今日のイチローは、0対６と大きく相手にリードされた場面で代打として登場。四球を選び出塁したが、続く打者が打てずに試合終了。
夕刊フジのコメントでは＜走者をためるのがセオリーだが、敗色濃厚となった最終回のバッティングカウントだけに、ある程度自由に打つことも許される場面だった。「ファンは僕の四球を見にきていない」と言い放って、超積極打法をとっていた姿とは確実に変化している。(イチローの）成長の証といえるかもしれない＞と評価している（詳細は＜イチロー、あえての「四球」は大人の流儀 大記録目前でも出塁優先＞から）
ヒットをしたいところだが、野球の本分はチームの勝利。確かに、打てる球が来なかったら、無理して打たずに四球を選ぶ。それが当然といえば当然だ。ファンとしてはちょっと残念だが、イチローの選択に間違いはない。
そして、その同じ記事の中に
＜ローズ超えについて、地元紙「サン・センティネル」の取材に「個人的には大きなことではない。重要と思ってくれるなら素晴らしいが、そう思わなくても問題ない。小さなことだとは思わないが、大きなことでもない」と話している＞というイチローの地元紙へのコメントが書かれていたのが気になった。イチローが記録へと1歩ずつ近づいていることを当然見据えていると考えていた私としては、驚いた。
原文を見つけるべくネット検索するとＳＵＮ ＳＥＮＴＩＮＥＬの ココ の記事から引用されていることがわかった。
While catching Rose is a major milestone to Ichiro's countrymen, Ichiro shrugs off the significance.
"If people think that way, great, if not, that's OK too," he said Saturday. "I don't think that it's a small thing, but I don't think it's a big thing either. That's kind of how I look at it, really. I don't think it's that big of a thing for me. I'm not out there trying to get that or anything like that. For me, it's nothing huge".
Rose has pointed out that he had 427 hits in the minor leagues, so the apples-to-oranges comparison can get unwieldy.
Although Nippon Professional Baseball is Japan's highest level it is not on par with MLB, though the caliber of play is generally regarded as above Triple-A
"It's hard to compare, but it's a lot of hits no matter how you slice it," Marlins manager Don Mattingly said, adding that Ichiro's hits in Japan should not be minimized. "I think they're legitimate. We've had a number of Japanese players come over and be really successful. I think the game is getting to be so global at this point. There's great players all over the world, so I don't want to downplay that at all.
"I think the fact that he's going to have 3,000 here, the hits over there are hits against good quality pitching and basically major league-caliber players. So they're legitimate for sure."
(概略：太字部分のイチローのコメントは上に既に記事になっている翻訳通りだが・・・他にＰ・ローズが「比較するなら自分のマイナー・リーグ時代の４２７安打も[４２５６安打に]加えて」と指摘したこと。マーリンズのマッティングリー監督が、「ＭＬＢとは日本プロ野球は同等ではなく比較しがたいが、ヒットが多いことは確かで、過小評価されるべきではない。日本から来た他の選手も（大リーグで）成功している。野球もグローバル化している。ここ（大リーグ）でイチローは3000安打を近い将来打つだろうし、勿論日本のヒットも正当なものだ」と日米通算ヒット数を評価すると言及している）正当について、"legitimate"言ってくれているのがいい。きっと、４２５６安打目を打った時、ベンチは温かい賞賛の気持ちをイチローに現してくれると確信できた。
一方、Ｐ・ローズのマイナー・リーグでの４２７安打を加えて～の話は予想外だった。そうなると、４６８３安打！
Ｐ・ローズの背中はぐっと遠のいてしまう。イチローのコメントにはこの事実も含まれているかもしれない。
日本の野球を評価しようとしない気分を感じていたからこその、あの世界野球での日本優勝へのイチローの活躍。彼の日本の野球への熱い思いが伝わってくる。だから、彼にとっては、米単独３０００本安打への思いの方が強いのかもしれない。
*思い出したい方に、「松井秀喜の世界一とイチローの世界一」、日本野球に誇りをもつイチロー」などどうぞ～。
Ｐ・ローズについては、監督時代に野球賭博が発覚し永久追放されたという不名誉な事実がある。
なにはともあれ、イチローにはまずローズの４２５６安打に並び、そして超えてもらいたい。
そして、米単独３０００本安打を達成して、日本の野球が決してＭＬＢに劣らないこと。
人格としても、薬物に頼ることもなく、怪我をせずに心身ともに健康なスポーツマンとして成し遂げたイチローの快挙を、日本人として心から誇りに感じ、世界の人と皆で祝う日を迎えた～～～～～～い！
以前、テレビでイチローが本当に毎日ユンケルは飲んでると言っていた。
薬物に頼らず、しかしユンケルは毎日飲んでいたとなると・・・日本の製薬会社のよい広告塔になるかな（笑）
私にとっても、この記事は目標が４２５６安打より、やはり米単独３０００本安打なんだという気持ちにさせるものだった。
ところで、アメリカとは離れた日本で私がイチローを応援するために送っている月パワー。
今日は、雨のあとで雲が多くまだ見えていないが、昨日は実は夜に形までは見せてくれなかったが、月のいる場所がわかるくらいにはみることができた。
＜２０１６年６月１２日２１：２１＞
「見えないけれどいるんだよ」お月様がそう言っていたので・・・
「見えないけれど、わかっているよ」と言って、この雲の奥にいるお月様にイチローへの月パワーのお届をお願いしておいた。
さあ、今日もまだまだ、０：３５にお月様が西の地平線に沈むまでには間があります。
雨はすっかり止んでいます。お月様に今夜もこれから 会えるかな？
探さないと見つかりませんよ。あなたも南から西へと視線を移しながら半月のお月様をみつけてみて下さいね！
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