freedom" 。
合わせるのに必死で、曲想もなにもカウントをしながら間違えないように弾くのに精いっぱい。なんだか、もうツギハギだらけの怪我人のような演奏になってしまいました。
しかも、何だかあっているんだけど、あってないような(泣)
もう、今日は駄目だぁ~~~~!
先生曰く「(音が入るべきところにちゃんと入らないのは)、4分音符を4拍で16ビートで感じてないから」
私が、最初は4分音符で4つでカウントしていたのを、今回の間違え克服のために8でカウントして、裏で入ったりどうにか完成した顛末を先生に伝えると・・・予想外にも再度「"Being Peace"とかは8ビートで、それは簡単に弾けていたでしょ。でも、これはどうしても16ビートで感じて弾かないと」
でも、8カウントするだけで足が大変。16だと追いつかないと足をバタバタしてみると
「足はもちろん無理で、僕もやらないけどタタタタ、タタタタ、ンタタとか16で感じる。数えるんじゃないんだよね。この曲を8カウントで裏とかやっていると16ビートじゃない」(苦笑)
「メトロノームで4分音符を4連符でタタタタと流してはいたけど、感じるというよりはなっていてカウントは追いつかず、左足で2つを1つの8カウントで練習した」というと、「いっそ、1回はゆっくりでいいから16カウントするのでもいいけれど、16ビートで感じて弾くようにすれば、右左の音がしっかり入り込んで間違いや食べることがなくなると思う」とのこと。
再度のお宿題!!!!!でも、今日の出来では仕方がないかも(泣)
「ふと考えたのですが、私は最近朝起き抜けに特に足底が痛くて、足底腱膜炎と診断されたんですが、それって左足。ことによって、このカウントをとっての練習で足底に炎症ができたのでは?」というと、先生の一笑に付されて、レッスン終了(嘆)。
次回のレッスン日程調整をしたら、地方へ演奏にいったりで、3週間後しか無理とのこと。
3週間も、この16ビートの拷問では・・・と思い切って新曲の打診をすると。
「なんか、いいのがあったような気もするなぁ~。なんか、DVDになったのの楽譜があったんだよね」と先生。
「エンドレス・ブルーとかですかね」「あれ、どこかなぁ~」
1回レコーディングしたり、ひとしきり弾くと、そのまま御蔵入りで見捨てられている曲が先生の本棚にはひしめいているんです(笑)
でも、いつもの「忙しくて」というお得意の言い訳で、整理されることがないまま。
(いつか、お宝をしっかり整理してくださいね)
この前のライブのクラシック・アレンジの楽譜はどんななのですか?と見せて頂くと、たった2枚!
「最初8分の7とか変則的な演奏で入るし、ちょっと難しいよねぇ」(当然、無理です)
結局、カーペンターズの編曲が弾きやすいのではということになって、"A Song for you"をファイルの中から探し出して頂きました。
ただし、これもたった2ページ。
「でも、これ左手が書いてあるね」
「それは、助かります!」
「でも、右手は苦手の16ビートで感じないと弾けないかな」「知っている曲だから大丈夫です!(ウソ)」
そして、模範演奏へ。
あ~これを聞かせて頂いただけで、今日のレッスンの価値が十分にありました。
ご馳走様でした。
メロメロ、ダメダメのレッスンでしたが、結局最後は先生の演奏に癒されて、疲れを克服して家路につきました。
さあ、16ビート、足底腱膜炎の悪化を招かずに体で感じられるようになるのでしょうか????
こんなダメレッスンの話を最後まで読んで頂いた方のために先生の柏でのライブのとっておきの映像をココからご覧ください。
元気でますぅ!!!サンサーンス「白鳥」をアレンジ。先生のトリオと弦楽四重奏の贅沢な7人の演奏でお届けしてくれます。